2023年11月18日

【過去に拝んだ滝アーカイブ】熊本県の滝(矢部四十八滝①) / 五老ヶ滝・越早滝・横野滝・聖ヶ滝・竜宮滝

 五老ヶ滝 

熊本県上益城郡山都町長原
落差 50M


通潤橋の下を流れる轟川下流に落ちる 落差50Mで矢部四十八滝のなかでも最大の規模を誇る滝。

かつて、阿蘇氏が朝廷の勅使に「ご覧に入れた滝」だったことから 「ご覧の滝」・・・「五老ヶ滝」となったらしい。この辺りの典型的なパターンの滝だが さすがに大迫力で見ごたえのある一品じゃ。アクセスも簡単なんで 他の滝はともかく これは押さえておいて損は無いと思うぞ。



道の駅から遊歩道を歩いても行けるが、けっこうな高低差があるんで 歩くのがメンドい場合は道の駅「通潤橋」の先の国民宿舎「通潤山荘」前のパーキングに車を停めて 徒歩で10分程度遊歩道上部の展望所、中ほどにかかるつり橋から簡単に見ることが出来る。
もちろん遊歩道を歩けば滝つぼから見上げることも可能だが、我々は体力が無かったんでパスしたぞ。

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越早滝 

熊本県上益城郡山都町菅
落差 70M



この滝は地図にはちゃんと記載されているんだが、対岸は工場の発電施設になっていて一般の立ち入りは出来ないようだ。「せっかくココまで来たんだから」と思って 遠回りに近づいてみたんだが、崖の上は周囲が深い雑草に覆われていて足元が見えないから大変危険だし、近づいたところで周囲の木々が邪魔して全景は見ることができない。


川の下流からアプローチするしかないんだが、こちらのコースは危険度は尋常じゃないんで とてもじゃないけど一般人には不可能だと思われる。

下流には「鳥原滝」というのもあるらしいが・・・さすがに難易度が高いのかネットでもあまり画像が無いんで 詳細は不明。

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横野滝 

熊本県上益城郡山都町川野
落差 40M


こちらも地図にちゃんと記載のある滝なんだが、落ち口の落差を利用した発電施設があって 渇水期と農繁期は流れが全部そちらに取られてしまうようだ。

高さ30M 幅10Mの規模を誇っていて 田んぼからアプローチすれば比較的簡単に拝むことが出来る。地元農家のオバチャンの話だと 時期には遠くからもカメラを抱えて撮影に来る人がいるようだ。 

ただ、やっぱり時期を選ばなければダメみたいで 我々は完全な枯れ滝状態だったぞ・・・

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聖ヶ滝 

熊本県上益城郡矢部町野尻
落差 30M


通潤橋から国道218号を高千穂方面に約2キロ進んだ先の笹原川に掛かる滝。 
国道沿いに観瀑台を兼ねた公園があるんで 遠目ならばラクラクで鑑賞可能。(近づくルートもあるらしいが ちょっと厳しいルートのようだぞ) 
この公園は通潤橋方向から来れば案内板も判りやすいが 逆の高千穂方面からの場合はちょうどカーブの位置にあるんで東屋を意識して無いと見落とすかもしれないな。

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竜宮滝 

熊本県上益城郡山都町上川井野
落差 20M


これも国道218号からのアクセスは簡単な滝だ。こういう素晴らしい滝が何気にそこらじゅうにあるのが矢部町の凄いトコだな、やっぱり。
国道から旧道に入るとすぐに川に下りる道が付いていて、そこから滝つぼを見ることができる。この滝は「竜宮滝」という名前どおり、周囲の断崖と神秘的な淵がこの滝のキモなんで 下から眺めるのが吉。(ただし ガードレールが見えるのは仕方ないけど・・・)

滝つぼ全景

滝は2段になっていて、ネットで見た映像だと 正面から2段の素晴らしい光景が拝めるはずなんだが、乾季と田植えの時期には ここから大矢川土地改良区の水田に水が引かれている関係で水量が極端に減ってしまうため 上段と下段の落差を一度に見るのは不可能のようだ。 「それでも一応 滝の落ち口を確認せねばっ!」と思って わざわざ道路に戻ってみたが 川と滝口の周囲には人工的なコンクリート堤が取り囲んでいるんで 上からだとそれほど趣きは無いことが判明・・・。


※この記事は過去のホームページに掲載していたデータをそのままコピペして再録しています。再訪ができていないので現状どうなっているのかは不明です・・・

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