2020年4月7日

大川昇開橋温泉

毎日コロナのニュースが流され せっかくの花見シーズン真っ盛り、晴天の日曜日も不要不急の外出は控えなければいけないような雰囲気が社会全体に漂っているよなあ・・・

そんな中、Facebookの九州温泉サークルの投稿で「大川昇開橋温泉」なる施設が コロナの影響で経営が悪化、4月12日をもって閉店する、という情報をゲット。

なかなか「週末に遊び呆けていた」というのは言いにくいし ブログやSNSに投稿すると世間に白い目で見られてしまう可能性も無いことはないが・・・もう閉店が目前に迫っているとなれば これは「急を要す」案件と言っても差し支えないんじゃなかろうか?



と、いうわけで下関を朝5時過ぎに出発して やって来ましたこちらが「大川昇開橋温泉」

・・・なんだが、さすがに朝7時半頃に到着したのは早すぎたか。営業は9時からなんでしばしどこかで時間を潰さねばならんのだが、「福岡県大川市」と聞いても「家具が有名な街」ということしか思い浮かばず・・・



観光案内地図を眺めても とりあえず「古賀政男」を知っている程度で あとはやっぱり家具の町、ということか。
わし的には古賀政男より「最後の弟子」こと大川栄策のほうが馴染みがある(そういえばザ・ベストテンかなにかで箪笥を担いでいたっけなあ・・・)し、家具と言っても最近はニトリかサコダか、ちょっと前に話題になった大塚家具か地元の太陽家具くらいしか馴染みがないし そもそも興味がないし・・・



とりあえず すぐそばにある「旧筑後川橋梁(大川昇開橋)」がやっぱり一番の名所のようなんで 時間つぶしに見学するかのぅ。



wikiの解説によれば
筑後川昇開橋(ちくごがわしょうかいきょう、Chikugo River Lift bridge)は、日本国有鉄道(国鉄)佐賀線に存在し、筑後川をまたいで福岡県大川市佐賀県佐賀市諸富町(廃線時・佐賀郡諸富町)を結んでいた鉄道可動式橋梁である。佐賀線の廃線後も保存され、現在は歩道橋として活用されている。旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)として重要文化財および機械遺産に指定されている。」

・・・と、いうことじゃ。



いちおう見学は無料のようなんで 時間つぶしにはもってこいじゃ♪



梯子でもないと鳴らすのが不可能なほど高い位置に取り付けられている幸福の鐘・・・





ほぅ・・・



ボランティアらしきおじさんが「今から上げるよ~」とか言って橋を稼働させてくれたぞ。
この時期は観光客向けにわざわざ橋を上げ下げしてくれるらしい。



でかい建造物が動くのを見ると なんとなくテンションも上がるものよのぅ・・・(´▽`)



橋は歩行者専用で 上げ下げしたところで川の船舶の通行に何か関係するわけでもないので 時間関係なしで観光客が見学に来たり地元住民が通行する時とか 随時上げ下げしてくれるらしいぞ。



まあ、いい時間潰しができたわい(・∀・)



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で、9時の開店時刻になったんで噂の大川昇開橋温泉へ。





コチラの施設、温泉はモチロンだが食堂や宴会所もあって 昔ながらの健康ランドの業態のようじゃ。
なんでも売り上げの主力だった宴会客がコロナの影響でキャンセルが相次ぎ、先も見えないことから廃業の決断をしたらしい。中国人や韓国人の観光ツアーってあまり温泉に来ないような気もするんだが 今は日本人すらレジャー目的の外出、会合は控える傾向だからなあ・・・



入浴料は600円だが朝10時までは400円らしい・・・



こちらの1000円定食メニューは入浴券も含まれている、ということで割安感があったんで わしもホイホイと購入♪

ではさっそく温泉を頂こうかのぅ・・・

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大川昇開橋温泉・大宝ノ湯

福岡県大川市大字向島2526-1
泉質 :ナトリウム塩化物-炭酸水素塩泉 PH7.53 70.9℃
効能 :打ち身・捻挫・筋肉痛・疲労回復など

令和2年4月12日にて閉店

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こちらは「大川昇開橋温泉」HPより無断借用した大浴場の様子。

メインの源泉湯は温度差が付けられた2つの浴槽で、その他ジャグジー、水風呂、電気風呂、寝湯、座湯、露天風呂、、、と一通りそろっているが どれも十分な湯量が注がれているのが特徴かな。シャワーも源泉が使われており 豊富な湯量に支えられているのがわかる。窓の外には筑後川と大川昇開橋がどどんと聳えている。

テレビ付きのサウナ室も十分な広さ。この内容で600円という価格は福岡県内にあっては立派だと思う。

掛け流しで使われているお湯はやや薄緑かかったナトリウム系のもの。アルカリ性のツルツル感のあるものだが おそらく以前入った同じ大川市の「緑の湯」に近いものじゃないかな?

・・・しかしコロナの影響で収入の要の宴会客が少なくなって経営が厳しいというのは判るんだが 勿体ないのぅ・・・
思うに施設自体 築年数が相当経っているし 規模もでかいんで売却先を探そうにも施設の改修、今風のスーパー銭湯っぽくリニューアルしようにも費用がかなり掛かりそうなんで 無理のない話かもしれないが・・・

ココの経営母体は大川市の家具メーカー、ということだが 観光の要が大川昇開橋くらいしか思いつかない大川市にとって この施設の廃業は相当の痛手だと思うし 本来なら行政がなんとかして公営にする、とか考えるべきなんじゃないか?とも思ってしまうわけだ・・・



ま、閉店を知って初めて来た わしのような余所者がどうのこうの言っても仕方ないんで 入浴とセットになっている「選べる1000円定食」で朝食 兼 昼食など。



ザ、日本の定食、って感じかな。

御馳走様でした(´▽`)

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昇開橋で橋の上げ下げをしていたボランティアのおじさんに
「風呂上がりにはココで饅頭を買えばいいよ。美味しいよッ!」と勧められてやってきた 商店街の一角にある「鹿江屋」さん。

たしかに周囲はシャッター商店街なのに ここだけは次から次へとお客さんが絶えない人気店の様じゃ。



わしのように「一日に一回はあんこを食べないとイライラしちゃう病」という不治の病(普通に考えたら単なる糖尿病の疑いが・・・)だと やはりここは何か買わないとな。

名物っぽい「昇開橋まんじゅう」は売り切れて買うことはできなかったが 店の若女将に話を聞くと一番人気はあんこの団子らしい・・・その他 薄皮まんじゅうとか桜餅とか 「ココでしか見ないアイテム」より そういう一般的なものがおススメなんだとか。

たしかに名物っぽい「昇開橋まんじゅう」(これも正体は単なる酒まんじゅうのようだが・・・)以外は よくあるアイテムばかりのようだが 独自の「甘すぎない餡子」が人気の秘密らしいぞ。



と、いうわけで購入したのがコチラ、餡子の団子と茶まんじゅう(白あん、黒あん)、少し黄色っぽいのはリッチに栗まんじゅう。他にも栗大福が気になったんだが さすがにそれだけの饅頭を一気には食えんしなあ・・・(´▽`)(←別に一気に食わなくても・・・)

美味しゅうございました(๑´ڡ`๑)ペロリ (←はやり糖尿では・・・?)

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