2022年6月26日

神明原の滝(仮称)・素錬の滝(未確認)

6月最後の土日休み・・・

天気予報では雨だったり晴れだったり 見るサイトによっても違うんで全然予測がつかなくて 結果 週末の予定もなかなか立たなかったんだが、金曜日にはどうやら晴れる方向に変わりそうに。

そんなわけで今日は岩国市の山間部に かねてから気になっていた滝の調査に出向いてきたぞ。

・・・天気は結局 朝から小雨が降ったりやんだりだったけどな。やっぱ山間部は天気が読めないのぅ( ノД`)

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錦町の道の駅方面から国道434号を北上し、雙津峡温泉を超えて下沼田の集落へ・・・

そういえば雙津峡温泉の「憩の家」が「SOZU温泉」としてリニューアルオープンしていたな。そんな情報は知らなかったんだが 今年の5月1日にリニューアルしたらしい。
ま、泉質は変わってないと思うが これもそのうち調査せねばなるまいなあ。

下沼田の集落につくと「神々の里」の看板に従って山道をぐんぐん登り・・・2つ目か3つ目の案内板のところで分岐があって 右に曲がると「神々の里」、左側直進ルートを取ると「神明原」集落へ向かうようになる。

神明原集落は現在は定住者のいない廃集落と化しているが その集落の手前に まず最初のターゲット、「神明原の滝(仮称)」が流れ落ちている。

道路からすぐ見える位置にあるが 植林が邪魔・・・

この植林を伝って下まで降りれば滝を真正面に近い位置から拝むことが出きる、、、と滝友・じんじんさんのブログに書かれているんで わしもそのつもりで来たんだが 想像以上に急斜面で 恐らくロープなしで迂闊に降りてしまえば這い上がることは わしの体力では不可能・・・

じんじんさんのブログによれば「たきねの滝」なる名称の可能性について書かれているが この滝については特に文献もネットの情報もないんで やっぱりここでも「神明原の滝」ということにしておこう。

落差はわしのいい加減な目視で20Mほど。正統派のなかなかカッチョいい一品じゃ♪

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この滝を過ぎてしばらくしたところに かつて10世帯くらいは住んでいたであろう神明原集落が。

ん~・・・畑に新しげなビニールが仕込まれているから 時々だれか来ているのかもしれないな。

ここに「神明原大神宮」なる神社がある、ということで いちおうお参りに来たわけだが、

むぅ~、人がいなくなってどのくらい経つのか すっかり廃れておるのぅ。

社務所の跡なのかな?だいぶ傾いて倒壊寸前じゃ。

鳥居を取り外した跡らしきものもあったが 住まわれている神様の転居は済んでいるのだろうか?
ま、よそ者のわしなどが心配してもどうにかなるものでもないが こういう形で人知れず廃れていく限界集落はいくらでもあるんだろうな・・・

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神明原集落から山道を降りていくときに なんか変な走行音がするな~、なんて思っていたら 見事にパンクしていたぞ( ノД`)シクシク…

何とか山道を降り切って国道に出て 少し広いところで搭載している応急パンク修理キットを使って仮修復。
そのまま六日市の中心地まで恐る恐る走りぬいて 自動車修理工場に駆け込んで見てもらったら 矢じりのような尖った石が見事にタイヤに刺さっていたな。

昔の車には必ずスペアタイヤが積まれていたものだが 今は車両の軽量化や タイヤ交換をドライバーが出来ないパターンが多いんで 緊急パンク修理キットしか搭載されてない車も増えている。わしの偽ハスラー号もスペアタイヤスペースすらないんで緊急修理キットのみなんだが このキット、使ってしまうとタイヤ内部に充填剤が回ってしまうんでパンクの修理はできずに交換となってしまうわけだ。

そのまま使えるんならそれでもいいんだが あくまで緊急用で 「40キロ以上のスピードを出すな」とか「5キロ走るたびに空気圧をチェックしろ」とか 全然信用できないことが取説に記入されておる・・・そんな状態で県境から萩の町に戻るのも怪しいし、途中の山道でもう一回何かあれば完全にアウトだし これはどうしたものか・・・

ハスラーのタイヤサイズが少しレアなものなんで オートバックスや普通のガソリンスタンドではなかなか扱ってないサイズだし、マツダのディーラーでも取り寄せになるらしい。

とりあえず掛かりつけのディーラーである萩のマツダに事情を説明して 岩国のマツダに対応が可能かどうか聞いてもらうことに。とりあえず岩国の市街地まで行ければオートバックスみたいな店もあるし本家ハスラーを扱うスズキのディーラーもあるから なんとかなる可能性は高そうだしな。

