2023年6月8日

【過去に拝んだ滝アーカイブ】福岡県の滝 / 岩屋の滝 ・ 白糸の滝(福智町)

 岩屋の滝 

福岡県田川市夏吉字岩屋
落差 M


さて、国道322号を南下して香春町 田川市付近までやってきたぞ。ここらへんの山はいかにも九州らしい面白い形をしているんだが 「採銅所」と呼ばれる地域があって あちこちで 大規模に山が削られているみたいだ。
手前右の山は見事に上半分が切り取られて平らになっているが 奥の山もたぶんそれなりに削られているんだろうな。

このあたりは福智山山系の端っこに位置するんだが 近くに3大カルストの平尾台なんかもある関係で このあたりには石灰なんかが豊富に産出されるらしい。でも「採銅所」なんて名前が付いているから もちろん銅も関係しているんだろうな。

今から向かうのは「岩屋公園」なる場所にある豪快な滝、「岩屋の滝」なんだが この公園は山全体がカルスト台地に覆われていて 近くには鍾乳洞なんかも点在しているらしいぞ。 そんな場所にある滝だから かなり趣のある形が期待できるわけだ。ふふふ・・・・


さっそく「岩屋公園」に到着~♪ 
と、思ったら 滝も鍾乳洞も見当たらないんですけど・・・・

案内の看板によると 鍾乳洞は公園内に3つほどあるらしいが、どれも施錠してあって勝手に見ることは出来ないみたいだ。
近くに住んでいる管理者に事前に電話しておけば鍵を貸してくれるらしいな・・・ちょっとそこまでして見るのもめんどくさい様な・・・

滝のほうは地図で位置を確認しても良くわからず、一時間近く 遊歩道を散策したり車で周辺を流したりしたんだが どうしても発見できず・・・

だいたい このクソ暑い土曜日に そんな風光明媚な滝がある公園ならば 避暑にやってきた人たちが少しくらいはいてもおかしくないのに 人っ子一人いない、というのはおかしいよなあ・・・

公園内に一匹だけいた野良犬は 人があまり来ないせいか相当腹を空かせているみたいで わしの後をちょこちょこと追い回していたんだが あらかじめお前の存在を知っていたらコンビニで何か食料を仕入れていたのにな・・・。すまんのぅ。

で、いくら探しても全然ラチがあかないんで 公園を離れて付近の住民に聞き取り調査をすることに。 あまり人の気配も無かったんだが なんとか農家のおばちゃんを発見したんで 「岩屋の滝」について聞いてみると・・・

「あの滝は枯れてしまったのよ♪」という衝撃的な答えが・・・


ちゃんと地図にも載っているような滝なのに・・・

うぅ・・・小一時間 時間をつぶした割には成果なしか・・・まあ 無いものは仕方あるまいな。 皆様には枯れはてた「岩屋の滝」でもご覧いただくとして さっさと次の滝を目指すかのぅ・・・・


(T-T) うぅ・・・。

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白糸の滝 
福岡県田川郡赤池町上野(現・福智町)

落差 20M


さて、次なる滝は 田川市からバイパスを北上して方城町の赤池町の「白糸の滝」だ。 ここは福智山の西山麓に位置し、付近の住民の憩いの場所になっているらしいな。

滝は山の中腹にあるんだが ふもとには「上野焼」と呼ばれる陶器の窯元がいくつもあるし 滝の駐車場にはラジウム鉱泉の天然湧き水の汲み場なんかもあって結構な人で賑わっていたぞ。


滝は岩肌を綺麗に流れ落ちている一本滝で なかなか見ごたえはあるものだ。例によって不動明王が祭られ 注連縄なんかも飾られて それなりに由緒とか格式のありそうなものだったな。

ただ 滝つぼではガキンチョが水遊びをして騒いでいるし 下流の沢はちょっと渓谷になっていて趣はあるんだが こちらも水遊びのお子さん達が集団で騒いでいたんで 全然落ち着かないのが難点かな?

まあ このあたりの子供にとっては 海に行くよりも こういった滝や山の沢のほうが手軽なんだろうけど・・・



↑ 駐車場付近の鉱泉汲み場。 
ためしにちょっと飲んでみたかったんだが 一回いくらかを徴収されるスタンド形式だったんで辞めておいたな・・・

ちなみに この滝の近くには「あがの温泉 白糸の湯」なる温泉施設があったんだが こいつはちょっとお試ししたかったんだが 価格と人の多さで断念してしまったな

実は
 隣町の方城町にあるという「ほうじょう温泉」がお目当てだったんだが こちらも最近リニューアルされて立派な施設になっており 信じられないような混雑ぶりだったんで あっさり却下・・・・

※記事は平成17年の訪問時のレポートをそのまま掲載しているので現状は不明。
ちなみに記事中の「あがの温泉白糸の湯」は2018年に閉館しています

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