2020年5月2日

【山口県の滝データ】周防大島町の滝

※文章は掲載当時のままのため 現在では状況に変化がある可能性もあるかもしれませんが調べてません・・・

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【延命の滝】

周防大島町大字久賀畑能庄
落差 20M



周防大島を代表する滝。 水量は細いが落差は約20M、そばに延命観音が祀ってあることからこの名前が付いたそうだ。

旧 久賀町の国道437号を進むと小さい看板があるんで それに沿って嘉納山を目指すと専用の駐車場がある。そこから山道を300M、竹やぶの中の道を進むと到着。
水は絶えることが無いそうだが、やはり水源が乏しい島なんで 見ごたえがあるのは雨の降った後だろうな。

あと、「延命の滝」といいつつ、付近には「まむし注意」の看板があちこちにあるんで 夏場にこの滝に行こうとする方は変に藪に寄り道したりして命を落とさないように注意されたし。

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【石風呂の滝】

周防大島町大字地家室
落差 6M



旧 東和町、地家室地区には石積みや岩窟の空洞を利用した昔のサウナ、「石風呂」があるのだが この滝はその石風呂の傍を流れる沢の上流にある。
この石風呂の傍には「へんろみち」という遊歩道があって 100Mくらいの山道は割と簡単に登ることが出来る。滝の傍には不動明王が祭られていて この滝そのものも信仰の対象になっていたんだろうな。

一枚岩を落差約6Mくらいで水が流れている。正直言って 相当にショボイものを想像していたんだが 思いのほか格好もよく、マトモだったんで嬉しかったな。

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【鮎戻しの滝・ふち】

周防大島町大字西安下庄
落差 3~4M

旧橘町、嵩山ふもとの西安下庄川間にある滝。 「ふちの龍神」という呼び名もあるんだそうな。

場所は非常にわかりにくく、地図を頼りにしても 恐らくは発見は簡単じゃないと思う。 偶然 道を尋ねたおばあさんが場所を知っていたから何とか辿り着けたものの、そうでなかったら絶対発見できなかっただろうな・・・軽トラがようやく通るような細い道を進むんだが わしの車では通行不可能だったんで歩いてようやく発見することが出来たぞ。

近くで畑仕事をしていたおじさんに話を聞いたところ、この滝は昔は周辺に畑が広がっていて子供の遊び場にもなっていたそうだが、今では畑も雑木で覆われていて荒れ放題。砂防ダムの上流に川の流れがあって それらしい気配はあるが 上からでは姿を拝むことは出来ない。
近づくと水の音はゴーゴーと聞こえるんだが 当然のように案内板や説明もなし。 滝つぼに降りる道も荒れているので 木々につかまりながら15M近い斜面を降りていくしか近づく手段はない。


上の滝
下の滝
ヒーヒー言いながら斜面を降りていった先の滝は2つ。上の滝が落差約3M、下の滝は4Mくらいか。それなりに形も綺麗で このまま埋もれてしまうのは勿体無い感じもしたな・・・「ふちの竜神」とか「鮎戻しの滝」とか 立派な名前が付いているんだから ちょっと小奇麗にして地蔵様でも祭っておけば それなりに面白い名所になるとは思うんだがなあ。

ここも昔はみかん畑だったということで 川の周辺には荒れ果てた畑の石垣が残っているから 「夏場はマムシが絶対出る」と思って間違いは無いと思うぞ。

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