2016年5月29日

雨のくじゅう・扇ヶ鼻へ!

5月28日(土)・・・

わしの土曜休みは第二・第四週になるんで 毎年6月の第二週土日に坊がツルキャンプを含めたプランでミヤマキリシマを拝みにくじゅうに行くのが恒例になっているんだが、今年は温暖化の影響なのか少し早く咲き始めている様子・・・

ネットの情報でそろそろ法華院山荘周辺のミヤマキリシマが見ごろになった、とか言っていたんで 6月第二週の訪問ではもう遅かろう。かといって第一週は休日出勤がほぼ確定しているんで代休など取れそうもないし・・・

週半ばの天気予報では 土曜は曇り時々雨で日曜日はかなりまとまった雨が降る、とか言っていたが、日曜日に雨が降ると判っているのにテントを担いでくじゅうに向かうほど根性はないな。

てなわけで 今回は日帰りになるが この土曜日しか行けるチャンスもなさそうなんで 雨が降らないことを祈ってチャレンジしてきたぞっ!今回はそのレポじゃ!!



なんだかんだでくじゅうも毎年歩いているんだが 未だ歩いてないルートも当然あって それを埋める意味でも今回は南の赤川温泉を起点にするコースをチョイス。地震の影響で赤川から久住岳に向かう最短コース(赤い線のルート)は通行禁止(自粛要請)となっていたのは知っていたんで それを考えると赤川を起点にするかどうかは結構悩んだんだがな。

当初の予定では赤川を出発して扇ヶ鼻、そして久住山、天狗ヶ城、中岳、白口岳から鉾立峠を経て法華院、坊がツルへ。テン泊した後に早朝に平治岳を拝んで体力が余っていたら立中山をチェックして南登山道、そして下山してから国道を歩いて赤川温泉へ戻る・・・という殺人的なスケジュールを組んでいたが 日曜日に雨予報が出ていた時点で予定は日帰りの扇ヶ鼻~久住山~南登山道ルートと大幅に縮小したんだが・・・

金曜日に会社の飲み会があったが 二次会はキャンセルして早々に帰宅。風呂に入って仮眠して酔いを醒ました早朝5時前に下関を出発。
先の地震の影響もあるだろうから下道は使わず 高速をブンブン走らせて朝8時頃に赤川登山口に到着~♪



わしのカナブン号以外には 山口ナンバーの先客が1台のみ・・・むぅ~、、、震災後の雨天の赤川登山口だとそんなもんかな・・・

登山口に到着した時点で雨が降っていたんで 一気に登山意欲が消失したが、ココまで来て登らずに撤収するわけにもいかないんで、結局 扇ヶ鼻への往復だけで手を打つことに。

せっかく持ち込んだ行動食、そして雨の中ではバーナーも使えないだろうから 水やカップ麺もザックから出して 濡れたら嫌なデジイチなんかもレインウエアのポケットに入るコンデジに変更、ザックの中はペットボトルとリンゴ1個だけという軽装備で さっさと行動開始じゃ!



赤川温泉手前で登山道が分岐しているが 最初は植林のエリアの石段を登っていく。



ほどなくして分岐が出てくるが これをまっすぐ行けば久住山、左に行けば扇ヶ鼻となる。



雨が降っているから余計だろうが 昼間とは思えないくらいの暗い馬酔木のトンネル、ミズナラの林を黙々と歩いていくと・・・



「添ヶツル」と呼ばれる平坦な草原地に到着。ここから小規模ながらミヤマキリシマの群生地があるんだが、今年最初のミヤマキリシマとご対面じゃ♪

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この赤川~扇ヶ鼻ルートは地図による参考タイムは2時間弱なんだが、1時間くらいでこの草原の斜面に出てくるようになる。



今回はこの斜面のミヤマキリシマがちょうど見頃で一番見ごたえもあったように思うぞ。



振り返れば久住高原の素晴らしい風景と 横を見れば肥前ヶ城の荒々しい柱状節理が拝めるという絶景スポットらしいが 雨によるガスでそのような風景は全く拝めず・・・(´□`)



