2023年6月19日

小熊の滝(浜田市)

 浜田市弥栄町というエリアは萩から近い割にあまり足を踏み入れたことのないエリアだったりする。ダム公園にある道遠坊公園キャンプ場は何度か偵察に来たこともあるが今まで一度もキャンプで使ったことがないし・・・

で、この弥栄町の木都賀というエリアに「小熊」という集落があって そこに「小熊の滝」なる滝が流れ落ちているらしい。
で、早速調査に向かってきたぞ。

木都賀ダムと道遠坊公園キャンプ場をむすぶ県道34号沿いに小熊集落に入る橋があるんだが、わしは今回 美都の養戸の滝を拝んでから猿遠坊公園を経由してやってきたところ その橋に至る直前の道が道路工事で終日通行止めの状態だったな・・・

反対側の木都賀ダム方向から来れば小熊集落に至る橋まで車で滝の降り口までラクラク行けたんだけどな・・・ま、仕方ないんで 工事エリアの入り口を封鎖している警備のおっちゃんに事情を話して道路わきに車を置かせてもらい 徒歩でのアプローチとなったぞ。
工事区間は200Mくらい、(車は通れないが歩行者用道路は有り)橋を渡って小熊集落の滝の入り口まで約一キロ、ってところかな。

橋を渡って舗装された坂道を登って行くと 木々が開けて田んぼのある小熊集落に出てくる。観音様の祀られた小さい祠があるんだが 恐らくそこが滝への降り口だったんじゃなかろうか。今では自然に還って侵入するのは難しそうだが・・・

その少し手前に不法投棄防止のためのロープが張られているんだが その先に崖を降りるための虎ロープが張られている。おそらくそれを伝って降りていけば滝壺まで行けると思うんだが・・・

この崖はブログの情報によれば50Mくらい降りていかなければならないようだが 少し降下を試みてみたが 体感ではほぼ垂直で掴んで降りるような木々も少なく 岩は掴むとボロボロと崩壊してしまう。取り付けられたロープは8㎜程度の虎ロープなんで 80㎏超のおのれの体重をそんなか細いロープに預ける勇気もなく 数メートル降りたところで断念してしまったぞ。

そんな感じでこの「小熊の滝」、下から拝むにはそれなりの装備と技術を要することが判明。少なくとも20Mロープが2本は必要だろうな。降り口付近の木々の隙間から姿が拝むことが出来るが それが上の写真じゃ。

ネットでググるとけっこういろんな人が滝壺付近まで降下して写真を撮っているんだが わしは数メートル降りた時点でどうやって戻っていいのか考えてしまったし 体力・技術的にも不安要素が多すぎて断念・・・再トライするならそれなりの準備と やはり蛇や虫のいない季節を選ばないとだめだろうな。観音様の祠付近から恐らく降りるルートが探れそうな気がするんだが 草が生えまくっている今の季節だと探る気にもならなかったぞ。

滝は落差約20M。
落ち口で2つに分かれ メインの流れのほうは崖の岩でさらに分かれて3つになっている。谷底まで下りればV字型の形に見えるようじゃ。

非常に形のいい滝だと思うが ルートを整備して観光スポット化するには・・・やはり場所的にかなり厳しいかな・・・
弥栄町にはもう一つ、「松ケ谷渓谷」なる超ドマイナーなスポットに「長淵の滝」なる滝が流れていて こちらは次回のネタなんだが、遊歩道も整備された形跡があるんだが、訪問者が少なかったのかメンテを全くしていなかったのか ほぼ自然に還っている状態だったぞ。

ま、とりあえず場所と状態は確認したんで またいつかリベンジの案件だな・・・ふぅ・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