2014年5月14日

裏耶馬渓 しもがわち温泉

やはりトレッキングの後は筋肉の疲れと顔面やいろんなところのベタベタをすっきり洗い流すためにも 温泉での湯治は必須であろう。

大分の温泉といえば 別府、湯布院、九重九湯などいろいろあるが ちょっとマイナーだが耶馬渓を含む玖珠エリアにも ツウ好みでなかなか侮れない味のある温泉が点在している。

今回は道の駅でゲットした「童話の里くす温泉郷」なるパンフレットに掲載されている いかにもわし好みの「しもかわち温泉」を試してみることにしたぞっ!

ちなみにこの施設、パンフレットでは「しもかわち温泉」、現場の看板では「しもがわち温泉」、駐車場の看板では「下河内温泉」と表記されている。どれが正しいのかは不明じゃ。



玖珠の中心街から耶馬溪の景勝地・「立羽田の景」を過ぎて三叉路を右へ。
もうひとつの温泉施設「へ屋荘園でんろくの湯」の看板があちこちにあるが、右に右にと進んでいくと 中津市との境となる下河内の集落に出る。



集落に入ると川の傍の民家と「公衆浴場」と書かれた湯小屋が見える。橋に目立つ看板があるからすぐわかると思うが、これが今回のターゲット、「しもがわち温泉」じゃ。



後ろの山に聳える耶馬溪っぽい大岩も見事じゃ♪



この温泉施設は個人経営なんで 入浴の際には隣の民家に声を掛け 300円支払って入ろう。










男女別の浴室には数名が入れる扇形の岩風呂があって、適温の源泉がトウトウと掛け流しで流されている。
浴槽やお湯の流れた跡は黒く変色しているんで おそらくはモール系の泉質ではなかろうか? 神経痛・あせも・関節炎・五十肩・切り傷なんかに効果があるようじゃ。



カランと固形石鹸はあるが その他のアメニティはなし。ただ源泉が書け流されているだけの素朴な施設だが、何も無い贅沢というか お湯そのものがマロヤカで上質なもの。確かに素晴らしいお湯だと思うぞ。

なんでも傍に流れる河川の工事現場の一角から蒸気が出ているのを見つけて もしかしたら自分の家でも掘れば温泉が出てくるのでは?と 専門業者に相談して掘り当てたという温泉らしい。
個人営業でもやはり「温泉県」を名乗るだけあって 大分県はセンスがいいというか 温泉文化の根付いているというのが良く判る施設だな。



ちなみに 湯上り後に民家の奥さんと少し話をさせていただいたが、残念ながらこの下河内温泉、道路拡張のために来月を持って閉鎖されることになっているんだとか。

・・・う~ん、これほどの温泉も開発という時代の流れには逆らえないか。
勿体無いのぅ (´・ω・`) 

個人経営の施設だし、地元にとっては道路拡張も大事だろうし、所詮はよそ者のわしなどがどうのこうの言う資格もないんだが・・・

たとえば この集落の人も温泉には困ってなくて 他所からの立ち寄り客も少なく落としていく外貨がそんなに見込めないのなら 道路のほうが利便性が増して住民も喜ぶというのなら止むを得ない、ということになるんだろうな。近くにわりと立派な農道が走っているみたいなんで ほんとに道路拡張が必要なのかどうかは知る由もないけどな。

ま、それはともかく こういう雰囲気の温泉が好きな人は 閉鎖される前に早めに行っておくことをオススメしておこうっ!


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今年は軍師官兵衛がらみで ゆかりのある福岡県ではあちこちでPRの幟が目に付くんだが、この温泉の近くに後藤又兵衛の墓がある、ということらしいんで ちょっと見学に行くことに。





・・・名前は聞いたことがあるんだが どんな人物かといわれてもハッキリ答えることはできなかったりするが、なかなか勉強になるのぅ。

大河ドラマでは又兵衛役は塚本高史が演じることになるらしいが まあ「こんな人だった」ということを頭の片隅にでも置いておけばいいんじゃないかな?

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【MEMO】

下河内温泉

大分県玖珠郡玖珠町大字古後下河内565-1
営業時間: 8:00~21:00 料金: 300円

泉質: 単純温泉

2 件のコメント:

  1. 道路が必要なのか 道路工事が必要なのか
    どうも よくわかりまっせんなぁ・・・

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  2. 地域住民の考えが判らないんで道路が必要なものかどうか何とも言えませんが たとえ必要なものであっても交通が不便ゆえに現在まで残っているものもあるんで 集落がただの通過点に変わる可能性もあるでしょうね・・・

    工事も県単位の目で見れば必要なんでしょうが 集落の目で見ると地元にお金が落ちるのかどうか判りませんし・・・

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