さて、オリンピック開催に伴う4連休なんだが 昨日から今日にかけてキャンプなどにいそしんでいたわけだが・・・
キャンプネタは次の機会に紹介するとして 今日はキャンプを終えて萩に戻る途中、阿東町で観察してきたキツネノカミソリの様子をご紹介しておこう。花のシーズンは短いから もう来週には遅いネタになってしまうからな・・・
ホントは福岡・佐賀県境の井原山とか由布岳 猪の瀬戸とか多良岳とか それなりの名の知れた群生地に行きたい、とは思っているんだが 今の時期に山歩きなんかをする体力もないしな・・・
以前・・・と、言っても もう10年くらい前の話になるが 北浦自然観察会のN会長に 阿東町銅(あかがね)エリアにあるキツネノカミソリ自生地の場所を教えてもらっていたんで 今回も手軽に観察できるそこを目指したんだが、
すっかり行き方を忘れてしまったが、迷い込んだ道の途中、たぶん萩市と阿東町の境目くらいだと思うが 「雨後の滝」なる看板を発見。
・・・どうみても人工物なんだが 雨が降ったら滝みたいになるんだろうな。
そしてやってきた、「蔵目喜ふれあいセンター」。
この蔵目喜エリアはかつて鉱山開発で栄えていて ここは旧蔵目喜小学校の跡地を利用した当時の資料を展示している資料館、なんだそうだが 正直オープンしているところを見たことがないぞ。前回来た時も土日だったろうから 平日営業しているかどうか確かめたこともないけど。
ここから蔵目喜川に沿って歩いていくんだが 徒歩でしかアプローチできないんでここに車を置いて・・・
この八幡様の右横の道を進むんだが、久しぶりに来たらすっかり荒れ放題じゃのぅ・・・
以前はもう少し歩きやすかったんだが たぶんやってくる人もいないんだろうな。ご覧のような有様じゃ。
前回やってきたときも荒れているのは荒れていたが、それでも竹藪の中と左側の藪の中にかなりの数のキツネノカミソリを見ることが出来たんだが、今回はすっかり藪に押されて駆逐されたのか 数株しか見ることが出来なかったな・・・
キツネノカミソリは彼岸花の仲間で イメージとしては自生といっても人の手が入ったお寺とか杉林とか山道沿いとか そんな場所に花をつけている感じかな。彼岸花同様 ちょっと人の手が入らないと雑草や藪に対して競争力は弱い感じがするわけだ。
せっかくの群生地なんで 少し藪を整備してやれば球根で増えるキツネノカミソリは復活できそうな気もするが、このままではここも壊滅してしまうだろう。しかしながら どうみても老人しかいない集落だし キツネノカミソリを生かして町おこし云々、といってもどのくらいの集客があるかは未知数だし、どうしようもないのかもしれなあ・・・
キツネノカミソリは彼岸花ほどではないけど気づいたときにはちょこちょこ見かける花だが、それでも名所となりえる「自生地」となると 正直 県内ではあまり思い浮かばない花だったりする。同じ仲間の彼岸花、水仙はどこでも見るし 夏水仙みたいな完全な園芸種でもないから マイナーな存在といえば確かにそうかもしれないが。
そういえば周南の莇ヶ岳にキツネノカミソリの自生地がある、という話を最近小耳にはさんだんだが、この時期に莇ヶ岳に登ることを考えると 規模から考えても九州に行きたくなるわなあ。
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