令和7年3月20日(木)~22日(土)の伊勢・熊野参拝旅行 まとめ
3月20日(木・祝)
⑦道の駅飯高駅 香肌峡温泉いいたかの湯~道の駅パーク七里御浜
3月21日(金)
3月22日(土)
⑳笹の滝
国道168号線を更に北上し、道の駅「吉野路大塔」に到着。
何かめぼしいものでもないかと調査したが 夕方近くのため客足も少なく寂しい状況だったな・・・
隣接する軽食喫茶みたいな店で「陀羅尼助ソフト」なる商品を発見。これはちょいと男心をくすぐられたんで購入してみることに。
あんまり山口県辺りでは馴染みがないからわしも知らなかったんだが、「陀羅尼助」というのは大峰山の開祖と言われる役行者が伝えたと言われる和漢胃腸薬。
主な効能は下痢止めなんだが 要は正露丸みたいなもの、と言えばわかりやすいか。しかし正露丸とは原料や作り方が違うんだとか。
味は陀羅尼助そのものを食ったことがないから良くわかんないし比較も出来ないぞ。
幼いころから良く知っている正露丸も「どんな味なのか?」と聞かれたら「正露丸みたいな味」としか答えられないような気もするし・・・
で、このソフトの味なんだが 少し苦みが効いて、見た目通りコーヒーフレーバーを振りかけたような感じかな。量も少なめだから思ったより違和感なく食べられたぞ。こりゃあ もし食べ過ぎて腹を壊しても 陀羅尼助の効能があるから問題にはなるまい。(←矛と盾の話を思い出した・・・)
さらに小腹対策として 柿の葉寿司(さば)と じゃばらウォーターを購入。
「じゃばら」はケンミンショーかなにか TV番組で扱っているのを見た記憶があるが 和歌山県の北山村の特産品柑橘類で あまりのすっぱさに鬼も逃げ出すとか花粉症に効くとか、たしかそんな話題だったような・・・
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さて、休みはもう一日あるにはあるが やはり下関まで片道8時間はかかることや 下関に戻ってからの休憩を考えると ギリギリまでこの地で遊び呆けてしまうわけにもいくまい。
そういうわけで和歌山の潮岬、白浜方面の散策は今回は諦め、十津川村から国道168号を北上し五條市方面を進むことに。
途中、「笹の滝」の看板を見つけたんで どうしようかな~、と迷ったが やはり最後に一発 百名瀑の一つでも見学しておこうか、ということに。
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国道から林道っぽい山道を走ること10数キロ。笹の滝遊歩道の入り口に到着。
「笹の滝」は日本百名瀑にエントリーされている名瀑。2003年にこの辺りを散策した際にもこの滝はチェックしていて 形もなんとなく覚えているんだが、そこに行きつくまでの遊歩道はどのようなものだったのか 記憶がぽっかり抜けてしまっていたんで その穴埋めという意味もあるぞ。
何かよくわからんが 天誅組の志士をしのんだ歌碑らしい。
で、こちらが遊歩道入口。
巨岩と それを縫うように山道が。
10分少々歩いていくと、
岩のトンネルが現れる。それを抜けると そこに・・・
笹の滝が現れた!!
これだけの山奥なんで さすがに水の綺麗さは半端ないぞ。
笹の滝の源流は大峯奥駈道の一峰、涅槃岳。
この滝は標高約500Mの位置に流れ落ち 花崗岩の岩盤を流れ落ちる滝の高さは32M。
百名瀑の中では落差は正直言って大したことがないが 正統派の直瀑で姿かたちが良い事と やはり周囲の風景が素晴らしいな。
正面の岩に移動してパチリ。
雨後なんかは足元が滑りやすそうだから注意しないとな・・・夕方にこんなところで怪我をしても誰も助けちゃくれないだろうし・・・
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さて、長々と引っ張って来た今回の旅行記も 次回のネタで最後じゃ。
もう一回だけ続くッ!!
玉置神社の参拝を終えて 十津川村のほぼ真ん中に位置する道の駅「十津川郷」までやって来たわし。
ここで何かしら昼飯にありつこうと考えていたが この道の駅のテナント食堂は手打ち蕎麦の店、ということで蕎麦アレルギーなんで断念・・・
なんか前回来た時と同じ過ちを犯しているぞ、わし・・・
で、駐車場に出店していた屋台でちらし寿司と煮こんにゃくなどをゲットして 簡単に昼食を。
山の幸メインのちらし寿司だったが 美味しゅうございました。価格もちょっと高めだったけどそこそこ満足じゃ!!
