2024年4月7日

長門峡 切籠切窓散策記 その1・切窓編

 

長門峡の景勝地、「切籠切窓」

右のでっかい岩山が「切籠」で左の尖った岩峰が「切窓」らしい。

かつては切窓にでっかい岩が乗っかっていて その岩の隙間が窓に見えたんだとか。いつ崩落して今の姿になったのかは知らないけどな。

その切籠と切窓の間には沢が流れていて そこには結構なレベルの滝が隠されているらしい・・・それがいわゆる「切籠切窓沢の滝」なんだが 今まではどうやってそこにたどり着けばいいのか 余程の沢登りのテクニックがないと到底無理だろう、と 鑑賞は半ばあきらめていたんだが・・・

やはりネットの時代になれば そういうところに行く人の情報も見かけるようになって、最近 滝巡りで参考にさせてもらっているAPHAKUSYAKUさんの滝訪問レポを見るに至り、これはいつかわしも滝を拝みにいかなければ・・・と思っていたのじゃ。

しかしながらネットを見る限り 難易度は結構高そうで躊躇していたんだが、マムシが出る前に・・・と、いうことで 今回実行に移したわけだ。なんだかんだで萩の実家からも近い位置にあるしな。

************************

滝橋から萩市側に渡ったすぐのところに「阿武川温泉」の看板がある。
この裏から切籠切窓、そして大原谷山とやらにアプローチするルートが延びている。

いちおうちゃんと階段が設置られているんだな。こんなルートがあると知ったのは 実はここ最近のことだったりするぞ。大原谷山なんて山の存在も知らなかったしな・・・

(;'∀') あ~、いかにも、だな・・・

谷筋をぐるっとまわって切籠切窓方面へ。

しばらく進むと赤リボンルートと青リボンルートに分かれる分岐が。

赤リボンルートは大原谷山へ向かい、青リボンは切窓の岩峰へ直接向かうルート。どちらを進んでも切窓の岩峰には到達できるんだが 一般的に難易度が低そうなのは赤リボンルートで正解だと思う。(安全、という意味ではない)
わしがそう言い切れるのは 青ルートをほいほい進んだからなんだが・・・

ガレの道をぐんぐん登る。
危なそうなところにはトラロープが付けられているが 誰が付けたんだろうか?

岩峰直下あたりに来ると 水の入ったペットボトルや箒、なにやら資材のようなものが置かれている場所に到着。ここから岩に書かれた矢印のほうに進むわけだが、

なかなか壮絶な急斜面だな・・・

大岩の間には板のようなものが設置されて どうやらクライマーのベースになっているようじゃ。

岩と岩の間に到着!

後方の岩峰。

ところどころハーケンが打ち込まれているぞ。

前方の大岩にはロープが・・・

足がひっかけられるように輪っかが作られていて 登ろうと思えば登れそうな気もするが降りてくる自信がなかったんで断念・・・

このまま来たルートを降りていくのも勇気が要ったんで 後方の大岩をぐるっと回り、イバラの道なき道をヒーヒー言いながら登って行くと・・・

「切窓」の展望台に到着!

前に見える尖った岩峰が たぶん道路から見える「切窓」なんだろうが 標高は後ろの大岩のほうがありそうだから こちらが山頂ということになるんだろう。たぶん。


県道が見えるな。「切籠切窓」の看板が設置されているあたりか。



滝橋方面。
凄い絶景だが さすがに足を滑らせて落ちたら即死だろうな・・・(;゚Д゚)

萩市長門峡 切籠切窓 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


展望台から後ろに降りるルートが付いていて そこを進めば赤リボンのルートと合流するようになっている。

コッチから来れば少し安全に展望台に行けるようだが、帰りルートで赤リボンルートを使ってみたら こちらもガレで足場がかなり怪しいルートだと判明。傾斜は青リボンルートよりは全然緩やかだけどな。

ちなみに赤ルートからの合流地点はT字路になっていて 右に進めば切窓の展望台、左に進めば大原谷山と切籠に向かうルート。直進してガレの急斜面を進めば切籠切窓沢の滝に向かうルートとなる。

滝散策は最後にして とりあえずは大原谷山に向かうルートを歩いてみよう。
沢沿いに進む比較的緩やかなルートだし もしかしたらメインの滝以外に掘り出し物の景観が拝めるかもしれんしな。

・・・と、思ったが 単調なルートが延々続くだけで 特に見どころはないようだな。

途中 砂防ダムが現れて 最上流の5~6Mの滝が現れたり 昔の炭焼窯跡が現れたりしたが 基本的に杉の植林地帯を延々と歩かされるだけじゃ。

昔の蔵目喜と川上を結ぶ古道のようだが こんなところまで植林をしたり砂防ダムを作ったりするのが凄いな。どうやって資材や重機を運び込んだんだろうか?

ヒノキ花粉の影響で鼻水をズルズルさせながら歩くこと40分、「峠」と呼ばれる場所に到着。

ここから右へ進み ピークを3つ4つ超えたところに大原谷山頂上が、さらに進むと「切籠」のピーク 展望地が現れるらしいが 片道30分ほどかかるらしい・・・

切窓を押さえたから切籠も・・・と思ったが ココに来るまでにすでに片道40分くらいかかっているから 残り時間と体力を考えて今回は後ろ髪をひかれる思いで断念。たぶん滝探しもかなりの体力が必要になるだろうし、余計な労力はかけたくないしな・・・

今年初のマムシグサ。

この後、先ほどの切窓との分岐点まで戻って滝探しにトライするわけだが、その様子は次回に持ち越しじゃ。

ちなみに今回のトレッキングの様子は例によってYAMAPにアップしているが 滝についてのレポはこっちのほうでもう少し詳しく紹介するつもりじゃ。

切籠切窓 2024/04/06 / BARAさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

この花は何という名前なんだろう?
おまんは誰じゃ~?(←懐かしい槙野万太郎・・・)

(※YAMAPのコメントで「サツマイナモリ」と教えてもらいました)

0 件のコメント:

コメントを投稿