2022年5月18日

【自主的島流し・隠岐の旅】⑩西ノ島 焼火神社(5/1)

 

さて、国賀海岸を一通り散策した後にやって来たのは隠岐島前の最高峰、島前カルデラの中央火口丘にあたるという焼火山(たくひやま)。
島前カルデラは外輪山で囲まれている天然の良港として 北前船や漁師などの寄港地として重要な場所だったらしい。で、湾内のどこからでも見えるこの焼火山中腹に位置する雲上寺には焼火権現が祀られ、その境内に灯る明かりが灯台の役割を果たしていたんだとか。

雲上寺は明治時代の廃仏毀釈によって焼火神社になったんだが そんなこんなでこの焼火山は焼火神社とともに「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」のジオサイトに登録されているんだとか。

・・と、いうわけで山道を車でぐんぐん登ってきて やってきました、こちらが焼火神社参道入り口。

「参道」と言ってもほとんど登山道で 結構な急登を20分ほど登る必要が・・・

わしはこんな離島まで来て なぜ汗をだらだら流しながら山道を歩いているんだろう?・・・なんて素朴な疑問を抱きながらもひたすら登ると 鳥居が見えてきたぞ。

ただ、この鳥居の位置はまだまだ序盤だけどな。

ちなみにこの山には「タクヒデンダ」なるこの山でしか見られない隠岐固有種のシダ植物があるらしいが 素人にはよくわかんない世界なんでスルー。

青銅の鳥居が見えてきたら いよいよ神社境内じゃ。

藪の中になにやら石段が・・・

小さい祠が見えてきたが だいぶ朽ちかけているな・・・立派な造りの祠だが どうやらこれがターゲットではないらしい。

なんか城のような立派な石垣が・・・
昔の灯り台跡かと思ったが こちらは宮司さんの本邸らしい。

あと100Mか・・・

さすがに宮司さんの住まいエリアなんで手入れも行き届いているぞ。

いよいよ本殿が見えてきたぞッ!!

こちらが焼火神社
そうか、そういう趣向の神社だったか・・・

焼火権現は海上安全の神様ということで江戸時代から信仰を集めていたんだとか。本殿はえぐれた岩屋の中に半分隠れるように作られており 国指定重要文化財となっているぞ。

いやいや、苦労してきた甲斐があった、というものじゃのぅ(´▽`) どんなものか分かっただけでも満足じゃ!

ん?

もともとは雲上寺というお寺だった、ということだが 宮司本邸の入り口には元三大師・角大師のお札がいろいろ貼られているな。コレクターか?

まさか神社で角大師のお札が頂けるとは思ってなかったんで わしも喜んで一枚ゲットじゃ!!
こんな調子で集めていたら わしもいつかコレクターになってしまうかもしれんなあ。

最近は御朱印帖がブームになっている、という話は聞いているが 神社仏閣の数は底が知れないんでわしは手を出してないわけだが・・・

これからは行く先々で角大師のお札を見つけたら集めるようにしたら面白いかもな・・・御朱印帖ほどどこでもかしこでもある、というわけじゃないし 出会いに喜びがありそうだしな・・・

ふぅ・・・


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