2020年7月22日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊北町)の滝・豊北峡 小河内峡の滝

【男滝・女滝】

下関市豊北町大字粟野 豊北峡
落差 3M程度



青海苔やシロウオ漁で有名な豊北町を流れる粟野川上流にある渓谷が「豊北峡」なんだが わしもHPのネタにするために来るまでは存在すら知らなかった秘境だ。

元々 裏道のような県道沿いからのルートしかないし 全然目立たない看板がある程度だったんだが、最近になって道が整備され始めて豊北峡への案内板も一回り大きくなったんで 地図を頼りに近くまで来れば迷うことはないと思う。

豊北峡は奥行きの深い渓谷ではあるが 基本的に清流沿いに作業用の林道を歩いて散策するトレッキングコースで 「滝」と言われるものは「男滝」と「女滝」の2つのみ。渓谷の中に入るダム湖の手前にあるんで 滝を見るだけなら歩く必要もないしアクセスは簡単。
ただ 2004年時点では度重なる台風のせいで 道路は陥没し落石がゴロゴロしていたんで よほどのRV車でなければ通行は不可能な状態だったな・・・2005年3月時点では確認していないが 手前の川を渡る橋や道路は立派にリニューアルされていたから もしかしたら既に復旧されているかもしれないな。

わしが行ったときには男滝も女滝も うっかりすると見過ごしてしまうような小さな看板の真下にあって 上からの鑑賞しか出来なかった記憶がある。
で、正確な落差もわからず 写真もこのような何だかわかんないものしか手元に無いわけだが ショボかった感想が残っているぞ。 ただ3年も前の話だし 滝に関しても「拝めたらそれで良し」というタンパクな考えの時期だったから 今 改めて鑑賞したら違った印象が持てるかもしれないな。 これも機会があれば撮りなおしと確認に行きたいと思っているぞ。



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【金毘羅の滝】

下関市豊北町大字粟野 小河内峡
落差 1M+3M



旧 豊北峡の粟野地区にある「豊北峡入り口」から橋を渡って、右に曲がれば「豊北峡」、左に曲がれば「小河内峡」に行くルートなんだが、この「小河内峡」は 実は2004年秋にはじめて散策道らしきものが地元の人によって整備された、と言う 豊北峡以上にマイナーな秘境だ。

昔はこの道を使って油谷町に抜けることができた、という 元々は旧道なんだが 修験者が篭っていた岩山やたたら関係の遺跡なんかもあちこちに見受けられる。渓谷の規模は豊北峡とは比べ物にならないくらい小さいが 小川のせせらぎを聞きながら史跡めぐりが出来る 老若男女誰でも楽しめる なにげにほのぼのとしたハイキングコースだ。

その渓谷のメインとも言える存在がこの「金毘羅の滝」。もともとは「金華山の滝」「比叡の滝」「羅漢の滝」の3つの流れの総称らしいが 現在は山の伐採で1つが枯れ、あとの二つが1つになった結果として今の姿になっているようだ。

滝としても非常にミニマムで 垂直に落ちる部分の高低差は約1M。その上のナメ滝の部分が目視で3M程度か。これも雨が降れば規模が変わってくるのかもしれないが この滝を拝むには渓流から顔を出している岩の上をピョコピョコ飛びながら近づかないといけないんで 流れの激しいときは長靴のような装備が必要かもしれないな。

この滝の下流に 滝を見下ろす形で藪の中に小さな祠が祭ってあるが これが金比神社。解説の看板には さも立派そうに書かれているが、地元の人にでも聞かないと探すのは恐らく不可能な場所に隠れているぞ。ヒマだったら探してみようっ!

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