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2016年11月16日

秋の芸北・市間山~立岩山縦走!

さて、先の土曜日なんだが、やっぱりこのあたりで自然の紅葉を拝もうと思えば「芸北」は外せまい・・・

てなわけでソロ活動になるんだが、芸北のトレッキングからのソロキャンプを堪能してきたぞっ!今回目指すのは芸北の山の中でもそんなに知られていない「市間山」「立岩山」じゃ!!



位置的に言えば芸北の山の中ではけっこう知られている「十方山」からみて「立岩ダム」を挟んで対面に聳えるのが「立岩山」。立岩山から尾根続きになっている尖峰が「市間山」じゃ。

この2つの山は一般的な登山ガイド本には記載されていないし、「熊に会いたければ立岩山に行け」というくらい熊の生息地として一部には知られているらしい・・・マイナーゆえに人があまり立ち入らないから余計に熊に会う確率も上がるんだろうな。

立岩山と市間山の見所としては まずは立岩山の名前の由来ともなっている 山岳宗教というか巨岩を観音様に見立てて信仰の対称にしていたと言う「立岩観音」。そして立岩山から市間山への自然林が続く尾根伝いの縦走路。

ネットで調べた感じでは坂原登山口から立岩山に登るルートと 田吹登山口から市間山山頂へ向かうルートの2つがある。この二つは臼谷林道でつながっているんだが どうも工事中か何かで貫通はしてないという情報もあったんで坂原へは吉和ICから国道186号を、田吹は戸河内ICから臼谷林道を通るようになる。

ホントは両登山道に一台ずつ車を置いて縦走するのがベストなんだが、単独行であればピストン山行を強いられるのは仕方あるまい。



わしの場合、単独行で初めてのエリアになるんだが どうも坂原ルートは沢をなんどか越えて進む迷い易そうな感じなんで 一本道でほぼ迷う恐れの無さそうな田吹コースから市間山を目指すコースをチョイス。

田吹集落から臼谷林道を走っていくと工事中の箇所になるんだが ここに市間山登山道の案内板がある。ここまでは舗装道路で下手な県道よりしっかりしているんで普通車でも問題なし。



ここから先は工事中で未舗装なんだが、工事用トラックと出会うと難儀するんで 少し進んだところにあるカーブのところに登山者は駐車するように、という看板があったんで 素直に従うことに。



熊やマムシの住むエリアに入ろうとするときはトレッキングポールを「武器」と呼んでしまう自分に気づいてしまったが、とりあえず熊に出会ったら武井壮ならどうするか?というシュミレーションをしつつ、出会わなきゃそれに越したことは無いんで熊鈴はダブルで装着じゃ。

熊にばったり出会うのは確かに怖いが、遠目の安全な位置からは一回くらい拝んでみたい、と言う気持ちも正直あったりして・・・北海道で野生のヒグマはみたことがあるが 野生のツキノワグマってまだ見た事がないんだよなあ・・・



駐車場所から200Mくらい進んだところに登山道入り口が。
ここの路肩に2~3台は駐車可能、というのは知っていたが やっぱり停めている車が2台・・・土日だと作業車両も通らないのかな?



ここから市間山山頂までは1時間半の行程じゃ。

では、さっそくレッツゴゥ!!

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先ほども書いたとおり、この市間山へのルートは一本道。
前半は半自然林・半植林地帯を黙々と登るコースで 後半は自然林の尾根歩きコースとなる。



境界の半自然林・半植林コースはそうでもないが途中から植林地帯のど真ん中を歩くコースになって これがけっこう急斜面で辛いぞ。



ひたすら登って尾根まで出ると そこからは行程差もあまり感じない実に素晴らしい自然林に囲まれた尾根歩きの一本道が山頂まで続く。



あまり登山客が居ない割にしっかり踏み込まれているルートじゃ。





間違って座ってしまいそうなくらいコシカケ状に育っているサルノコシカケ。



むぅ・・・



ほんとに一時間半ほど歩いて市間山山頂(1108M)に到着~♪

広くなだらかな山頂だが木々に囲まれて展望がそんなにないのが残念だな・・・

ちょうど立岩方面から登ってきたと言うオッサン二人組がつくろいで居たが ここがゴールで来た道を坂原までピストンで戻っていくらしい。まあこの山域は立岩観音の参拝と縦走路を歩くことに意味があるから 少人数もしくはソロの場合、ピストンになってしまうのは仕方ないかな・・・



まだ昼飯には早いし 小休止してサッサと立岩山へ向かおう。

展望は無い尾根歩きだが 森林浴と言う意味ではなかなかのルートで これは歩くだけの価値はあると思う縦走路じゃ!