食事中・・・





意味もなくドラマチックトーン・・・



白っぽい花もあるんだな・・・ヽ(´▽`)ノ



この草原エリアは花も豊富で どうしてもミヤマキリシマが中心になってしまうのは仕方ないが他にもいろいろな花を愛でることができるぞ。



この時期のもう一つの見所、ドウダンツツジはベニサラサドウダン・シロドウダン・ツクシドウダンの3種類。



頭の中で武田鉄矢が「D!O!D!AN!」とポーズを付けながら叫んでいる替え歌が流れていたのは内緒だけどな・・・



コケモモも群生地があるらしいが・・・



晴れていれば開いていたであろうハルリンドウ。



写真を撮りながらなんでペースは参考タイムより大幅に遅れてしまったが、まあ今回は花が目的だからそれなりに満足じゃ♪



草原のスロープ地帯を抜けると灌木帯に突入。ガスで確認はできないが目指す頂上はもうすぐのはずじゃ!!



最初の馬酔木の林も同様だったが、九重特有の黒い粘土質の土がズルズル滑って なかなか次の一歩が前に出ないことが何度もあったぞ。



こんな たかだか1mくらいの登り坂がなかなか攻略できずに途方にくれたりもしたが うっかり足を滑らせて怪我でもしたらシャレにならんので ココは慎重に進むしかあるまい。

と、いうか 今回は登ったルートをそのまま下りにも使ったんで 帰りの方がさらに怖かったんだけどな・・・今回 一度も転ばなかったのが奇跡の様にも思えたぞ。



こちらも今年初となるイワカガミ。



ヒーヒー言いながら なんとか頂上台地までやってきたぞ~~~。

レインジャケットは着ているが 蒸れまくって汗が出ていかないのかシャツもズボンもビチョビチョ、例によってメタボの影響で汗もかきまくっているとは思うが これだけヘロヘロになるような体力で当初の周回ルートを一泊で歩くという案を恥ずかし気もなく考えていた自分がバカだと気付いたぞ・・・



久住・牧ノ戸コースとの分岐まで来たら頂上は目の前じゃ!!



ちなみにこの辺りのミヤマキリシマはほとんどが蕾の状態で 今後の天候次第だとは思うが恐らくピークは来週末じゃなかろうか?



んで、ヒーヒー言いながらなんとか扇ヶ鼻(1698m)山頂に到着~~♪

震災後にくじゅうに登る人も少なくなっただろうし ましてやマイナーな扇ヶ鼻、さらに雨というのが致命的なのは理解しているが このシーズンにくじゅうに来て 出会う登山者がまばら、というのは初めてだったな。

周囲の風景もガスで全く見えない状態だが そういえば前にここに来た時もガスで風景は全く見えなかったっけな・・・(・ω・)いつかはリベンジしてここからの風景を目に焼き付けねばなるまいのぅ。

今回も 雨はそうでもなかったが風が強く、ゆっくりくつろげるような場所もなかったんで 水分だけ補給して そそくさと撤収じゃ!!くはっ!!

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先ほども書いたが たぶん見頃は来週末だと思われるが 今日のネット情報では立中山なんかは見頃だし 平治岳もそこそこ花が咲いているようなんで 今週 晴天が続けば再来週にはもう見頃は終わっている可能性が高いな。これからくじゅうに向かおうと考えている人がいれば 参考にして頂ければ幸いじゃ。

登って来たルートを 転ばないように黙々と下山して なんとか駐車場に到着して今回の山行も無事 終了じゃ。

今回、赤川登山口をチョイスしたからには 当然 赤川温泉での湯治も視野に入っているわけじゃ♪
シャツやズボンはもちろん、靴下もパンツもビッシャコの濡れ鼠状態では そのまま放置すれば風邪をひきかねんな。これは一刻も早く温泉に入って体を温めねば・・・



(´□`) ハゥ・・・

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