さて、この日曜日、、、
友人HANTがたまたま見つけた何かの懸賞に応募して 映画のペアチケットをゲットしたらしい。
一緒に行く奴がいないからヒマなら来ないか?という誘いを受けて タダで映画を見れるなら、と のこのこと山口市まで出向いてきたぞ。
で、その映画というのが・・・
「BLUE GIANT」なる映画なんだが・・・正直言えば最近 マンガ雑誌などは全く読んでないんで そんな作品は知らなかったし予備知識もゼロ。
ジャンルすら判んなかったが チラシに書かれた簡単なあらすじを見ると どうも音楽をテーマにした作品らしい。
音楽か・・・ジャンルだけで判断すれば 何も知らない状態では決して自腹を切ってチケットを購入する気にはならなかっただろうな。だいたい触手が動くのがSF系か かわいい女の子が出ているとか ギャグアニメとかばかりで 芸術系とか文芸系とか恋愛系とかは好んでは観ない傾向にあるからなあ。
今回は「観客が手拍子や拍手はOK」というスペシャル版の上映会らしい・・・
もしかして「けいおん!」のイケメン版みたいな感じで 人気声優がチャラチャラと歌ったり それに合わせてキャラクターが踊ったりする映像を見ながら高校生くらいのアニメおたくギャルが黄色い声を上げる…そんな作品だったらどうしたものか、、、とか思っていたんだが・・・
それにしては観客層が老若男女 偏りがないな・・・こんな客層のアニメ映画って今まであまり経験がないような・・・。
山口市の市民会館での上映なんで ある程度は芸術性が確保されている作品なんだろうけど。
それにしても上映前から結構な行列ができているが わしらが知らないだけでそれなりに有名な作品なのかな?
わしは音楽的なセンスは全くないし ましてやJAZZなんてジャンルの音楽には接点がほぼない生活をしているから 途中で寝てしまったらどうしよう、と危惧していたんだが・・・
で、どんな作品か何も知らずに鑑賞した感想なんだが、、、
ハッキリ言えばここ数年で観たアニメ映画の作品の中では1番の出来で、最初から最後までどんどん引き込まれてしまったな。
最近は年のせいで涙腺が弱くなっているから 後半はお世話になったジャズ喫茶のオーナーに目指していた舞台での演奏が決まったことを報告をするシーンとか 老人に「だんだん良くなっている」と声を掛けられるシーンとか 特に何が、という場面でも頬に熱いものが流れっぱなしだったぞ。
バスケットはそんなに経験がなくても映画「SLAM DUNK」に熱くなったのと同様、ジャズに全く興味がなくてもココまで熱くなれるとは思わなかったな。
さすがに画面を見ながら手拍子や拍手をするようなタイミングは無かったような気がするが たぶんJAZZのリズムに合わせて手拍子しても135回はタイミングを外してしまっただろう。(←?)
原作は「岳」と同じ作者のコミックだそうだが、18歳の少年三人がJAZZの最高の舞台での演奏を夢見る物語。
十代の若者が夢を追いかけている姿を見ると 還暦近いオッサンがバーンブレイバーンの主題歌をカーステレオで大音響で聞いている場合じゃないな、と痛感したぞ。(何その感想・・・)
映画の作り方も「SLAM DUNK」のような実写をそのまま取り込んだような感じだし やたらリアル感、臨場感がある。
主人公の声優は山田裕貴が務めているが ゴジラ-1.0にも出ているし ゴーカイブルーも良い役者になったよなあ( ^^)
1年前に公開された作品らしいが 評判どころかこんな映画があった、ということすら全く知らなかったとは・・・
そんな感じで オススメ度はかなり高いし 見て損はない、と言っておこう。
いやいや、ほんと、食わず嫌いって駄目だよなあ・・・。
ふふぅ~・・・
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