2024年5月26日

湯野温泉 / 湯や 晴ル音

 ども、最近になってようやく第七王子と鑑定スキルの男の子の区別がつくようになった者です(-ω-)/

今年の4月に山口三名湯の一つ、湯野温泉に日帰り温泉施設がオープンした、という情報は当然知っていたものの なかなか周南市まで足を運ぶ機会がなかったんだが、今日ようやく訪問してきたぞッ!今日はそのレポじゃ!!

で、こちらがその立ち寄り温泉&カフェの「湯や 晴ル音(はるね)

元々ココにあった「国民宿舎 湯野荘」が老朽化のため市より地元の法人に無償提供され  湯野温泉の観光拠点となるべくリニューアルオープンされたという施設。

「元 国民宿舎湯野荘」ということで その位置が判っていれば迷うことはないだろうが 案内板があるんだか無いんだかわかんないんで 知らないとアプローチは結構わかりにくいと思う。

では早速 お湯を頂くとするかのぅ・・・

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湯野温泉 湯や 晴ル音

山口県周南市大字湯野4346-2
泉質 :含硫黄・弱放射能-アルカリ性単純温泉 PH9.5 32.4℃
効能 :筋肉痛・神経痛・軽症高血圧・糖尿病・軽い高コレステロール血症・疲労回復など
営業時間 :11:00~21:00
料金 :平日660円、土日祝770円

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駐車場から向かって右の建物が受付とカフェと足湯棟で 左の建物が湯小屋。

まずは受付を済ませて湯小屋へGO!

休憩室&ロッカールーム
更衣室には脱衣籠しかないんで貴重品はコチラのロッカーに入れておこう。

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浴室内は当然 撮影禁止なんで 画像は「晴ル音」サイトよりの無断拝借。

メインの大浴槽と源泉水風呂というシンプルな内容なんだが、流し場のリニューアルはしているが基本は以前の「湯野荘」の浴槽をそのまま流用している。

公費を使っているんで可能な限り節約したかったのは判るんだが、せっかく外観やその他を2億円ほどかけてリニューアルしたのなら せめて浴室の天井くらいは再塗装するとかできなかったのかな?
泉質で勝負するのはいいが 浴室に入ったとたんになんとなく残念な雰囲気に変わる、というのはどうなんだろう?

屋外には一人用の小さい壺湯が置かれているんだが そんなに利用者がいないことを想定しているのか、空間が贅沢というか無駄というか・・・内湯に浴槽しかないんだから屋外に休憩用のベンチとかでもあれば良かったと思うんだが この壺湯があるせいで実質 露天スペースは一人しか利用できないと思う。

わし的にはサウナを期待していたんだが サウナは貸切専用で6600円という価格。
人数制限4人までということだが 価格的に単独利用では手が出せないだろうな。しかしながらサウナをグループで貸切利用するとなると対象はカップルか若者グループくらいだろうし サウナブームが収縮しはじめている現状では 維持費がペイできるか難しいところだと思う。わしのようなオッサン達がつるんで仲良くサウナを貸し切りで利用しても絵にならないし、それだったら2500円払って長門湯本の大谷山荘の立ち寄り湯を利用するだろうし。

ここの施設で素晴らしいと思うのは 前回の湯野荘のレポでも書いた通り 小さめの源泉風呂に尽きると思う。大浴場の熱い湯と源泉浴槽の水風呂の交互浴は非常に有効だと理解できるが・・・それだけというのは厳しいかも。



この源泉浴槽、サウナの水風呂として使うには温度がもう少し低ければ言うことないが、、、
わしはドライサウナ派なんだが この水風呂を有効に生かそうと思うならば 収容人数3~4人程度でも簡易的なミストサウナがあれば良かったんじゃないかと思うわけだ。

