2016年5月30日

湯遊の郷 天宿






・・・と、いうわけで 秋吉台観光の拠点としても知られる美東・湯の口の一軒宿、「天宿」が 6月5日をもって観光事業から撤退、今後は介護事業に特化する、、、という情報を小耳にはさんだんで この日曜日は最後に湯の口温泉を堪能しに出向いてきたぞっ!



天宿は湯田と湯本という山口二大温泉地の中間に位置していて やはり秋吉台観光には便利な場所だと思うが、マイカーが発達して日帰り観光がメインとなった今では それほど地の利はなかったのかもしれない。が、湯田ほど喧騒ではなく県内どこに行くにも動きやすい場所には違いないんで 他県からの観光客というよりは地元の人の奥座敷的な使われ方の方が多かったんじゃなかろうか?

レストランのランチタイムはけっこう混雑していたし、経営は「女将劇場」で知られる「西の雅 常盤」と姉妹店の関係なんで そんなに経営が苦しかったというイメージはないんだが・・・

今回は閉店間近ということで温泉と浴室内部の紹介は割愛させていただくが、お湯はPH9.69のアルカリ泉。放射能冷鉱泉ということで 正直、湯本なんかと比べると個性はあまり感じないものの、柔らかい良いお湯だと思う。

施設はホテル系だけあって 装備・アメニティは充実していて 内湯のほかに露天風呂とサウナ、源泉そのままの水風呂がある。(円形のヒノキ風呂があるが 昨日の時点では蓋で閉められていたな・・・)

わし的にはほのかな硫黄の香りも漂う 源泉そのままの水風呂がイチオシなんだが、山に囲まれた借景の露天風呂の造りもなかなか凝っていると思う。

800円という価格は確かにちょいと高めだが ホテル系だということを考えれば妥当な線じゃないかと思う。

まあ、そんなに頻繁に通った施設じゃないといえばそれまでなんだが、やはり気軽に入れる温泉施設が減っていくのは寂しいものよのぅ。

「湯の口温泉」というのは 地名にもあるように歴史は相当古く、発見されたのは聖徳太子の時代にまで遡るらしいが 由緒正しい温泉であれば尚のこと、介護される老人専用ではなく一般にも開放してもらえたら嬉しいんじゃがのぅ・・・

*********************


さて、廃業する温泉施設の話題だけではアレなんで 天宿に立ち寄る前に昼食をとるために立ち寄った 美東町真名のカレーショップ、「まなまな」の紹介もついでにしておこうっ!



幹線道路から田んぼの方に入って神社の裏にひっそりと存在するカレー屋で、知ってる人は知ってるが知らない人は 看板を発見する以外、まずフラッと立ち寄ることのないであろう立地じゃ。



外見も店内も 民家に少し手を加えただけのような 懐かしい雰囲気。



いちおう「アジアンカフェ」を名乗っているから そういう趣向の置物もチラホラと点在している。



名前を聞いても余り馴染みがないメニューも多いし 食べる作法がイマイチわからなかったりするから 簡単に食べられるグリーンカレーかチキンカレーが敷居が低いが、今回は「ミールスチキン」なるメニューをオーダー。

4つの小皿に趣向の変えたカレーが盛られ、チャツネだかなんだかが数種添えられている。(←よく判ってない・・・)ペラペラのナンのようなせんべいはチャパティなる物体。

ココのカレーは自然素材を生かしてスパイスもきちんと効かせた本格的なもので、インドというより東南アジアのテイストが強いかな?わしはどちらかと言えば薬膳に近いのかと思ったが・・・

雰囲気も面白いし メニューもなにげに凝っているんで話のネタにはなるんじゃないかな?
オススメじゃ!!



店内でネコがけっこう我が物顔でのさばっているが 猫カフェじゃないぞ・・・(-_-;)

2 件のコメント:

  1. BARA師匠、こんにちはっ!!

    温泉ブームもさておき、閉館する所も割と多くなってきた感も御座います。
    猫カフェ状態は私にとっては「ヘブン状態www」なので大いにアリです。

    正直、ご紹介に預かったミールスチキンなる物の喰らい方が解りませぬ。
    うぬぬぬっ・・・・このオシャレ飯めがっ!!

    返信削除
  2. Vein氏>今回の震災で湯脈が枯渇して営業できなくなった温泉もあるみたいですが 旅館系などの個人経営で建物が老朽化とか 跡継ぎがいないとかの理由で閉店するところもありますねぇ。

    カレーはやはりライスの上にルーをかける日本式が一番食べやすいです。特にチャパティ・・・

    ぬこはいいですな(・∀・)

    返信削除