2017年10月3日

(再録・日本一周記091)2003/10/04・ウッシッシとふざけて善光寺参り

(第91日目)長野県飯山市~野沢温泉村~長野市~白馬村~大町市~堀金村~安曇村



朝5時過ぎ 飯山市の外れ チェーン装着用の名も無い駐車帯にて起床・・・

昨日は夜間走行で周りの景色が全然判らなかったから どのあたりに来ているのか今ひとつだったんだが 実は千曲川のすぐそばで 今日最初に予定していた野沢温泉村まで5キロくらいのところまで来ていたな。こりゃラッキー♪

と、いうわけで適当にパソコンをいじった後、すっかり日も登ったところで野沢温泉村に向かうことに。おととい友人TARSHIのとこを出発してから風呂に入ってなかったし 最近寒い日も続くんで 久しぶりにゆっくり朝風呂と洒落込もうかのぅ。

野沢温泉村・・・新潟との県境に程近い、名前のとおり野沢菜と温泉が売りの村だな。

国道からちょっと山の方に進んだところに温泉街があるんだが 山の中の素朴な雰囲気の 良い感じの街並みだ。





右の写真は野沢温泉の源泉の一つ、麻釜(おがま)。ここから町の各地に温泉がひっぱられているわけだ。

左の写真は13箇所ある外湯の代表格、「大湯」。どこに入っても良かったんだが 今日は折角だからココに入ることにしようかの。
温泉♪温泉♪ おほおほおほ。(←笑い声)


今日は他にも入浴客がいたんで いつものようなサービスカットは無しだな・・・

ちなみに野沢温泉の13箇所の外湯はどこも全て無料で入り放題だ。すごい太っ腹だな。それでいてお湯はアルカリ泉の非常にレベルの高いものだったぞ。
本当に湯治が目的なら この温泉は今までこの旅行で見てきた温泉の中でも トップクラスで推薦できると思うな。

ただ 少しお湯は熱めかな?「ぬるめ」と書かれた浴槽でも ウッカリしていると茹でダコになってしまうし 「熱め」と書かれた浴槽では わしは入って5秒も耐えられなかったぞ。

←大湯の前の土産物店で購入した温泉饅頭。何と言う会社の商品かは控えてなかったが 直営店らしくバラ売りもやっていたんで 喜んで2種類購入。

ノーマルタイプが63円、栗入りタイプが84円だ。


右は麻釜の前にある店で一個50円の温泉玉子を買ったときに振舞われた漬物の試食の数々。

たまに野沢菜の漬物を食べるとメチャメチャ食欲が出るのはなんでだろう?


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温泉も堪能して体が綺麗になったところで 次は心を清めるべく善光寺をお参りするために 長野市へ向かうことに。

むぅ・・・さすがにでかいな、善光寺・・・
土曜日と言うこともあって門前の商店街も人出が多かったぞ。

最初(画像左上)の門をくぐって商店街を歩き、本殿に入る前の「三門」(画像左下)とやらは工事中でご覧の有様だったな。

容量の関係で全ての建物の画像を載せることはできないが 広い敷地のあちらこちらに それ一つでも充分だろ、というようなお寺があって その頂点に立つのが右下の画像の善光寺本殿らしい。
それほどの格式がある寺なら、と言うことで賽銭として45円ほど投入しておいたぞ。

わしも「善光寺」という名前くらいは聞いたことがあるんだが 見るのは初めてだからな~。

恥ずかしながら「牛に引かれて善光寺参り」なんて言葉も 身分の高い人や金持ちが わざわざ牛車に乗ってまでして善光寺にお参りに来る事かと思っていたぞ。

いやいや わしも自分では「どうでもいいこと」は割と知っている方だと思っていたが 常識問題では知らないことの方が多いな・・・。

本殿の中に鎮座していた 名前は忘れたが「カネヅルさん」だか「ピンフ ツモさん」だか「どびんむしさん」だか なんかそんな名前の偉いお坊さんの像。(←バチあたり・・・)

要は病気の身代わりをしてくれる、と信仰されている人で 悪いところをナデナデして拝んでおくと その場所を守ってくれる、という ありがたいお坊さんなんだとか。

もう体中が多くの人になでられまくってツルツルで 顔なんかは磨り減って半分無い状態だったぞ・・・

わしも賽銭(10円)の引き換えとして心臓あたりをじっくりとモミモミさせて頂いたが 傍から見たら怪しい趣味の男と思われたんではなかろうか?



