2015年11月26日

六郷満山・両子山!



両子寺は718年、仁聞菩薩が開基した、国東半島に栄えた山岳修行・・・すなわち「六郷満山」の中山本寺で、総持院として全山の統括をしていた格式高いお寺じゃ。



今回はメインと考えていた競秀峰のトレッキングが午前中に終了してしまったんで このまま山口に戻るのもアレだな・・・ということで もう一山登ることを画策していたんだが そこで目をつけたのが両子寺の後ろに聳える 国東半島の最高峰、両子山というわけじゃ。

両子山に登るには まず両子寺の境内に入らなければならないんだが、さすがに紅葉シーズンなんで観光客の数も半端じゃなく 車を停めるだけで何分間も待たされてしまったぞ・・・

とりあえず 入山料を支払って登山の無事を祈願してお寺の参拝から済ませておこうかの・・・



本堂の護摩堂。

さて、この両子寺には「七不思議」と呼ばれるスポットがあって、両子寺の「奥の院」から山の中に点在する「針の耳」だの「鬼の背割」だのを観察しながら進んで両子山の山頂を目指す、という趣向があるわけだ。



一旦 境内から出て 国東半島最大級、そして最古の部類となる「仁王門」にやってきたぞ。ここが今回目指す両子山のスタート地点となるわけじゃ!!






参道を再び登って境内を散策していこう。



ここ数年は毎年 この時期になると国東半島に紅葉を愛でにきているんだが、今まで安定の景観と言うか ハズレは無かったんだが、今年はココもほかのエリアと同様、一番良い時期を迎えないまま見頃は終わってしまったようだな・・・(´□`)



七不思議のひとつ、「しぐれ紅葉」とやら。

なにが不思議かと言うと 晴れた日でもこのモミジの下から上を見上げると しずくが顔に落ちてくるんだそうな。
すっかり葉を散らした残念な光景に わしも上を見上げながら頬に一筋の水が滴り落ちる感じを覚えてしまったが・・・(゚ーÅ)



両子山の山頂にはテレビ塔などのアンテナが乱立し それを管理するための舗装された車道が頂上まで延びている。その舗装道路を歩いてもいいんだが、やはりココは「七不思議巡り」の趣向がキモであることは間違いなかろう。

「七不思議巡り」のスタートは奥の院から始まるんで ここはまず 奥の院の参拝から済ませていこうッ!!



で、こちらが両子山の「奥の院」
不老長寿の霊水が裏の洞窟から流れていて 不老長寿と子宝祈願のご利益があるんだそうな。



ではいよいよ、メインイベントの「七不思議巡り」ルートへ・・・



(゚Д゚)!!



・・・残念ながら七不思議巡りルートは入山禁止、ということで 仕方ないんで舗装道路を歩いて登るとするかのぅ・・・ココまで来て 入山料まで支払って 頂上を踏まずしてスゴスゴと戻るわけにもいかないからな・・・

確かに蜂の危険は料金所にも注意を促してはいたが、入山禁止ならばこっちはそれなりの格好をしているんだからその時に言ってほしかったな・・・



「車でもキツイんじゃないか?」という傾斜の舗装林道を黙々と歩くのは ハッキリ言って心にも体にも相当なダメージが蓄積されるが、見所が全く無い、というわけでもなくて、上の画像は岩の上に根を張ったモミジの木。

あとでパンフレットを見たら「岩張モミジ」なるパワースポットなんだとか。



こちらは七不思議のひとつ、「鹿の爪割」。 単に鹿の爪あとのような窪みがある、という岩じゃ。



単調な道をヒーコラ言いながら登り続けたが、アンテナが見えたらゴールはもう少しじゃ!!





こちらが両子山山頂(721.5M)。

地図で見ると国東半島のど真ん中にどっしりと構えている山なんだが、意外と頂上は狭いし 雑木が育ちすぎていて景色もイマイチ・・・ゆえにこのような展望台があるんだが、他の登山客はみんな降りてしまった後のようで誰も居なかったんで 独占させていただいたぞ♪



展望台の上に立つと千灯岳や姫島、津波戸山から別府湾までぐるっと見渡せる なかなかの絶景じゃ。

しかし ちょっと霞が掛かっていてあんまり遠くは拝めないのと やはりテレビ塔などの人工物があって 舗装された林道などが頂上まで延びていると 正直あんまり有り難味と言うものに欠ける、という印象かな・・・



それはそれとして、せっかくココまでやってきたんで 山ラーなどを炊いて一服♪

最近のカップめんはやはり侮れんのぅ・・・(´ー`)



やはり舗装路を黙々と歩いた影響でフクラハギが異様に張りまくっているが こんな感じで今回の山行も終了じゃ!

国東半島の山も ここ数年でメジャーどころはだいぶ歩いたような気もするが、来年のターゲットは何処にするか考えておかなきゃなあ・・・ふぅ・・・

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