2020年8月23日

【山口県の滝データ】萩市(旧旭村)の滝 ・西来寺後山の滝・癒しの滝 / 七曲の滝

萩市明木笛吹
落差 30M?



萩市明木地区にある西来寺は長門観音札所の15番で 山門の作りが見事な寺なんだが、その後に「石ノ巷山」という山があって、この滝は石ノ巷山頂に向かう、林道洗谷線沿いに流れ落ちている。

西来寺の後の山にある滝・・・という安直な名前が少し気になるし、一見 単なる沢のようにも見えるのだが、上を見上げると結構な落差で流れ落ちているのが判る。林道の工事で滝の下部が完璧に殺されてしまったようだが それでも落差は30Mくらいはあるような気がするな。惜しむらくは雑木が多すぎる上に、滝上部に登るルートもないために全体像が把握できないことか。

明木地区の旧道に入り とりあえず橋を渡って西来寺へ。そこから西に少し進むと「石ノ巷山」登山道」の案内板があるんで林道を進む。 舗装道路がアスファルトからコンクリに変わって300Mほど主道を進むと左手に流れ落ちているのがこの滝だ。

ちなみにこの滝のある「石ノ巷山」は 地元の子供が初日の出なんかを拝むのに定番の山になっているらしい。頂上まで車でラクラク行けそうなんでトライしてみたが この日は大規模な土砂崩れのために頂上手前で通行止めになっていたな。(平日の真昼間に誰も通らないであろう山道をロードスター号でやって来たんで 復旧作業のオッサン達に一斉に注目されてしまったぞ。) 
土砂崩れの復旧する時期を見計らって ヒマなときに頂上目指して登ってみようかなあ・・・

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追記 07.04.15】

先日、石の巷山の桜を眺めるためにココを通りかかった友人いしから 「西来寺後山の滝に なにやら看板が立てられているぞっ!」・・・という謎の報告を受けたんで さっそく確認することに。

これがこの滝の前に立てられた看板。

どうやら「石の巷山の桜保存会」なる地元の有志が設置したものらしいが、これによると この滝は新たに「癒しの滝」なる名称が与えられたようだな。 ま、確かに「西来寺後山の滝」というもの飾りッ気がないし、イマイチ親しみに欠けるから 周知し易い名前を付けるのは構わないと思うんだが。

それにしても この「石の巷山」に寄せる地元有志の情熱は なかなか目を見張るものがあって 頂上の桜植樹をはじめ 登山道の整備やら案内板の設置など、はたから見ても「この里山への愛着」というのは しみじみと感じさせられるわけだ。

そういえば今年になって この滝の中腹に注連縄が飾られるようになったが、あれもこの有志によるものだろうか?それとも信仰の対象として 麓の西来寺の方が今までも手入れや世話をしていたのかしら?

で、気になるもう一つの「七曲の滝」なんだが、わしはてっきり林道工事で分断されてしまった下流の落差のことを指しているのかと思ったんだが、矢印のほうに進んで下を眺めると この「癒しの滝」とは全く別の流れが落ちているのを確認することが出来たぞ。

おそらくはこれが「七曲の滝」であろう。

流れは細くて水量も乏しいが 落差は15Mくらいはありそうな一品じゃ。

周囲に沢などを確認してなかったんで今まで気が付かなかったが、水源がどこにあるのかわからなかったな。たぶん石の巷山を流れる沢が 道路の下や薮の中を通ってココに流れ落ちるんだろう。

「七曲の滝」といいつつ 流れそのものは正統派の直瀑。もしかしたら滝そのものではなくて 水の流れがココに来るまでにあっちこっちを曲がってくる、と言う意味で名が付いたのか、もしくはメインの滝の下の流れが何回も折れまくっているのか・・・

いずれにしても今は周囲は薮に囲まれているんで 簡単に滝の真下には行けないし、遠目から眺めるしかできない。

「癒しの滝」も規模はそれなりに立派なんだが こっちは道路から近すぎて逆に全景が見えなくなっている。そういう意味では 観光には少し向かないと思う。ちょっと惜しいよなあ・・・

薮を払うなりの整備をして見栄えをよくすれば 文字通り憩いの場になるような気もするんだがな。 
今は滅多に人も通らない環境だから特に問題もないが、ゆっくり散策できるような観光スポットにしようと思うならば できれば近くに駐車スペースでも設けてくれたら有難いんだがなあ・・・

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