ふと足元に何やら野鳥の残骸が・・・まだ肉がついていたから最近餌食になったんだろうな。まさに文字通り、鬼畜の所業じゃ(;・д・)



いかにも奴が出そうな熊笹エリア。



ブナやクリ、トチ系だけでなく けっこうあちこちにモミジやカエデのような鮮やかに赤くなる固体があるんだな・・・頂上付近は葉っぱも落ちているものがほとんどだったが 標高1000M以下のエリアはちょうどピークの時期のようで 何度も足を止めて見入ってしまったぞ(´ー`)



途中で見かけた 明らかに奴のものと思われる排泄物。
縦走路のど真ん中にこのようなものを落としていくのは やっぱマーキングとかの意味があるのか それともそれほど人の気配が薄い、ということか・・・





目の前に大きな岩が見えてきたが これをロープを使いながらエイヤッと登ると・・・



立岩山山頂(1135M)に到着~~~ヽ(´ー`)ノ

反対側の坂原から登ってきたオジサン・オバサン御一行がくつろいでいたが、数名が立てばいっぱいになる狭い山頂なんでなかなかくつろげず・・・



目の前に十方山と眼下に立岩ダムの湖が。



このエリアの山って なんだかんだで冠山くらいしか特定できないんだが こちらは山アプリで見た縦走ルートと市間山。



瀬戸内海方面はこんな感じ。

ここが立岩山の最高地点ではあるんだが 地図上の三角点はまだ先のポイントだったりする。
せっかくここまで来たんだから ついでにそのピークも踏んでおくことにしよう。



岩尾根を進んでいくと・・・



頂上直下に佇む三角形の巨岩が。

これが信仰の対象にもなっているという「立岩観音」らしいな。
とりあえず拝んでおいて しばらくなだらかな縦走路をテクテクと歩くこと20分・・・



坂原登山口分岐に到着。

これを左に進めば植林地帯を通って坂原登山口へ。まっすぐ進めば「日の平山」なるピークに10分で到着するらしい。

立岩山の地図上のピークはその「日の平山」らしいが さらに進めばヤブ漕ぎで坂原登山口付近に辿り着くらしいが、こちらは地図読み技術が必要な玄人向けコース、と 日の平山頂上で出会った単独行ハイカーのおっさんに教えてもらったぞ。
あと、ここから先の坂原コースは特に見所らしきスポットもないらしい・・・



で、こちらが日の平山(1091.4M)山頂。



御覧のように展望は皆無。そうとわかってればわざわざ来ることもなかったかな・・・(・ω・)
こんなところに居ても時間の潰しようがないんで さっさと立岩まで戻って昼飯タイムにするかのぅ。

そういえば日の平山から坂原分岐に戻る途中でコピーしたばかりの地図を拾ったが あれは山頂で出会ったソロハイカーのおっさんの持ち物じゃなかったのかな?「地図読みが必要なルート」と言っていたが無事に下山できたんだろうか・・・?



昼を過ぎると登山客も居なくなって やたら静かな山頂でカップめんとおにぎりなど・・・(´ー`)

あんまりにも静かだと熊が現れそうなんで しばしマッタリすごしたら来た道をそのまま引き返して下山じゃ!!



う~ん、逆から歩く縦走路も なかなか味わいがあるのぅ・・・
芸北 市間山〜立岩山縦走路 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



全ルートでキツかったのは 尾根に辿り着くまでの最初の上り坂だけのような気もするが それでもさすがに歩くだけ歩いたんで結構足腰に来たのぅ・・・(´ー`)

そんなこんなで今回の市間山~立岩山トレッキング、ピークハント目的であれば物足りないかもしれないが 自然林の縦走という目的ならばなかなか魅力あるルートだと思うぞ。とりあえず立岩山ピークからの展望もあるしな。

ただ やはり熊の危険があるし マイナー状態ゆえの魅力と言うのもあるだろうから 入りたいと思う人はそれなりの準備と心構えがあればオススメ、ということにしておいて 今回の山行レポは終了じゃ!!

ひぃっ!!

2 件のコメント:

  1. 未踏の気になっているルートです。
    快適な尾根歩きが楽しめそうで、おまけにブナそしてカエデの紅葉もついてくると聞けば、行かねばなりますまいっ~!
    と思ったんですが、途中で見かけたもの!でトーンダウンしましたっ。
    まあ、来年まで一年間あるのでじっくり検討いたします~。

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    1. アユミトノボルさん>ここはソロで歩くには色々心構えの必要な山域ですが 紅葉時期は他にもトレッカーがいると思いますんで比較的安心できます。ただ・・・雪山登山と春先はちょっとオススメしかねます。何かあっても誰も助けてはくれないでしょうし。まあ十方山や他の登山対象の山も雪山となると登山口に到達するまでが一大イベントでしょうし・・・

      私も気になっていた山を一つクリアしてホッとしてます。来年以降は広見山と恐羅漢の台所原をなんとかしたいんですが・・・

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