2017年5月30日

(再録・日本一周記025)2003/07/30・シンジコノ ナミタカシ・・・


(第25日目)山口県萩市~島根県三隅町~多伎町~大社町~出雲市~玉湯町~斐川町

今年は梅雨明けが遅いとは言っても 今日の時点ではすでに明けているはずなんだが昨日から雨模様・・・しかし予報では昼から徐々に晴れてくるらしい。と、いうわけで早速、「本州・北海道ルート」の旅に出発するかのぅ。

前回の「九州・四国編」の旅では結局 最終日の昼に「今日の夜には帰る」という1回の電話しか親にしなかったんで 今回は数日おきに連絡を入れる、ということを約束させられて元気に出発だ!

今日の予定はとりあえず旅の安全を祈って出雲大社にお参り、ということかな。天候のほうは結局 雨の前線とともに北上した形になったんで一日中降ったり止んだりだったんだが・・・

ちなみに今日のタイトルは 今から20年ほど前の島根大学の入試の合否発表の電報の一文だ。(合格すると「イズモタイシャデ エンムスビ」というゴージャスな一文が贈られるらしい) 
そんな情報を誰から聞いたか?なんてのは秘密だがなっ!



朝9時半に実家を出発。道の駅「萩しーまーと」でいきなりトイレ休憩をしたあと 延々と北上し10時40分、島根県益田市に突入。

11時20分、道の駅「ゆうひパーク三隅町」で島根県の散策スポットの検討とトイレ休憩。(←歳のせいで近いらしい・・・)

島根県は幅は狭いが縦にはやたら長い地形をしているな・・・ホントは「匹見峡」とか「石見銀山」「三瓶山」なんかもチェックしたかったんだが この天候では少々厳しいだろうし、まあ匹見峡なら萩から近いんで今回 無理をしなくても来る機会もあるだろう。

てなわけで まっしぐらに出雲大社を目指すことに。日本海側を延々と200キロ近くの一本道なんだが やっぱり山口県~島根県の山陰線は古くから交通の要所(というより生活の命綱だけど)ということもあって同じ田舎でも九州・四国の道に比べたらはるかにマトモかな?まっすぐなんで疲れていたら眠たくなってしまうルートなんだが とりあえず竹下さんと安倍さんに感謝じゃ。(安倍さんはあんまり・・・)

13時30分、道の駅「キララ多伎」に到着。

やっぱりこの山陰ルートは「道の駅」が発祥しただけあって 「道の駅がなんたるか」をよく心得ておるなあ・・・比較的どこでも安心して利用できるぞ。

この「キララ多伎」はこのあたりでもかなり大規模な道の駅で どうやら大規模な公園施設のひとつという位置付けらしい。
レストランや巨大駐車場はもちろん、海水浴場や風車のある公園、ウェディングチャペルなんかもあったりするぞ。少し離れているが「いちじく温泉」なんてのもあったしな。

でも「道の駅」で結婚式の写真を撮る人なんているのか?

ここのファミレス風のレストランで昼飯をとることに。これは「本日のランチ」こと「鮭そぼろ丼定食」 700円也。ホントはここの名物は鯛めしらしいが まあ初日の昼からそんなに金を使うわけにはいかんしな・・・


右はデザートとして頂いた多伎町名物のいちじくを使用した「いちじくソフト」 250円也。

言われなきゃ「いちじく」と気づかない一品だっ!(←そんなこと言っていいのか?)




適当に腹も膨れて 再び車を走らせること数十分・・・ついに本日のメイン、「出雲大社」に到着だっ!!

いきなり「因幡の白兎」の銅像なんかが建っているな。このウサギ相手にノホホンと遊んでいる人たちが この日本を作ったらしい・・・。

しかしさすが出雲大社、なんというか・・・格というか威厳というか雰囲気というか あなどれないものがあるな。

わしも思わず賽銭としては最高レベルの50円を投入。(セコ・・・) もちろん「いつも縁があるように」という願掛けだ。ホントは5円玉を持っていれば「始終ご縁があるように」と45円を投入するんだがなあ。(←旅の安全祈願は?)

一通り散策した後、次の目的地、「日御碕灯台」に向かう。ここは日本灯台100選はもちろん、世界灯台100選にも選ばれている 自称「東洋一の灯台」ということらしい。(自称?) なんでも石造りの灯台では日本一ノッポさんらしいぞ。
これは観ておいて損はなかろう。

これが「日御碕灯台」

もっと大きい写真や展望台からの風景もあったんだが 建物や風景のスケールがデカすぎてフレームに入らなかったりしてマトモな写真がなかったんで 遠景で勘弁じゃ。

ここの海岸線は奇岩の絶景も凄いんだが 岩の柱状摂理が細かい割にしっかりとしているのが気に入ったな。近づいて岩だけ見てても それなりに楽しめるぞ。

あとウミネコの繁殖地なんかもあるんで冬に来るのもいいかもな。寒いだろうけど。

ここ、島根半島には西の「日御碕」とともに 東には「美保関」という これまた風光明媚なポイントがあるらしい。これも要チェックなんだが ちょいと時間的に厳しいな・・・
晴れてたら全然問題なしなんだが 天気も悪いし どのみち「絶景」と歌われた「日本海に沈む夕日」も拝めそうも無いんで 美保関は明日に回すかのぅ。
どうにもこうにも時間が中途半端なんで とりあえず宍道湖のほとりにある「道の駅・秋鹿なぎさ公園」に向かい 今後の計画を練ることに。

