2017年3月19日

(再録・日本一周記006)2003/06/28・おてんとう様に我は求め訴える!!


(第6日目)熊本県・天草諸島~鹿児島県阿久根63237~63641



雨が降ると車の窓が開けられないんで 昨日は12時過ぎにようやく寝付いたものの 朝の6時には起床・・・我がロードスター号は屋根が布製なんで雨音が車内に響くからなあ・・・
そりゃそうと雨風がひどくて視界がほとんど無いんですけど・・・

そうは言っても今日一日はどうあがいても晴れそうに無いし かといって一日ここでボ~ッとしているわけにもいかないので あきらめて「道の駅・不知火」を出発。


←ちなみに昨日は夕方遅かったんで写真に撮れなかったんだが これが「道の駅・不知火」だ。後ろの円形の建物が温泉施設になっている。

ところで不知火町がデコポンの発祥の地ということは全然知らなかったな。不知火と言えば普通の人なら「海の向こうに浮かぶ怪しげな火」とか「アイアンキングに戦いを挑んで負けた一族」・・というくらいしか思いつかないもんなあ・・・


一言に「天草」と言っても わしも修学旅行で来て以来 全く縁の無い場所だったわけだが いざ地図を見ると実に広大な面積があるんだな・・・
とりあえず午後から少しでも晴れてくれることを祈って いきなり天草諸島の一番端っこに位置する「牛深市」を目指すことに。途中、天草五橋を渡るときにチラチラ景色を見たんだが たしかに晴れていたら凄いんだろうな、と思いながらも 雨風が強くて降り立つことが出来ず。




これが遠見山という場所から見た牛深市。ちなみに頂上展望台は雲で覆われていたんで これは中腹から眺めた写真だ。
真ん中に走っているのは「ハイヤ大橋」という なかなか立派な橋だ。

ここにくる途中に見かけた立て看板によると 牛深は「ハイヤのふるさと」という事なんだが、「ハイヤ」というものが一体何を意味するのかわかんなかったな・・・

さて、ここから天草の「下島」といわれるこの島の海岸線を時計回りに進むわけだが、わしの持つ観光ガイド本によると このルートは「サンセットライン」とか「ロザリオライン」とか呼ばれる 熊本では指折りの定番ドライブコースなんだそうな。

ま、当然のことながら この日はうねりを上げて黒い波が打ち寄せるようなシチュエーションだったわけだが。

左が天草町のハイライト、大江天主堂で 右が天然記念物・妙見ヶ浦の海岸。
土曜日だと言うのに当然ながらこの雨模様ではほとんど人もおらず・・・




やっぱ天候の悪い日に天草に来ても 何も見るものがないのかのぅ
・・・なんて半ば諦めかけていたときに その看板が目に入ったのだった!!
 「!!! こ、これは!!」 

水を得た魚のように吹き荒れる風雨のなか 傘もささずに海岸に駆け下りるわし・・・


まあ 単におっぱいの形をした岩が2~3個転がっているだけなんだが さわるとおっぱいが大きくなったり乳の出がよくなったりするという根拠の無い噂があるらしいぞ。

詳しい説明はこれ。



当然わしも心を込めて触っておいたぞッ!(何故?)

←これは そのあと立ち寄った「天草切支丹館」にあった天草四郎の像。 

「ジュリ~ッ!!」と奇声を発しながら腰を振る悠木千帆の姿が頭をよぎっていくのは何故だろう・・・(悠木千帆って・・・漢字はこれで合ってたのか?)
一向に雨がやむ気配もないが ここらでランチを取るために上島の「道の駅・有明」に向かうことに。ここにも温泉があるんだが 今日は車のエアコンを掛けっぱなしだったんで汗を掻いてないから まあいいだろう。

ここで「天草らしいモノ」でもあれば味わってみたい、と思い メニューを見てみると「タコカレー」なる一品が・・・天草の名物は どうやらタコらしいが・・・

←もはや説明不要の「タコカレー」。780円也。
天草名物のタコ(塩コショウでソテーしてある)を惜しげも無く使った一品じゃ!ヘルシーなんだかどうだか良くわかんないが 味は見たまんまだぞっ!

どうでもいいが カレールーに肉はもちろん、イモやタマネギ、ニンジンなんかの固形物が微塵も入ってなかったことの方が わしはショックだったな。



こちらは天草の銘菓「あか巻」。アンコをロールしたタルトをご丁寧に赤い餅(ギュウヒだと思うが・・)でくるんだモノで 味はそんなに悪くは無かったぞ。

「わざわざ餅を巻かんでも・・・」とは少し考えたがな。


そのあと五橋のそばにある「宝の島・ジパング天草」とかいうドライブインに立ち寄る。

天草のビュースポットとして有名なのは 五橋の全てと島々が見渡せる「千巌山」というところがあるんだが まあ この雨じゃあなあ・・・現にその山が何処にあるのかすら霞んで見えないし。

で、この「ジパング天草」なんだが ドライブインみたいな作りになっていて気軽に入れるし レストランや展望風呂まであるらしいのだ。もちろん今日みたいな雨の日は何も展望は出来んのだろうがな・・・



とりあえず記念写真を撮って そそくさと天草を離れ、また「道の駅・不知火」に戻ってくる。

実は睡眠が浅く、その割に車からも降りずにずっと運転していたんで さすがに睡魔に襲われたのだ。ここで3時過ぎから5時くらいまで 仮眠と言う名の熟睡をかます。

17時過ぎ、目を覚まし 「いい時間だから」という理由で ここで「貝汁定食」(850円)を頂くことに。 これはなかなか貝のボリュームはあったが わし的には山口の「みちしお」の貝汁定食の方が数倍は上だったな。
ま、道の駅にそこまで求めてはイカンかな・・・?

やっぱり温泉に入りたかったんだが 次の目的地、鹿児島に向かうことに。
 
途中、日本3大急流と言われる「球磨川」を見たかったんだが、この雨で球磨川に向かう国道219号が土砂崩れを起こしてしまい 全面通行止め、ということなんで 諦めてまっすぐ国道3号を南下。

水俣市などを経由して19時30分過ぎに鹿児島県突入。 わしの38年間の人生でも未踏の地だった鹿児島県に ついにやってきたんだなあ・・・

いつかは鹿児島にも来ることがあるかもしれない、とは思わなかったわけでもないが まさかこういう形で鹿児島の土を踏むとは思っても無かったな。感激もひとしおじゃ。

今日は鹿児島に入ってすぐの「道の駅・阿久根」で このレポートを書いているんだが、すぐ前が東シナ海という素晴らしいロケーションだな、ここは。

どうでもいいけど波音がザバザバと聞こえてくるぞ・・・・この波音で眠れるのかな?

今日の一枚・・・
霞みのせいでほとんど見ることが出来ない 天草五橋の風景

走行距離403KM
出費金額アクエリアス・・・100円
お茶ペットボトル、他・・・336円
天草切支丹館入場料・・・300円
たこカレー・・・780円
ガソリン給油(36.5L)・・・4216円
貝汁定食・・・850円
計・6582円

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