さて、長野県も愛知県側から始まって新潟県の手前まで行ったんで そろそろ岐阜県に向けてUターンするとしようかのぅ。

と、その前に山道に入る前にガソリンを補給。(エネオス 271.6K地点 26.7L / 2888円) タンクにはまだまだ余裕があったんだが 木曽路の例を見ても また山道でガソリン単価が高騰することが充分考えられるからなあ。(実際 安曇野あたりでは108円まで上がったぞ)

その割にリッターあたり103円くらいだったんで言うほどは安くはなかったな。長野市に入る前の中野市で見かけた価格は単価95円だったぞ。長野市の方が規模が大きい町だから安いと思ったんだがなあ・・・くそ~・・・

それはともかく 今度は戸隠村鬼無里村を通って北アルプスの麓、白馬村に向かうことにするぞ。ホントは「あんずの里」とかも見たかったんだが どう考えても今の時期は行ってもアレだしなあ。

戸隠・鬼無里の両村には「鬼伝説」があるらしく それらしい塚をあちこちで見ることが出来たなあ。あんまりインパクトがなかったんで写真には残していないが。

それと戸隠高原も見ておこうと思ったんだが 高原に行こうとした途端に雨が降り出したんで途中で止めてしまったぞ。戸隠と言えば やはり蕎麦かジライヤ(?)くらいしか思いつかないし まあ今回は省略しても良かろう。



長い山道を抜けて白馬村に到着~♪

なんか周りの山はスキー場だらけだな・・・確かに白馬と言えばスキーとジャンプくらいしか思いつかないが・・・

ここで何か腹ごしらえをしようと道の駅「白馬」に立ち寄るが 予想通り 蕎麦くらいしかメニューに無かったな・・・
(_ _。)・・・シュン (←悲しき蕎麦アレルギー男・・・)

で、しょうがなしに買ったのが このリンゴ。「秋映」とかいう品種で一個250円もしやがったぞ。まとめて買えば少しは安くなるみたいだが・・・
まあ 本格的に腹を満たすのは後ほどコンビニでも寄るとして、とりあえずココはこれで我慢することに。



大町市に入ったところでコンビニでパンと牛乳などを買って昼食を済ませることに成功。これから先は市を名乗る都市も無いみたいだから ここでネットに繋いでメールチェックと昨日分のホームページのアップロードなどを済ませておく。



これは「仁科三湖」とかいう断層湖。左の青木湖と右の木崎湖、それと中綱湖の3つがあるらしいが 中綱湖が見当たらなかったな・・・

恐らく国道から少し離れたところにあるんだろうけど めんどくさいから別に見なくてもいいや。

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この辺りから「安曇野」という地域になるぞ。


「安曇野」という言葉の響きは良いんだが 不勉強のせいで 何処を見ればよいのか全然わかんないぞ・・・

個人的には言葉のもつ雰囲気で「遠野」とか「出雲」とか「高千穂」なんかと同じような 御伽噺というか昔話というか そんなイメージがあるんだがな・・・

次に立ち寄った堀金村の道の駅「アルプス安曇野・ほりがねの里」の産地直売店では 地元のオバチャンが作ったオニギリや惣菜なんかが 閉店前の半額セールになっていたんで わずかに残っていた売れ残り品を買うことに。

オニギリは2個200円、と 普通だったんだが ナスの揚げたやつが1パック75円だったんで ほのかに嬉しかったぞ。

ついでにデザートとして またまたリンゴを購入。これは紅将軍とかいう品種で7個一袋で450円。先ほどの「秋映」に比べて実に道の駅っぽい買い物だな・・・

このリンゴは「今日の夕食」兼「夜食」兼「明日の朝食」になることだろう。
・・・って、わしはリンゴダイエットでもしているのか?



夕方5時頃、岐阜県との県境にある安曇村道の駅「風穴の里」に到着~。

もう岐阜県までは目と鼻の先なんだが 国道を通って県を越えるよりは やっぱ野麦峠は通っておきたいし 今日は少し早いがここで夜を明かして明日にでも峠越えをしようかのぅ。

・・・と、思っていたんだが ここで周辺の道路情報などを調べようとウロウロしているときに どこぞのオバチャン同士の会話が耳に入ってきたぞ。

「これから一泊して明日はどうなさる予定なんですか?乗鞍ですか?」
「いえ、乗鞍は今日行ってきたんで 明日は上高地に行くんですよ~」
「あら、私達は明日 乗鞍なんですよ。 で、今日の山の様子はどうでした?」
「良かったですよ~ 雲が出ていたんで周りの山はあまり見えなかったけど紅葉が凄くてねぇ・・・」「あら?!もう紅葉が見れるの?」
「この辺じゃあ まだ山の木も青々としているけど 乗鞍の上のほうは それはもう素晴らしくて ちょうど見頃の時期でしたよ・・・」



(-_-;)  むぅ・・・(←何やら思案しているらしい・・・)



今日の一枚・・・
善光寺の本殿。 東大寺、三十三間堂に次ぐ大きさなんだとか。

走行距離206K
出費金額野沢温泉駐車場・・・200円
温泉饅頭(2種類)・・・147円
温泉玉子・・・50円
善光寺駐車場・・・500円
賽銭・・・55円
ガソリン給油(26.7L)・・・2888円
りんご(秋映1ヶ)・・・250円
りんご(紅将軍7ヶ)・・・400円
そうざい(揚げナス)・・・75円
そうざい(オニギリ2ヶ)・・・200円

コンビニにてお茶・パン・その他・・・771円

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