←遠目に観たら海だか湖だか よくわかんない宍道湖。さすが中国地方随一の湖だけのことはあるわい。

この湖畔にある「道の駅 秋鹿なぎさ公園」は宍道湖でのスポーツやキャンプなどの水上イベントの基地的な役割を担っている施設らしく 少し通常の「道の駅」と趣が違って長居は難しい雰囲気だったな・・・

レストランもどこかのグループが何かの発表をするために貸し切っているみたいで入れなかったし・・・

この時点で夕方の6時をまわっていて これからどこを観て回る、というわけにもいかず 飯も難しければココで一夜を過ごすにも早すぎるし居づらいし・・・これは困ったものだな。

ポンッ!(←手をたたく音) ここはやっぱり温泉だろう!

ほんとは出雲に向かう途中にあった「温泉津(ゆのつ)温泉」が いかにもツウっぽくて良かったんだが 温泉津町をぐるっと回っても旅館ばかりで 立ち寄りの湯があるかどうかわからずにあきらめていたのだ。
ここいらにも「松江しんじ湖温泉」とか「平成出雲温泉」やら やたら温泉があるんで少し試してみたいしな。

で、「平成出雲温泉」とかいう 新しいんだか古いんだかわかんない温泉にも興味はあったんだが ここは「山陰最古の温泉」として「日本の名湯」とも言われている「玉造温泉」にトライだ。

「玉造」という名前そのものが 勾玉とか古墳時代、神話時代なんかを連想させてロマンがあるからな~♪




で、これが玉造温泉の立ち寄り温泉スポット、「玉造温泉・ゆ~ゆ」だ。おニャン子クラブは何の関係もないぞ。

しかし「山陰最古の温泉」はいいとして、この超近代的というか前衛的というか 抽象的なデザインの建物は一体・・・・?

ここの入浴料は600円。サウナは別料金というんで少し高いんだが 「ゆったりセット」という「温泉と食事がセットになったプラン」は1000円なんだと。

食事はラーメン、うどん、そば、うな丼の定食から1つを選べるらしいが どうせ夕飯も食わなきゃいけないんで「うな丼セット」を選ぶ。定食の単品が600いくらだということを考えれば この組み合わせなら トータルで考えれば安い部類に入るんではないかな?
ラーメンやうどんには小鉢がついてくるのに うな丼には小鉢として梅干2つ、というのには少々 腑に落ちない部分はあったが・・・
なんで梅干?

温泉そのものは 広い浴槽でゆったりできたからいいとして どうも「山陰最古」という売り文句とコンクリートの幾何学的な建物の中の露天風呂が わしの感性には少しマッチしないな・・・

あと 余計なことかもしれんが この辺の若者は少々ガラが悪いな。別に騒ぐ、とか 犯罪が多い、というわけでもないんだろうが 皆さん攻撃的なファッションと常に威嚇の目つきをしておられるのがなんとも・・・30以上と思われる人は皆さん温和な表情なのに・・・

ま、みんながそういうわけじゃなくて マトモな青少年は単に夜は出歩かないだけなんだろうな。

風呂場でどう見ても高校生くらいのお兄ちゃん2人組が みごとに全身刺青だったのには思わず目を奪われてしまったではないか。いわゆる最近流行りのTATOOじゃなくて 日本「ヤ」の伝統的な刺青だったし・・・。おまえらは「刺青入浴禁止」の文字が見えなかったのか?

まあ別に被害をこうむったわけじゃないからいいけど。

温泉とうな丼を堪能して 時間も8時を回ってちょうどいいんで そろそろ第二弾初日のねぐらを、と 検討した結果、宍道湖湖畔にある斐川町の「道の駅 湯の川」をチョイス。

国道9号沿いにある道の駅だけあって 駐車場はトラックでいっぱいだな。まあ下手に寂しいところよりは良いんだが・・・

そりゃそうと久しぶりにロードスター号で寝るんだが どういう体位だったら安眠できるか?というコツをすっかり忘れてしまったぞ・・・・
まわりのトラックもエンジンかけっぱなしでうるさいし こりゃ今日は眠れるかな?


今日の一枚・・・
神話の舞台らしく さすがに風格が漂っている出雲大社

走行距離289K
出費金額日替わりランチ(鮭そぼろ丼定食)・・・735円
いちじくソフト・・・250円
賽銭・・・50円
日御崎灯台入場料・・・150円
玉造温泉ゆ~ゆ・ゆったりセット・・・1000円
入浴後の牛乳・・・100円
お茶・・・150円
計・2435円

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