2021年5月6日

【旅行記】2021GW・不要不急の延岡トレッキングツアー② 行縢山・行縢の滝

 

神さん山を後にして 延岡市街地方面に南下して 初日のメインイベント「行縢山」に向かうことに。

行縢山・・・標高831M。雄岳と雌岳の2つのピークを持ち その間に日本滝百選の「行縢の滝」を持つ山じゃ。ちなみに「行縢(むかばき)」というのは昔の武士が乗馬の際に袴の上から装着していたアイテムというか装飾品というか、そんなもの。この山は形が行縢に似ているからその名前が付いたようじゃ。

行縢山は昔 行縢の滝を拝むためにやって来たことがあるんだが その頃は今ほど登山に興味も情熱もなかったんで 滝だけ拝んで撤退したのじゃ。
で、今回は滝見学ついでに頂上も制覇することが目的じゃ!

ま、トレッキングのレポについては 相変わらず画像が多いんでYAMAPのほうにアップしているから このブログでは滝とその他の画像を中心にお送りしよう。

まずは登山道スタート地点の行縢神社に出向いて登山の安全祈願など。

その昔は女子禁制の山だったらしいが 岩山なんで山岳宗教が盛んだったんだろうな。

で、行縢神社。

「鉄鍔口」などは県の有形文化財に指定されたり 本殿の彫り物や天然記念物クラスの樹木など 見どころはたくさんあるようだが まず目に入るのが・・・

この見事な造形の狛犬だろうな・・・(´▽`)

なんでもその昔、修行に来た坊さんの道案内をこの山に住む猿がしてくれた、という伝説があって そのせいで狛犬の顔が猿になっているんだそうな。

「犬猿の仲」という言葉があるが そんな言い伝えでこのようなキメラを作ってしまうのは良いのか悪いのか・・・(-゛-;)

ご神木の夫婦杉は樹齢300年なんだそうな。

鳥居まで戻って さざれ石の右側が登山道。

あまり樹高のあるギンモクセイも見たことがないかも・・・

この橋が現れるころから 遊歩道は登山道と変わり ルートも迷うことはないが徐々に厳しくなる。

前に来た記憶では滝見橋までそんなに距離があるようには思えなかったんだが、今回歩いてみて結構な距離と高度があることを再認識したぞ。

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で、滝見橋から見た「行縢の滝」全景がこちら。

落差76.6M、幅20Mほどで 日本武尊が、熊襲征伐の折、この滝を見て、「布引の矢筈の滝を射てみれば 川上たける落ちて流れる」と詠じたという伝説から「布引の滝」「矢筈の滝」の別名もあるんだそうな。

この滝の滝つぼに向かうには更に登山道を登っていく必要があるんだが それは下山時にじっくり眺めてきたんで後ほどご報告するとして・・・

こんな岩だらけのルートを黙々と進む。

雌岳は上級者向け、ということだが 今回は朝飯も食わずにそのまま登山を開始して体力的にキツかったんで メインの雄岳だけのピストン山行じゃ。

つつじのシーズンじゃのぅ・・・

そんなこんなで行縢山山頂に到着じゃ!!

むぅ~、なかなかの高度感じゃのぅ・・・(´▽`)

ここで昼食としてザックに忍ばせておいたカップラーメンなどをすすりながら大休止。

ホントはドローンを持ち込んでいて 山頂から滝とかを空撮してみよう、とか考えていたんだが あまりの強風に断念じゃ。

下山時はこの山のもう一つのハイライト、行縢の滝にて記念撮影。

むぅ・・・日本滝百選のエントリーは伊達じゃないのぅ・・・(´▽`)


ここでも記念撮影やら何やらで時間を潰してしまったんで 下山した時には結構遅い時間になってしまったな・・・

こちらは下山してから延岡市街地に温泉を求めて向かった際に見かけた路傍の庚申様。

今回のツアーは宮崎県と言っても延岡市限定なんだが それでもあちこちで庚申様を見かけることが多かったぞ。

山口県の庚申様は「庚申」と文字だけ彫られたものが主流だが こちらはしっかり青面金剛様が彫られている立派なものが多かったな。持ち物も上部の月と太陽も 青面金剛様が踏んづけているスライムのような邪鬼にも哀愁を感じるぞ(´▽`)

ふふぅ~・・・

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