2022年6月5日

南阿蘇村総合福祉温泉センター ウィナス

 

南阿蘇村の立野峡谷には 白川に「鮎返りの滝」、黒川に「数鹿流ヶ滝」の2つが掛かっているんだが、正直言うと「鮎返りの滝」は今まで見たことがなかったな・・・

今回 阿蘇・烏帽子岳登山で復活した新阿蘇大橋に立ち寄ったんだが 観光案内版の地図を見てようやくその存在を思い出したんで ついでに見学に行くことに。

このあたり、2016年の熊本地震で風景が一変して新阿蘇大橋も去年 開通したばかり。
下を流れる渓谷も凄いが 橋を作る工事もものすごい難工事だったことが伺えるな・・・

で、鮎返りの滝の観瀑台も地震の影響で立ち入り禁止になっていたようで 現在は解除されているのか立ち入り禁止のままなのか判らない状態・・・ゆえに見学できる場所を探すのにえらく手間取ってしまったぞ。

もうすっかり藪に埋もれてしまって なんとか見えそうな場所から手を伸ばした状態で草が入らないようにして撮影したのが上の写真。
この観瀑台からはそんな状況でほとんど見ることはできないから もしかしたらまだ立ち入り禁止状態が継続中かもしれないな。かといって他に滝を眺める場所があるのかと言われればなさそうだし・・・対岸の温泉旅館の敷地に入れば拝める場所はあるんだろうが フラッとやってきた観光客が立ち入るには少し敷居が高そうだったからやめておいたぞ。

そんな感じで「鮎返りの滝」なんだが、落差は40M。
ハッキリ言えば鳥類や飛べる虫以外は 鮎どころか哺乳類、人間様ですら寄せ付けない迫力と地形だよなあ・・・ネットで見る写真と周りの風景がだいぶ違うから 震災後に撮影された写真はあんまりないのかもしれないな。

そんな鮎返りの滝からほど近いところにある入浴施設が「南阿蘇村総合福祉温泉センター ウィナス」

名前の通り 地元住民の福利厚生が目的の施設のようで村外と村内で入館料金が変わってくる。それでも400円という破格な安さなのは公営ゆえの強みだろうな。そんなわけで今回の登山の後に汗を流すために利用させていただいたぞ。

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南阿蘇村総合福祉温泉センター ウィナス

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽4530
泉質 :ナトリウム - 炭酸水素塩・硫酸塩泉 PH7.89 50.1℃
効能 :切り傷・やけど・慢性皮膚病など
営業時間 :10:00~21:00 第二水曜休
料金 :400円

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設備としてはメインの内風呂と露天風呂、陶板浴、薬湯、水風呂という感じ。当然内部の撮影は不可なんで以下の画像は「ウィナス」公式サイトよりの無断借用じゃ。

お湯は陶板浴槽ではやや黄色味掛かったものだが 大浴槽や露天風呂ではそんなに特徴は感じられない。 しかしながら 肌触りもやわらかく少しスベスベ感も感じる一品。

大浴槽には電気風呂のギミックも仕込まれているが 正直わしは電気風呂だけは苦手なのじゃ。

露天風呂は阿蘇ののどかな風景を眺めながらゆっくりお湯に浸かれる造り。
もちろんサウナ後の外気浴でもなかなかリラックスできる空間じゃ。

陶板浴槽は「スーパーマイナスイオン浴」なる装置が仕込まれているらしく ストレス解消や疲労回復に絶大な効果があるんだそうな・・・そうは言っても仕組みや原理はサッパリわからないが。

やはり地元の高齢者には あると喜ばれるんだろうな、薬湯・・・

今回の愉しみの一つはやっぱりサウナ・・・なんだが ハッキリ言えばそんなに期待してなかったんだが 思った以上にしっかり汗もかけるし 狭いながらも雰囲気は良し。

水風呂も16度前後の天然水かけ流しでしっかり冷えるし そのあとの外気浴も阿蘇高原の心地よい風に晒されて なにげに満足度の高い内容だったぞ。

いやいや、この温泉、この施設、このサウナで400円というのは 破格というか何というか・・・阿蘇おそるべし、だな。

施設自体がそんなに「観光客向け」というわけでもなく やはりジモティ中心だと思うが かなり穴場的な存在なんじゃなかろうか?ハイカラな施設も良いがジモ専的な雰囲気も感じられて 満足度は予想以上に満足度は高かったぞ。欲を言えばサウナ飯がいただける食堂的なものがあればなお良かったが そこまで求めるのは贅沢が過ぎるというものか。

とりあえず 6月いっぱいと7月3日までは臨時休館らしいぞ・・・

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さて、再び新阿蘇大橋なんだが 日本滝百選、黒川に掛かる「数鹿流ヶ滝」に去年10月に観瀑台が出来た、ということなんで 早速見学に行くことに。

駐車場もかなりの台数が収容できるようで 立派な遊歩道も完備。この遊歩道を500Mほど歩けば観瀑台に到着できるらしい。

500Mか・・・往復で1キロ歩くのか・・・けっこう歩かされるんだな(;・∀・)

遊歩道の対岸を見ると崩れ落ちたかつての道路がそのままの状態で・・・

こうやってみるとかなりの被害だったのもわかるし 完全復旧にはまだまだ時間が掛かりそうだな。

別の沢から流れ落ちる滝も見える。

たぶん何かしらの名前も付いているはずだが 傍の数鹿流ヶ滝が日本の滝百選ということで目立ちすぎて情報がないぞ。(調べたら「白糸の滝」というらしい。

これも山口県に流れ落ちていれば立派な観光スポットになりえるレベルの一品なんだけど。

で、噂の数鹿流ヶ滝・・・

落差60Mの豪快な滝だが 新阿蘇大橋からは2段に見えたんだが・・・
以前の観瀑台付近は先の熊本地震でこのあたりの地形を変えた「数鹿流崩れ」で消滅したらしいが この滝も以前のままの姿かたち、というわけではないようじゃ。

確かに以前は滝の周囲を崖に囲まれて 阿蘇大橋の上から望む正面の姿の印象しか残ってなかったからなあ・・・

しかし遊歩道500Mが国道に沿ったルート、というのが なんかなあ・・・日本滝百選の滝ならば もう少し正面からの角度で拝めても良いような感じだし 駐車場の位置ももう少し滝寄りに作れなかったものかな?

まあ、先ほども書いたように周辺の復興が未だ途中、という感じだから 今の段階ではこういう感じしか作れなかったのかもしれないな。

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