2024年11月10日

ボルテスV レガシー

 

さて、そんなこんなで(?)昨日まで出張に出ていて体はヘロヘロなんだが 今日は早起きして朝から小倉に出向いてきたぞッ!

目的はT-JOYリバーウオーク小倉で上映中の「ボルテスV レガシー」の鑑賞じゃ!!

「ボルテスV」は1977年に放送されていたロボットアニメで なぜか近年になってフィリピンで実写化されて映画となって日本に舞い戻って来たのじゃ。

わしも当然 当時はTVアニメを見ていたはずなんだが 正直そんなに内容を覚えていなかったり・・・とりあえず覚えているのは堀江美都子の歌う主題歌と「プリンス・ハイネル」というキーワードくらい、かな?

ちなみにこの映画、山口県では周南のMOVIX1館のみの上映だったが 今日現在、上映しているシアターはなし。下関から近い北九州では今回やってきた小倉と戸畑の2か所なんだが 戸畑は何故か土日はやってなくて平日の夕方のみ、小倉は朝イチ1回のみ、という変則的なスケジュール・・・いったいどの年齢層をターゲットにスケジュールを組んでいるのか首をかしげたくなるが 本日 この作品の入場者は わしを含めて(見た感じ)初老の男女5人のみ。

人のことは言える立場ではないが いったいどんな客層なんだろう?

ちなみに入場者特典はボルテスVのペーパークラフトじゃ。やっぱりどの層をターゲットにしているのか わからんのぅ・・・

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で、この作品の出来なんだが ハッキリ言えばボルテスVの合体シーンは気合が入っているが それ以外のドラマシーンはお粗末としか言えないと思う。唯一気合の入ったCGの出来とかも たとえばハリウッドの「トランスフォーマー」シリーズなんかと比べれば雲泥の差じゃ。

主人公たちのお母さんでもあるマリアンヌ博士が 襲ってくる敵空母に投石で対抗したり 敵のビーストファイターや円盤の攻撃が 物量は圧倒的でもヌルすぎる攻撃で負けてしまったり 展開の節々で山のようにツッコミどころがあるが、特に人間ドラマシーンの学芸会のような芝居はどうにかならなかったのか、とも思ってしまったな。

では、こんな映画などを見ないで「トランスフォーマー」「パシフィック・リム」あたりのほうが良いのか?といえば・・・出来はハリウッドのほうがもちろんはるか上なんだが わし個人はこの「ボルテスVレガシー」のほうが 何か”えも言われぬ”魅力を感じるんだよなあ・・・

映画を鑑賞した後にwikiで「もともとアニメはどんなストーリーだったっけ?」と検索してみたら この映画が驚くほど原作アニメに忠実に実写化していることが判明。

「なぜヒロインが忍者の格好を?」とか「なぜデブが棒術を使う設定なんだ?」とか首をかしげていたんだが 元々がそういう設定だったんだな。
あと、「何故ロボットアニメでは主人公が攻撃するときに いちいち必殺技の名前を叫ぶのか?」とか「操作の難しそうな人型ロボットの存在意義」なんかも疑問だったが 音声認識やAI技術が発達すれば 近未来的には人型ロボット兵器もアリなんじゃないか?と 妙に納得してしまったな。

そういえばプリンス・ハイネルは劇中では「プリンス・ザルドス」と名前が変わっているが、あの角があるとかないとか・・・という設定があったことをうっすら思い出したぞ。

もしこの映画を見ようと思っている人が居れば 予習としてwikiでどんなストーリーだったか事前に調べておくことをオススメするな。何故フィリピンで コンバトラーVじゃなくてボルテスVがそんなに人気なのかの理由も書いてあったし。

映画はTVシリーズの切り抜きというか 導入から展開まで唐突に進んでいくし ラストでストーリーは完結しない。役者の演技もお世辞にも上手いとは言えない自主製作映画レベルだから 単純に戦闘シーンだけ楽しむような映画だと思うが 原作への愛というかリスペクトは相当なものだと思う。それを踏まえたうえで、金田伊功アクションが展開される映画版エンディングもなかなか味があってよろしい。


改めて言うが 予備知識や思い入れがあるかないかで この作品の評価は・・・出来についての評価は変わらないと思うが 心意気やボルテスVに対する「愛」については一目置く評価ができるし ある意味ほんとに感心したな。

あと、個人的な感想になるが ボルテスチームの女の子とボアザン帝国の側近の女の子はやたら可愛いぞ。
アニメ「ボルテスV」のヒロインがどんな娘だったか、いくら思い出そうとしても どうしても「南原ちずる」の存在が邪魔をして思い出すことが出来なかったんだが そんなことはどうでもいいくらいこのヒロインの女の子は可愛い。

わしくらい年齢を重ねると 主人公3兄弟のお母さん博士役の女優さんでも何の問題もなくニヤニヤできるんだが 付け加えればチームボルテスのビッグファルコン司令官の助手のお姉さんもなかなか美人だったな。

お母さん博士(マリアンヌ博士)については 公式サイトにこの映画の前日譚ムービーが公開されているんで それを見るのも彼女の美人さが判って良いと思う。


だが それ以外の女性キャストは あんまり役者とは思えない 一般フィリピン女性みたいな感じだったな・・・

付け加えれば ビッグファルコンの指揮官博士役の俳優さんは なんとなくだけど私生活でも一癖ありそうな感じがするな・・・あくまで個人の感想で申し訳ないけど。(何の感想?)

2 件のコメント:

  1. まあ
    私もまったく同じ感想で笑えました。
    元のアニメもストーリーはほとんど覚えてなかったのですが、映画見た後、YOUTUBEで1話、2話を見たらきちんと再現されてて、びっくりしました。構図まで同じだったりするし。
    そして、ワタシも南原ちずるしか思いだせなくて。
    ホント、ツッコミどころばかりですが、ボルテスに対する愛ですべてをカバーしてるというか。なんか感動しました(笑)

    私が観た時も初老男女7人でした。(私含む)

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    1. まあさん>やっぱり南原ちずるですか・・・ちなみにネットで「岡めぐみ」とか「南原ちずる」を検索したらエロフィギュアとエロ同人誌のイラストばかりで違う意味でビックリしました。(そして手が出せないくらい高価だった・・・)
      YOUTUBEでロボットアニメのOPを実写で再現するチャンネルがありますが この映画のエンディングはそんな感じでしたね(笑

      そういえば映画館で後ろの方に座っていた3人組のおばさんがいましたが 雰囲気的にあれはフィリピンの人じゃないかと考えると妙に納得してしまいました。

      しかしボルテスV、わざわざ見る必要はないけど見ても損はない、という感じの ある意味稀有な作品でしたね・・・

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