2017年9月22日

(再録・日本一周記084)2003/09/27・なんとっ!山のブドウ!!

(第84日目)山梨県牧丘町~山梨市~甲府市~韮崎市~高根町~大泉村~
白州町~勝沼町~下部町~上九一色村

(T-T)・・・ ←良いタイトルが思いつかなかったらしい・・・


朝6時、牧丘町の道の駅「花かげの郷まきおか」にて起床。

昨日の夜 この道の駅に停車していたのは わし以外にトラックと乗用車が一台づつだったんだが 目を覚ましたら何時の間にか回りに車がごった返してしたな・・・へんぴな町にある道の駅だと思っていたが さすが秩父や奥多摩に抜ける主要幹線のそばにあるだけあって土曜日ともなると家族連れのRVやキャンピングカーが多いな。

さて、今日の予定なんだが 本当はこの先の埼玉との県境にある三富村の西沢渓谷に行って滝百選の「七ッ釜五段の滝」とやらを拝みたかったんだが、やっぱり山梨の代表的な渓谷である「御岳昇仙峡」に行くことにしよう。

こちらにも滝百選の「仙娥滝」なる滝があるみたいだし 地図を見る限りではどちらの渓谷も少々滝までは距離があるみたいだし・・・1日に2つの渓谷をトレッキングするのも少し辛いから 今日は欲張らずに昇仙峡一本に絞るとしよう。

と、その前に山梨市のセルフスタンドでガソリン給油。(エネオス 277.6K地点 31.79L/3171円) 
富士山やらの登山ルートが多かったのと 最近このHPを仕上げる作業が徐々に遅くなっているのが燃費にかなり影響しているみたいだな・・・



程なくして甲府市の山奥にある「昇仙峡」に到着~。

この昇仙峡は紅葉の時期が終わる11月までは渓谷沿いの道路は交通規制があって一般者の車での侵入は不可なんだそうな。

入り口に市営の無料駐車場があったんで車を止めると 親切なタクシーのおじさんが交通誘導したりあれやこれや話し掛けてくれるんだが 最後に「遊歩道は車も使えないし 歩くしかないよ。上までタクシーで運んであげるから 下りだけ歩いた方がいいよ~」、などと 実は単なる営業目的だったんで やんわりと断わり とりあえず見どころもわかんないんで素直に入り口から歩いて散策することに。

ちなみに昇仙峡の主なルートはだいたい片道4キロ。アップダウンがそんなにないんで時間さえかければ誰でもヘラヘラと歩いて散策することが可能だ。

 そこのけそこのけ お馬がとおる~♪

ま、歩き終わった後にわかったんだが 結局この渓谷のハイライトは最後の方の「円覚峰」「仙娥滝」に尽きるみたいなんで 完全制覇を目論まなければ車で上の終点の方にある町営無料駐車場に車を止めて そこからチョロチョロッと滝まで歩くようにすれば わしのように往復2時間も歩くことなく時間が大幅に短縮できるぞ。

遊歩道の最初の方は「らくだ石」だの「トーフ石」「猫石」だの 単品の奇岩がメインなんだが いちいち写真を撮ってはいないな・・・遊歩道の最後の方はなかなか豪快な景色を拝むことができる。
そのかわり馬車はこっちまでは来ないみたいだけど。

円覚峰はでっかい岩山の一つなんだが 山そのものが巨大な岩で円覚峰以外の頂もちゃんと名前が付けられているみたいだ。きちんと調べなかったから どれが何と言う岩なのかわかんないけど・・・




遊歩道も岩の下を歩いたり岩で自然にできたトンネルをくぐったり なかなか趣があってよろしい。そんな遊歩道のクライマックスが左の写真の仙娥滝
もちろん日本滝百選の一つで昇仙峡のシンボル的な存在だ。




やっぱり山梨といえばブドウは外せないだろう、ということで ここで頂いた「巨峰ソフトクリーム」(300円)

クリーム自体はなかなか美味かったが 難癖をつけるとすればコーンが湿気ていて まるで濡れ煎餅のようにフニャフニャだったことかな。そんなソフト 初めて食ったぞ。



きっちり昇仙峡散策に2時間かかってしまい ちょうどお昼になったんで 次の目的地に向かう前に立ち寄った韮崎市の道の駅「にらさき」

なんか妙に幾何学的なデザインの建物だな・・・ちなみに道路の反対側に作られたドーム状の建物は立ち寄り温泉施設らしい。

ちなみにこの道の駅では平凡にアジフライ定食などを頂く。めずらしくもない一品なんで写真には残さなかったぞ。
わしの地図には載っていなかったから最近できたばかりの道の駅なんだろう。高根町の清里高原の入り口にある道の駅「南きよさと」

なんか公園と敷地を共有しているみたいだな。花畑が広がって 家族連れで来るにはいいかもしれん。
まあオッサン一人で来るには少々寂しいものがあるが・・・・飯もレコーディング(おといれ・・・)も ついさっき韮崎の道の駅で済ませてきたばかりなんで ここはホントに覗くだけで退散。


