2023年3月26日

小豆島、どうしましょ#5「妖怪美術館」

 

「誓願之塔」なる三重塔が良く目立つ 小豆島八十八か所58番 西光寺


このあたりは狭いエリアに複雑に不規則に民家が入り組んだ「迷路のまち」と呼ばれるエリアで この三重塔が目印になっているんだが アニメ「からかい上手の高木さん」の舞台にもなっていて聖地扱いになっているんだそうな。

ま、わしはアニメを見てなかったし 観光マップにもそんな説明がなかったんで 後から知ったことなんだけどな。(そのかわりマップに載っていたポケモンマンホールは探したり・・・探しきれなかったけど)

そんな住宅街、商店街の一角に「妖怪美術館」がある。

ここは「小豆島 迷路のまちアートプロジェクト」として「現代の妖怪」をテーマにしたミュージアム。妖怪画家の柳生忠平氏が館長を務めていて 妖怪フィギュアがメインで展示されているんだとか。

ここは「小豆島に行く」と決めてからネットで存在を知って「是非とも行きたい」と思っていた施設なんだが 入場料が2900円という設定に思わず躊躇・・・一時は断念したが「せっかくここまで来たからには」と 一食抜きにする覚悟で入場することに。


ネットを使って前売り券を購入すれば400円安くなることを 入り口においてあるパンフレットに書かれているのを見て知ったのも背中を押した一因じゃ。

妖怪美術館はこのエリアにある4つの空き家、空き店舗を利用して それぞれテーマごとに展示をしているという趣向。お化け屋敷のような感じだが 別にドッキリが仕掛けられているわけではないから心臓病を抱えるわしでも安心じゃ。

この建物は受付と売店で ここで手続きすると個人別に与えられた暗証番号の書かれた紙を渡され、向いの建物へ。

ここで施設の説明をする1分くらいのビデオを鑑賞して巡り方をレクチャー。
置かれているQRコードを読み込んでアプリをインストールし、館内で使えるフリーwifiのパスワードを設定。アンドロイドとアイフォン別に用意されたヘッドホンを受け取ることになる。

建物を出たら道路を渡って 50Mくらい離れたところにある1号館からスタート。

この美術館は4つの施設がすべて無人で 各施設の入り口には4桁の暗証番号で開く施錠がしてある。


インストールしたアプリにはシーンごとに3分くらいの音声案内が聞けるようになっていてヘッドホンでそれを聞きながら巡っていくことになる。



この音声案内だけでも20本以上あるから いちいち全部聞くだけで1時間以上は掛かってしまう。


施設自体は空き家利用なんでそんなに経費は掛かってないと思うが こういうシステムの開発に入場料が反映されているのかもしれないな・・・でも子供や老人などスマホを持ってない人は楽しみも半減かもな。(ちなみに小学生以下は入場無料だそうな)

1号館は「妖怪の起源」をテーマにした内容で なじみのある妖怪のフィギュア類の展示がメインとなる。

お次は2号館へ。

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巨大なオブジェがメインの2号館。ここからはほとんど創作の妖怪たちが展示されている。

・・・(;・∀・)

創作ものなんで説明のしようもないから 写真だけの羅列になってしまうな・・・

そして3号館は「現代の妖怪」がテーマ。

入り口に向かう細い路地・・・

3号館はテーマによって不定期で内容が変わるようだが、

妖怪SDGsって なんやねん・・・

ま、創作妖怪の応募作品の展示、という趣向か。
玄人はだしのものから小学生の夏休みの工作レベルまでさまざま。わし的には「創作妖怪」というジャンルはあまり心に刺さらなかったが・・・

3号館と4号館は隣接していて 裏から移動できる。

「妖怪はあなたの中にいる」がテーマの4号館。

暗い部屋の天井に美術館館長による妖怪曼陀羅の大作が。

他にお客がいなかったんでフラッシュを点灯しての撮影だが しばらく暗い部屋にいると目が慣れてきて 徐々に妖怪アートが浮かび上がってくる、という趣向じゃ。

ちなみにこの美術館、すべてのエリアで撮影OKで SNSで拡散することを良しとしているのも今風だな。

出口に向かうと売店があって いつの間にか最初に入ったインフォメーションセンターにつながっていたな。

しばしオリジナルグッズを鑑賞して退散したが、感想としては独創的で趣向としては面白い、と思うぞ。
ただ、やっぱり 他の口コミにもあるんだが 入場料の高さは妖怪以上にドッキリするし震えあがってしまう。
ゼニクレージーでも展示しているのなら納得もできるが 妖怪が身近な存在に感じるには もう一声、価格の見直しが必要だと感じたな・・・

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