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県道52号を北上、国道169号と合流し「道の駅おくとろ」に到着。
なんのオブジェかと思ったが このあたりの川は「瀞峡」と呼ばれ筏下りが名物なんだそうな。
ここで昼食か温泉でも・・・と思ったが 営業時間には少し早くて結局何もできず・・・
仕方ないんでサッサと次の目的地に向かうか。
途中の道沿いにか細い水の流れを発見。
「雷の滝」というからには ゴロゴロガッシャーンと轟音と共に流れている滝かと想像していたが 岩肌にちょろちょろと流れる程度だったぞ・・・何か他に謂れでもあるのかな?
急峻な渓谷の下にエメラルドグリーンの水面の瀞峡が。
ここが和歌山・三重・奈良の三県境。ここから奈良エリアの「対向車が来たらどうするの?」というような細い山道(そんなのばっかしだな、この旅・・・)を延々と進み・・・
やって来たのが奈良県十津川村の山奥に鎮座する「玉置神社」じゃ!!
ここは世界遺産になってからネットなんかの影響で徐々に知られるようになったが そのアクセスの難易度、神秘的な雰囲気、樹齢3000年とも言われる古木が乱立し、「神様に呼ばれた人しか参拝出来ない」と言われた秘境のパワースポットじゃ!!
・・・その割には神様に呼ばれた人が多すぎるような。
結局 メイン駐車場に入れるスペースがなく第二駐車場まで回されたぞ。まあいいけど。
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次に向かうのは「大丹倉(おおにぐら)」と呼ばれるパワースポット。
大馬神社から一旦 熊野の海側に戻って県道52号を使って山の中を進むルートをカーナビに案内されるがままに進んで行ったんだが・・・
これがなかなか狭い道で 「対向車が来たらどうするの?」という道を十数キロ 延々と走らされたぞ。
あとでネットで見ると「この道は推奨しないので反対側から進むべし」とか書いてあったな・・・そんなことは最初に言ってもらわないとわからないんだが とりあえずなんとか林道との合流点に到着。
こんなところに民家があることにも驚きだが ヤマメ料理をやっている店のようだな。
ここからやっぱり「対向車が来たらどうするの?」という道を約4キロ。終点が大丹倉の駐車場になっていて10台くらいは止められそうじゃ。
わしが目指す「大丹倉」はこの駐車場から徒歩5分ほど。登山道を25分くらい歩けば「表丹倉」なるスポットに到着するらしいが それは調べてなかったし そもそも登山をする装備も体力も無かったんでパスじゃ!
ココは元々「天狗鍛冶」と呼ばれた近藤兵衛さんの屋敷跡だった場所らしい。
雰囲気のある道を歩いていくと
鳥居が現れるが こちらが大丹倉の入り口。
高倉剣大明神様と
『橿原神宮遥拝所』の碑。
ちなみに橿原市の神武天皇陵まではここから100キロくらいあるらしい。とりあえず方向があってればOKなのかな?
山頂には「天空の亀」と呼ばれる大岩の展望台が。
なんでも「修験者の聖地」と呼ばれているらしいが パワースポットと呼ばれている所以なんだろうな。
高さ200M、幅500Mほどの大岩盤なんだが、ここからじゃ大岩の先っちょしかわからないんで ガイド本に載っているような全景は拝めないんだな・・・
とりあえず、手すりや柵なんかはないから落下したら絶命確定じゃ。
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名勝・天然記念物、そして世界遺産でもある高さ25Mの獅子岩(獅子巖)。
井戸川上流に位置する大馬神社の狛犬という位置づけなんだそうじゃ。
その「大馬神社」にも当然 参拝予定なんだが、その前に
地震による隆起や風化と波の浸食によって生じた大岩壁、鬼ヶ城。
国の名勝・天然記念物、そしてやっぱりこちらも世界遺産の一部じゃ。
鬼ヶ城には2003年にこの地に来た際に訪問しているんで 今回は再訪になるわけだ。
時間が無かったらパスしても良いかと思っていたが、せっかくだし久しぶりだしな。
鬼ヶ城の散策ルートは片道約1.2キロで徒歩40分かかるらしい。ゴールからスタート地点まで戻るのに30分くらいは掛かりそうなんで やっぱ全てを踏破する時間(と、いうか体力・・・)は無さそうなんで 途中まで見て歩くか。
こちらがメインの千畳敷。ほとんどの観光客がココまで来て折り返すらしいが 全景はこちら。
もう少し進むと、
よくもまあ あんなところに遊歩道を設置したものよ・・・
そういえば前回来たときは岩にデジカメをぶつけて破損させたんだっけ。慌てて市街地の家電量販店に向かってデジカメを新調して余計な出費をしたんだが そういうことは景色より覚えているもんだなあ。
ま、鬼ヶ城の概要はこんな感じかな~。
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