♪ふぉっ ふぉ ふぉぉ~~
(←ホルンの音を表現したかったらしい・・・)

長野県との県境、八ヶ岳の裾野にある清里高原だ。残念ながら肝心の八ヶ岳は雲に覆われて またもや完全な形で山を見ることができないみたいだな。

ここは近年になって開発された新興の高原避暑地で 牧場なんかもあって展望もよく、都心からも近いこともあって最近は若者で溢れ返っているスポットらしい。
たしかに駅周辺はオシャレな店が建ち並び 若いギャルなんかがウロウロしているんだが わし的には渓谷の滝めぐりとか 美し森あたりの散策をした方が似合っているんだろうな。

今日はそんなことをしている時間も無いし 清里とやらがどんな所なのか判っただけで満足なんで 県道11号の富士見高根線を走りすぎるだけで退散。

そこから再び国道20号の甲州街道に戻り 甲府方面に南下を開始。途中、白州町の道の駅「はくしゅう」に立ち寄る。

比較的 新しい建物の道の駅なんだが 見るとなにやら行列が・・・・

この道の駅では 後ろにそびえたつ甲斐駒ケ岳から流れる名水百選 「尾白川渓谷水」を無料で汲める設備が備わっているのだ。
南アルプスの天然水がタダで汲み放題、と聞いては わしも並ばないわけには行くまいな。早速 水筒の中に残った麦茶を空にして詰め込ませてもらったぞ。

しかしポリタンクで汲みに来る人はわかるんだが 御丁寧に「南アルプス天然水」の空容器をダンボールに20本くらい抱えて汲みに来る人は・・・

まあ確かに本物の南アルプス天然水だから文句をいうつもりもないんだが、このあたりで飲み屋に行ってミネラル水で金を取られる場合は この光景を見てしまったら少し釈然としないものがあるかもしれないな。






ふたたび甲州街道を進み、甲府市内でHPの更新と ホームセンターを見つけたんで耳掻きなどを購入。
「そういえば旅に出てから耳を掻いたっけ?」と一旦疑問を抱いたら もう一日中耳がこそばゆくて落ち着かなかったからな・・・その割にはいくらほじっても大した耳垢は発掘できなかったけど。

写真は昨日取り忘れた 勝沼町の県営ぶどう園「ブドウの丘」でのショットだ。もう夕方だったんで明かりも少なく うまく撮れなかったんだが・・・

この辺りはブドウの有名な産地で さすがにシーズン真っ盛りということもあって 主要幹線道路を走っていてもあちこちでタワワに実ったブドウを見ることができる。写真の田んぼのような野原のような緑の部分はみんなブドウ畑だ。

これだけあれば一房くらいもぎ取っても わかんないような気がするが・・・しかしさすがに巨峰は高いな。観光農園だと一房800円あたりが相場かな?ちょっと食べてみたかったが さすがにデザートとして無職の旅人が買うには少々高価すぎる気がするぞ。

まあ もし機会があったら道の駅か農協の直売店で買えば4~500円で買えばいいしな。ここはグッと我慢するか・・・・



非常に無駄な動きをしている感がぬぐえないんだが ぶどう園の写真を撮った後はコンビニでパンなどを調達。 再び甲州街道から国道52号を使って南下し 今日の寝床とする予定の道の駅「しもべ」に向かう。

夕方6時頃には 山に囲まれた甲府地方はもう真っ暗だ。天気も崩れて雨が降ってきたし おまけに甲府から離れるにしたがって町の明かりも少なくなって 夜7時にはあまりの寂しさに心細くなってしまったぞ。

夜8時頃、ヒーヒー言いながら峠の入り口にある道の駅「しもべ」に到着。しかしながらココは人の気配が全く無く、ここで雨降る一夜を一人で過ごすにはかなり勇気が要るな・・・
余りの寂しさに5分も耐え切れなくて そのまま車を進め、上九一色村に到着。本栖湖の近くにある国道沿いのチェーン装着用駐車場が トイレも照明もあるしトラックが停車して一夜を過ごすような体制だったんで ここで今夜は過ごすことにしよう。

もともと上九一色村とか本栖湖は明日回る予定だったし、最初はもう少し先の静岡県にある道の駅「朝霧高原」まで進むつもりだったんだが 中途半端に県をまたぐよりは ココの方が近くていいだろ。

それよりも わしの車の前方にずっと駐車してある一台の軽ワゴン車が気になるな・・・人の気配も全くないし 雨が降っているから登山客とも思えないし・・・単なる放置車かもしれないが場所が場所だけに中で心中なんかしていたらどうしよう・・・

などと自分ひとりで勝手に恐怖心を煽りながら 夜はふけていくのであった・・・



今日の一枚・・・
御岳昇仙峡・「円覚峰」

走行距離265K
出費金額ガソリン給油(31.79L)・・・3171円
巨峰ソフト・・・300円
アジフライ定食・・・682円
コンビニにて弁当・菓子・お茶・その他・・・1271円
計・5424円

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