この施設は湯野温泉に来た観光客向けの施設で インスタ映えとかオシャレを重視して割とリッチな都会のOLを客層として考えているんだろうし、かつて地元民のための公衆浴場として日帰り温泉を提供していた「元湯 小松」の再来ではない。
今の時代、リニューアルをすればそっちの方向になるだろうし 価格的には周南市ということを考えれば そんなに高いというわけでもないんだろうが・・・ただ レジャー的な要素があまりないから割高に感じるのも確かかな。

湯野温泉にある旅館の紫水苑が 露天風呂を新設して日帰り入浴700円(土日祝750円)、もう一つの旅館、露天風呂と夜市川の借景のある芳山園の日帰り温泉が660円、ということを考えると この「晴ル音」のアドバンテージは何だろう?という疑問はどうしても拭えないな・・・

観光拠点としてターミナル的な施設を想定していたならば 例えば湯野温泉の情報やインフォメーション的なコーナーがあっても良かったし 休憩スペースや販売所、自販機なども置いた道の駅みたいな作りにしても良かったんじゃないかな?湯野温泉にはレストラン的な食事スポットが思いつかないんで そういう施設も必要だったのではないか?
現状 湯野温泉エリア周辺では 人の流れが道の駅ソレーネ周南を中心になっているが 人気の施設でいつも激混みで 本当に温泉に入りたい、あるいは宿泊をする人以外には なかなか湯野温泉まで足を運ばないと思う。

これはわしの希望というか 個人的意見なんだが、この晴ル音、建屋は限られたスペースだが施設の面積自体はそれなりにあるんで 大浴場に併設する形で適当な人数が収容できるサウナ施設を作れば 湯野温泉を盛り上げるそれなりの起爆剤になったんじゃないかと思う。

サウナ情報サイト「サウナイキタイ」で島根県の人気ランキング1位になっている「四季荘」は 大浴場改装の際に別棟にサウナ施設を作って 通路でつなげている。
つまり銭湯的な利用をしたい人と 別料金を払ってサウナ棟も利用したい人とを分けつつ大浴場は共存をさせているのだが、サウナは源泉を引かなくても水風呂さえ導入すれば 資本と熱意があれば作れるし、そういう作りは可能だったんじゃないかな。

サウナブームが何時まで続くか未知数だし これまでのような盛り上がりはないかもしれないが 周南市って三丘温泉のバーデンハウスが休業中の現在、気軽にサウナに入れる施設が下松の健康パークくらいしか思いつかない。県内でも一番経済活動が活発なエリアにもかかわらず 案外とスーパー銭湯とかサウナ施設は空白エリアなのだ。

わしだったら 単に汗を流したいだけなら食事もできて敷居の低い防府市の「和の湯」に行くだろうが 雰囲気のいい湯野温泉あたりに特色のある、地の利を活かした あるいは敷居の低いサウナ施設があれば話題作りにはなったと思う。
たとえば湯野温泉の旅館の宿泊者には割引、あるいは温泉手形みたいなものを発行してフリーパスでサウナに入れる、とか特典を付ければ 旅館側にもメリットはあるし 県内外からの呼び込み 宣伝効果にはつながるんじゃないかなあ?

そういえばこちらの「足湯カフェ」にも興味があったんだが 飲み物メインで軽食はかき氷類のみ。
かき氷はかなりそそられて わしにもう少し心と財布に余裕があれば試したかったんだが、溶けてしまえばなくなるものに1200円を払う勇気がなくて今回は断念・・・

何でもそうだが バブル後のデフレを経験したわしのような世代の人間は 価値観や考え方を変えていかないと最近の価格相場に追いていけないな・・・。

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そういえば前回のテントサウナイベントの時にも書いたが 現在 芳山園で入浴施設の増設工事中なんだが、ここが貸切ではなく日帰り立ち寄り可能だったとして 価格は他の施設と足並みをそろえるだろうが 敷居の低いサウナ設備があるとすれば 「晴ル音」の存在意義は危ういかもしれないな・・・

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