2014年11月5日

小五郎山 秋深し①

小五郎山は本来「宇佐ヶ岳」と呼ばれた山で かつては笹ヤブで覆われていたが 今では西中国山地の大展望が楽しめる快適な尾根歩きのルートの山として知られているらしい・・・

てなわけで 天気の回復した月曜の文化の日に 紅葉の山歩きなんぞを楽しむべく、小五郎山を歩いてきたぞッ!



六日市から深谷大橋を越えて1キロちょい進んだ向峠集落。ここが今回のスタート地点で、数台の駐車が可能じゃ。

ここから正面の山に向かって進んでいくんだが、見た目はそんなに標高はなさそう・・・
とか思って喜んでいたが 実はこの山は小五郎山本体ではなく 前衛の「十王山」なる山らしい・・・



バス停から道しるべに従って進むと 林道入り口の鹿避けゲートが。このゲートを開ければ車も進入できそうな気もするが、上に駐車スペースは無さそうなんで やっぱり素直に歩いていくのがよさそうだな・・・



30分くらいテクテク歩いて 脇から山道に入るコチラが登山道入り口。 

ココに来るまでに単調な歩きで既に軽いボディブローを受けているが そんなことも言ってられないんで元気に出発じゃ!!

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小五郎山へのアプローチは 十王山の向かって左側へ林道をグルッと周り、そこから1時間10分ほどかけて十王山真裏の「向峠」まで進むことになる。

特に傾斜や危険箇所があるわけではないが とにかく単調なゆるい登りが延々と続くぞ。



おおむね気持ちの良い自然林だが、登山道を境に 麓に近い左側は植林も目立つな。



しばらく歩くとブナやクヌギ、モミジの明るい雰囲気の開けた場所に。ここがどうやらこのコースの中間地点、「向峠」のようじゃ。



ココからは明るい稜線を頂上まで一直線に進むことになるが この尾根道が素晴らしい! 
小五郎山の真価はこの稜線歩きに有るといっても過言ではなかろう(´ー`)



だんだん灌木から笹尾根ルートになってきて 傾斜が少々足と心臓に堪えるが 頂上までもう一息!(そうは言っても1時間くらい歩かされるコースなんだけどな・・・)



左側は大岡山とかの方向になるのかな?この辺の山も頂上に特徴の有る羅漢山とか吉和冠山くらいしかハッキリと断定できないぞ・・・



振り返れば今まで歩いてきた稜線コースが一目瞭然じゃ。 

ココから上は紅葉も末期になっているみたいだし 今が一番良い時期のような気もするなヽ(´▽`)ノ



そんなこんなで いよいよ頂上が見えてきたぞッ!!



結局2時間半くらい掛けて ようやく小五郎山山頂(1161.7M)ゲットだぜッ!!



正直 もう少し錦に染まった紅葉ビューが拝めるかと思ったが 視界のメインは正面の寂地山あたりで 距離が遠いんであまりよく判らないな・・・

左手奥に有る安蔵寺山とか 反対側に有る築山・香仙原とかはけっこう華やかなんだが・・・それだけ山口県の山は植林が進んでいる、ということなんだろうな。



とりあえずコンビニで購入したオニギリなどを頬張って、一服したらいよいよ下山なんだが・・・



ガイド本には書いてなかったが、「金山谷鉱山ルート」なる登山道があるみたいだな(・ω・)

気になったんでスマホで検索してみたんだが、どうも2009年に地元有志によって開拓された新ルートなんだそうな。

基本、登ってきたルートをそのまま降りていくんだろうが、この金山谷コースは登山口まで向峠ルートの半分くらいの時間で済むみたいだし、鉱山跡などの見所もあるらしい。

コースが短い、ということは その分 傾斜がキツイ、ということだと思うが 降りで使うなら問題は無かろう。

問題は金山谷コース登山口から カナブン号を置いてある向峠登山口まで戻るのに 県道をテクテクと1時間半くらい歩かないといけない、ということなんだが・・・ 
それを加味しても来た道を戻るのとそんなに時間も変わらないだろうし、来た道も最後のほうはコンクリ舗装の林道を30分くらい歩かなきゃならんしな。

いろいろ思案した挙句 一度登った山は再び登る機会も近々にはないだろうし 折角だからということで下山はこの金山谷ルートを歩いてみることにしたぞ。

てなわけで下山ルートはまた次回に続くぞッ!!ひぃっ!!

2 件のコメント:

  1. 先日の安蔵寺山では、小五郎が目前に見えていました。
    以前、小五郎を歩いた時、秋の紅葉はさぞかし素晴らしいだろうと想像できました。
    また、金山谷ルートから登って来たグループもいて、気になっていました~!
    確か、長瀬峡あたりにおりるんだろうと思いますが・・・・、②が楽しみです。

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  2. 小五郎山は真下が六日市や向峠の集落になっているんで 頂上からの景色は安蔵寺山の一面が山々のほうが一枚上手のような気がしますが、たしかに稜線コースは評判どおりの素晴らしいルートでした。

    今日の続編にも書きましたが 金山谷コースは小五郎山の知られていない歴史を知る趣の有るコースでした。
    このコースを開くのはそれなりの苦労があったと思いますが、埋もれないように定期的に多くの人が歩いてくれれば良いんですが・・・

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