2014・桜めぐり

さて、毎年この季節になると桜を追わなくてはなるまい、という　強迫観念にも似た想いに駆られるんだが・・・

今年は仕事の休日カレンダーと天候による開花時期、そして天気の巡り会わせが悪くて　どうにも花見ができない感じになってしまったな・・・すでにソメイヨシノは散り始めになっているが　今日を逃したらもう桜を愛でる機会も無さ気だったんで　天気は余り良くなかったが　一人でホロホロと出かけて来たぞッ！

まずやって来たのは、萩の桜の名所の１つではあるが　なぜか今まで取り上げる機会のなかった「顕義園」。
長州藩士であり　日本大学、國學院大學創始者である山田 顕義の誕生地じゃ。


毛利藩菩提寺の東光寺から割と近くにあるんだが、そういえばブログを初めて散策したこともあまり無かったな・・・


ただ、肝心の桜は時期が遅かった上に　萩地方は昨日から花散らしの雨、今朝にいたっては雷鳴と共に霰が降る始末で、雨に耐えた桜の花びらも流石にほとんどが散ってしまって完全に終わっていたな・・・(´・ω・`)


ここに植えられているのはソメイヨシノだと思うが、みなさんご存知の通り、ソメイヨシノは園芸品種で全てが接木で増やされたクローンだったりする。
同じ遺伝子だから野生種のような個体差が無く温度によって一斉に花をつける。ゆえに桜前線とかの予想もできるんだろうが、散るときもみんな一緒なんで　これからソメイヨシノを追おうとすれば　高地とか気温の低いところをターゲットにするしかなかろう。とりあえず萩のソメイヨシノは終わったと思って良かろうな。


しかし　なんだかんだ言ってソメイヨシノは日本人の心の象徴みたいなところもあるからなあ・・・

全国に何万本も植樹されているわけだが、一番最初にコピー達をばら撒くことになったオリジナルのソメイヨシノは　永遠の命を求めるため　「わたしが　オリジナルだぁ～」とか言いながら　もっと文明の進んだ星を目指すためにロケットに乗って宇宙を旅しているんだろうなあ・・・(´ー`)（←何かの映画の影響を受けているのか？）

ソメイヨシノはもう難しそうなんで　ヤマザクラを求めてやってきたのは、旧むつみ村の県指定天然記念物、「辻山のシダレザクラ」。なんだかんだで例年の定点観測個体の一本だな。

この桜も時期がワンテンポずれていて　ベストの状態を見るのが難しい一品なんだが、今年はなんか8分咲きというか　一番勢いのある時期のような気がしたな。
ただ　16Mくらいの樹高があるんで　桜の花はどうしても下から拝む形になるんだけどな・・・

んで　トリは定番中の定番、山口を代表する桜の名所のひとつ、徳佐八幡宮のシダレザクラ並木じゃ。

あいにくのハッキリしない天気だったし、時期的にもピークは過ぎていたが　それでも見学客でそれなりに賑わっていたぞ。

十種ヶ峰も昨日の冷え込みで頂上あたりが冠雪していたが、そういえば例年の観測個体の一本である神角の枝垂桜なんだが、風の噂によると２～３日前でピークの状態だったらしいぞ。来週以降で桜を見ようと思えば　やっぱりもう少し寒い山の中に行かないと無理だろうなあ。

桜もまだ見足りないというか、ウカウカしていたらこれからカタクリも咲いてくるだろうし、GWの頃には十種ヶ峰の山芍薬も見頃になろう。去年の大雨で崩壊した十種ヶ峰の山芍薬ルートも　先月に有志が登山道の整備をして以前より歩きやすくなった、という話も聞くし、こちらも歩いてみたいんだが、同じ頃に寂地山のカタクリルートももう一回歩きたいしなあ。


俵山のシャクナゲも早くも先発隊が開花したという話だし、ツツジも見頃になるだろうし・・・今年のGWもカレンダー通りで　例年のようにトレッキングツアーの遠征も組み込みたいしキャンプもしたいし、、、、

休みが欲しいのぅ・・・(´□`)ﾊｩ・・・