・・・一時間くらいして 萩のマツダから電話連絡があって 3時過ぎであれば岩国のマツダでタイヤを仕入れて交換もできる、とのこと。
最初の電話が昼過ぎだったから2~3時間でタイヤを仕入れることが出来るんだな・・・さすが瀬戸内工業地帯、山陽の都市だけはあるぞ。

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そんなこんなで2時間弱ほど時間を潰さねばならんのだが、実は今回 岩国の錦までやって来たターゲットは先の「神明原の滝」ではなく、その近くにあるという別の滝だったりする。

こちらは神明原より位置が不確かな情報を頼りに山の中を散策するつもりだったが こういう事態になっては今回は諦めるしか無かろう。さすがにこの状態でもう一回山道に入ってパンクが再発したらお手上げだし ディーラーからも白い目で見られるのは必至だからな・・・あと、山歩きの後に汗を流すサウナも予定していたんだが それも今回はパス。

で、せっかく市街地に向かうんなら、と これまたかねてから気になっていた岩国市の滝、その名も「素錬の滝」を散策することに。

この「素錬の滝」、山口県の滝を扱っている清水 秀登センセイ著の「防長四十八滝」にもしっかり記載されているほどの滝なんだが、今まで手を出さなかったのは この滝が個人の敷地の中に流れ落ちているため 勝手に侵入して拝むことが出来ない、という点に尽きるわけだ・・・

ただ、最近知り合った岩国のとあるグループのFacebookに写真がアップされていたり、じんじんさんのブログの情報によれば道沿いから遠目に少しは拝めるらしいんで その可能性を頼りに訪問することに。

岩国市市街地からほど近い小瀬エリア。この道沿いに城壁のような石組みがある、という情報は知っていたが どうやらこれがそうらしいな。

東屋のようなものが見えるが 残念ながら周囲の木々が邪魔をして滝が全く見えないぞ。崖に近づけそうな場所もないし もしかして城壁ような石組みは滝の展望台ではなく滝を外部から見えないようにするために作られたものなのか?

誰か居れば声をかけるのもヤブサカではないんだが さすがに不法侵入をしてまで拝むものでもないし、木々の葉っぱが落ちる時期を狙うしかなさそうだな・・・ワンコの吠える声が聞こえるから誰かいるのかもしれないが・・・それにしても「ご主人が40年近くかけて城壁を作っている」という情報元は2009年の記事だったが、それを考えると所有者の方の年齢っていくつくらいなんだろうな?

とりあえず場所は判ったし、今回は滝の落ち口だけ確認して退散・・・

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そのあと、岩国マツダに出向いてタイヤ交換を済ませ、今回はこれにて岩国を撤退。まあ 安心して高速を走れたんで良しとするか。

それにしても結局 滝を一つ拝んだだけで燃料代を含めると今日だけで25000円くらい出費しているぞ・・・今度来るときはもう少し余裕を持った計画で できればキャンプか車中泊を絡めてくるのが良いかな?やっぱ岩国まで来るには日帰りはキツイぞ。

ふぅ・・・

2 件のコメント:

  1. BARA師匠お早うございます。
    神明原>偶然にも最近、とある廃村探索の方と知り合いまして一緒に行きました。
    神明原大神宮は伊勢神宮を模した作りの神社で中々凝ってますよね。
    ところどころ屋根や床は穴開いてますが、拝殿で一応参拝させて頂きました。榊も神酒も新しくなってるのでまだ参拝する方はいらっしゃるのでしょうね。
    色々探索してると一台の軽トラが上がって来ました。畑の手入れにちょくちょく来られてる様です。
    岩国市はこんな廃村や限界集落が多くて多くは秘境にあるので最近また探索癖が燃えております(笑)

    パンク>私を連れて行って下さった方も「道中、尖った石が多いので注意して下さい」と言ってました。その方もやはりパンクした事があるそうですw

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    1. Vein氏>神明原大神宮、最近ブームかもしれませんね。(んなこたぁない)もう改修させるようなことはなくこのまま廃れていく運命でしょうが祠くらいにしてかつての歴史を残しても良さそうですが・・・多分神様がもう引っ越されているんでしょうけど。

      尖った石>私の車にも矢じりのような石が刺さってましたが そういう石が出る地質なんでしょうか。こういう場所を散策するならやっぱジムニー辺りが欲しいところですね・・・

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