2020年5月7日

【山口県の滝データ】周南市・虎ヶ岳の滝

周南市大字大河内
落差 観音の滝(6M)、天望の滝(5M)、滑滝(10M)

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周南市の旧 田布施に向かう途中に 周南市と光市、下松市の境となる「虎ヶ岳」の登山道があるのだが 今回紹介する滝はその登山道沿いに流れ落ちている滝だ。

周南市大河内方面から進むと 山のふもとに「常安寺」というお寺があって ここが登山道の入り口。この虎ヶ岳の登山道は良く踏み込まれて整備されているので迷うことは無いと思う。



登山道の入り口にこのような地図が置いてあって、今回目指す「観音滝」と「天望滝」がイラスト入りで紹介されている。
イラストを見る限り ちゃんとした滝のような印象を受けるのだが、正直言ってこのイラストは誇大表現なんで、過大な期待を抱いていくとガックリしてしまうこと受け合いなんで注意されたし。

だいたい30分くらい山道を歩くと 最初の「観音の滝」が現れる。



・・・・(-_-;)

想像通りショボいな・・・。

水量も少なく落差は5~6Mってところだが よく見ると下のほうにも流れが続いているのがわかる。いちおう滝つぼらしきものもあるんだが でもコレはやはり「滝」というより「沢」だろうな。

思い切り脱力感に襲われた後、気を取り直してさらに進むと より流れの細くなった上流に「天望の滝」が現れるのだが・・・・





これが噂の「天望の滝」

確かに水は流れているのが確認できるのだが、あまりに細く すぐ崖になっていて危険防止のためのロープが張られていて 近づくことが出来ないから普通のデジカメで撮影するのは難しいな。それでなくても藪に隠れてほとんど見えないし。



ちなみに「天望の滝」の上にはこのような看板が立てられている。

ここだけ杉林が途切れて その間から下界の様子が拝めるから「展望」=「天望」の滝、という名前がついたんであろう。つまりカッコいい名前は滝の上から眺める風景のことであって 滝そのものが天を望むような迫力がある、という意味ではないわけだ。

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今回はもちろん滝も目的の一つだったのだが、とりあえず登山がメインだったんで そのまま頂上に向かうことに。

頂上に着くと麓の常安寺に向かう別ルートの表示板があって、それに「滑滝」という記述があったんで 下山はこのルートを通ってみて ちょいと確かめてみることに。

この「滑滝」は常安寺の右手の裏から登るルートにあるのだが、このコースは登山道としては道はこなれているが傾斜がかなりきついんで あまり一般的ではなく、ゆえに滝の存在もあまり知られていないみたいだ。

このコースはうっそうとした竹林を抜けて 「立岩」なる巨石から始まるルートだが 滝を拝むためだけなら15分くらいで行けるんじゃなかろうか?
ただし 人もあんまり来ないから妙に怖いし、道はちゃんとしているが滝から頂上までは相当ハードなコースだぞ。



「滑滝」は 流れは確かに少ないが10mくらいの落差で岩盤の上をさらさらと流れていて ちゃんと「滝」の形をしている。
正確な長さはわからないが 20Mくらいあるんじゃないかな?少なくとも「観音滝」や「天望滝」の数倍はマトモだと思うぞ

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