2015年11月25日

競秀峰アタック!

世間では3連休の11月第3週末・・・

わし的には日曜・月曜の2連休なんだが、せっかくの連休と言うことで どこぞで紅葉などを愛でながらトレッキングでも・・・と、いうことでやって来たのは大分県中津市。

中津市の紅葉の名所と言えば やはり「耶馬溪」が筆頭だと思われるが 特に人気のある「一目八景」などでは観光客が押し寄せてしまうのは必至・・・



てなわけで やって来たのは耶馬溪入り口にある「青の洞門」
土曜日の夜に下関を出て 道の駅「耶馬トピア」にて車中泊を行ったが そこからは車ですぐの位置じゃ。

まだ早朝なんで駐車場も余裕でガラガラじゃ♪

今回のターゲットは「青の洞門」の上に屏風のように広がる岩稜で、耶馬溪六十六景の一つ、「競秀峰の景」と呼ばれている。

この競秀峰に岩山を巡る遊歩道が付けられている、と知ったのは 実は去年 羅漢寺を散策した時なんだが、登山アプリ「YAMAP」でも地図がダウンロードできたんで 今回の散策と相成ったわけじゃ♪



この競秀峰散策ルートは 青の洞門の入り口側と出口側にあるんだが、駐車場がほぼ中央の位置となる。今回は駐車場から300Mほど南下した「弘法寺」を起点として 北の青の洞門入り口に降りて来るルートをチョイス。

「弘法寺」という名前もそのまんまだが、そういえば今回初めて知ったんだが、「青の洞門」って わしはてっきりイタリアの「青の洞窟」をもじったネーミングかと思っていたが、「青」という地域にある洞門で 単なる地名だったんだな・・・



んでもって こちらが弘法寺の奥にある「南側入り口」。



これは北川入り口に降りてきたときにあった案内板だが、コースの概要はこんな感じ。




では、早速 れっつらゴゥ!!ヽ(´▽`)ノ






少し歩くと早速 巨大な岩に遭遇・・・



・・・事前調査を怠っていたから どっちに進んでいいのか判らないが、とりあえず「陣の岩」から歩いてみるかな。

・・・「馬の背」って やっぱり想像通りのルートなんだろうなあ・・・



で、このように えぐれた岩の間を歩くコースを抜けると



「陣の岩」なる岩の上の展望台に到着~♪

もちろんそんなに標高があるわけじゃないが、真下に駐車場や国道、山国川なんかが間近に拝める なかなか大した光景じゃ(´ー`)



ちなみに 陣の岩からも「馬の背」に行くことができる。



やっぱりそうか~・・・(-_-;)

わしは事前調査不足で知らなかったが、馬の背から先はルートが不明瞭で一般的には通行不能。 ゆえに単に狭い岩場を往復するだけのコースなんだそうな。

で、それを知らないでそのまま進んでいくと・・・



迷ってしまいました・・・(*´ -`)エヘッ

道路から近いんで喧騒なんかも聞こえてくるから 「遭難した」という感じではないが とりあえず道なき道・・・いや、なまじソレっぽく獣道が付いていたから迷ったとも言えるんだが・・・30分くらいウロウロして



余計な寄り道をしてしまったが なんとか正規ルートに帰還成功~♪



次なるスポットは「釣鐘岩」だそうだが、



むぅ・・・



さらに進んでいくと この遊歩道ではメインとなるスポット、「妙見堂」が見えてくるぞっ!



ほほぅ・・・







しかし こんな場所にお堂や石仏を作ってしまう修験者の方々のご苦労を考えると気が遠くなるのぅ・・・



妙見堂の岩の上も展望台になっているんで ちょっと登ってみたぞ。
中央のおむすび状の岩場の右にご夫婦トレッカーが歩いているが 手を振りながらコミュニケーションを取って喜んでいたり・・・

このまま歩いていけば あの山の上に行くんだろうなあ・・・



で、こちらがその岩の上。

自撮りは己の足の短さが一目瞭然だから あんまり好きじゃないんだよなあ・・・(´□`)



更に進むと「展望台」が。



今までの岩の上からの展望に比べると 視界が一方に限られるが この岩々の上を歩いて横断するルートがあるなんて 下から眺めただけではなかなか想像もできないよなあ、やっぱり・・・





・・・金儲け目的・・・じゃないよなあ・・・



てな感じで 標準で100分が目安らしいが、迷ったせいで2時間近く掛かって ようやくゴールの北川出口に到着じゃ!!



ふぅ・・・高低差もそんなに無いから思ったより疲れなかったし、お手軽コースの割にはなかなか楽しめたかな?



こちらが禅海和尚が 難路に困っている民衆のために岩場を避ける形で一人で貫通させたと言う「青の洞門」



もちろん 車道の部分は近年になって作られたものだが、禅海和尚が手彫りで貫通させたと言うオリジナル部分も 短い区間だが残されているぞ。



ココに来るといつも思うんだが、ノミひとつで30年も掛けて黙々と穴を掘り続ける集中力は大したものだと驚嘆せざるを得ないが、そこまでやるんだったら別ルートを考えるとか川に橋を架けるとか 他にやりようがあったような・・・

なんか 故意に一番苦労するルートを選んだような気がしてならないぞ。
半分は修行の意味もあるような気がするが 慈善事業じゃないから そりゃ完成の暁には利用者から通行料を徴収しようと言う気持ちも十分判るぞ・・・



今度は青の洞門から羅漢寺に抜けるルートも歩いてみたいものよのぅ・・・


2 件のコメント:

  1. 禅海和尚さん 洞門完成後は通行料を取ったのなら 穴掘り中は何をしのぎにしていたんでしょうか?・・・   なんにも考えずに一つの事に集中するってある意味うらやましいです。
    毎日の生活に追われ その日暮らしで流れて行きますフゥ(o´Å`)=з

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  2. とんぼさん>やはり「通行料を徴収した」という一文には「坊さんなら見返りは求めないはずだ」という先入観を壊された感じがしました。やはり修行や慈善事業というより 単に穴掘りが趣味だったのでは・・・?

    作業中は「自分たちのためにトンネルを掘ってくれている偉いお坊さんだ」と施しを与えていた村人たちも いざ開通すると「通るなら金をよこせ」と言われて憤慨していたんではないか、という光景が頭をよぎるのですが 考えすぎかな?

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