さて、今回の「乙九日炎の祭典」を見学するためにベースキャンプに選んだのは 毎度の定番、二川キャンプ場じゃ。
このキャンプ場に関しては 今更ながら特に何も語ることもないんだが・・・さすがに週末になると天気が崩れることが多かったんで 天気予報でも特に不安要素のなかった今回の週末は 中年二人組の怪しいキャンパーのわしらの他に カップルキャンパー、ソロキャンパー、そして家族連れキャンパーと、それなりに利用者が居たな。
予定では とりあえずテントを設営したあとは オークガーデンの温泉で汗を流し、夕方からは乙九日祭りの見学、そのあと焚き火を囲んでウダウダして就寝。
翌朝は少し早起きして 掛頭山の山頂でドローンを使って雲海を撮影する、、、という 完璧な計画じゃ。
その前に わしにはやることが・・・
こちらは信越シリコーン社謹製の撥水材、「POLON-T」。
前回、志高湖でキャンプした際、加水分解でベトベトが進行しているナイトヘブンをなんとかせねば、ということで購入したんだが、揮発成分でできているんで天気の良い日の屋外での作業ができる機会をうかがっていたのじゃ。
裏返しにナイトヘブンを設営して刷毛で塗っていくわけだが、速乾性なんで塗った端から乾いていくぞ。ほんとは重曹なんかで下処理をして塗装を完璧にはがしてから行うのが良いらしいが めんどいんでパスじゃ!
これを裏と表の前面に塗布して 1LのPOLON-Tのだいたい1/3くらいの消費だったな。シェルターやザックなどポリウレタン製品はまだあるんで 今後のために取っておくとして・・・
一晩テントで過ごしてみたが 朝には夜露や結露を吸いまくってグチャグチャになっていたから 正直、「撥水」という意味での効果の程は良くわかんなかったが、多少はベトツキ感が和らいだような気もするし 要は気休めでもこういう対策をやったことに満足しているから それはそれでヨシとしよう。
後ろを振り向くと TARO先生がなにやら新アイテムを片手にボーゼンとしていたな・・・(-゛-;)
なんでもこの度 エアマットを購入したんで この二川で早速寝そべって悦に浸ろうと思っていたらしいが、空気の取入れが上手くいかないらしい。
このエア式のマットというかベッドというかソファーというか、わしもちょっと気になっていて 今年の夏に買おうかどうか実は真剣に悩んでいたんだが、いまひとつ勇気が無くて手を出さなかったんだが・・・身近にちゃっかり購入している奴が居るとは・・・
わしがYOUTUBEなんかで見たプロモーション動画では かっこいい外人の兄ちゃんがパパッと振りませば 本体に瞬時に空気が入って ものの数秒で快適そうなベッドに変身していたんだが・・・
さすが中華製のバッタものだけあって 本家のように「いとも簡単に」とはいかないようじゃ。
まあ、内部の空気を溜める層がフツーのビニールだもんなあ・・・(-゛-;)
構造は簡単なんでパクリ商品はいろいろ出ているが やっぱそれなりの製品にはそれなりの価格はつくもんなんだろうな。
とりあえず風もないし、振り回して空気が入らないのであれば ライダーベルトの要領で走り回って強制的に取り込むしかないんだが、
日ごろの運動不足が祟って 20mも走らないうちに足がもつれて 豪快に転んでおられたぞ(゜-Å)
「やはり50を過ぎた大人がこんなもののために走るわけにはいかんだろう・・・これは子供がキャンプに参加する時まで楽しみはとっておくかな・・・」
と、感想を述べておられたが、要するに友人いしの息子のカン少年がキャンプに参加したときのみにこそ このエアマットの完全体の姿が拝めることになるらしい。
ま、カン少年がTARO先生のために走り回ってくれるかどうかは不明だが・・・と、いうか50のオッサンが設営できないものを小学生に頼ってしまうのもどうかと思うぞ。
とりあえず設営完了なんで このあとはオークガーデンで汗を流し、乙九日炎の祭典を鑑賞して戻ってきたのは夜の9時頃。
隣のファミリーキャンパーに 「あそこのテントの人は昼間に姿を消したきり 日が暮れても戻ってこない」、と 余計なご心配をおかけしたみたいだが・・・
とりあえず焚き火をしながらウダウダすごし、夜も更けてきたんで各々テントに引きこもって就寝・・・
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