2020年4月27日

【山口県の滝データ】岩国市・ウオキリ滝

岩国市錦町大野
落差 15M


旧・六日市との境に近い大野川上流に流れる滝。 これも今まで存在すら知らなかったんだが、教えてくれたじんじんさんに感謝じゃ。

国道187号の大野集落、落合のバス停付近から小橋を渡って そのまままっすぐ進めば中津川に沿った形で林道が延びている。だいたい1キロ半くらい進んで2つ目の小橋の右下、杉の植林地帯の奥に二又に分かれて優雅に流れ落ちている滝が見える。これがウオキリ滝だ。落差は目視でだいたい15Mくらいか。(ちなみに この上流にも5mくらいの小滝があり)

「防長四十八滝」には「中津川F1」という表記で中津川の滝のことが書かれているが、それには落差10Mとなっている。この滝も厳密に計測すればそのくらいの落差かもしれないが 本で紹介されているF1がこの「ウオキリ滝」と同一のものかどうかはイマイチ不明だ。

錦町は山に囲まれている環境もあって あちこちにこのような無名に近い知られざる滝が隠されている。この滝の源流は平家ヶ岳にあたるようだが、一般的な登山ルートとは全く逆の方向に流れているんで 一部のハイカーや土地の人だけが知っているような存在だったらしい。その割に林道が滝のすぐ傍まで延びていて アプローチは場所さえ知ってれば比較的簡単だと思う。
ただし観光ナイズは全くされてないから知っている人も少ないと思われるが・・・

あと周囲が植林地帯で林道からでは木立に邪魔されて趣きが半減するし、ヘビや虫に怯えながら滝つぼに近づいても弁当広げてくつろげるようなスペースも余り無いから 女性や家族連れには不向き。これが思いっきり秘境に流れていれば 見つけるだけでもそれなりに価値を見出せるが そういう意味では中途半端な感じがして少し可哀想な存在かな?

・・・せめて わしのような偏った滝ファンがたまにやってくるのが救いだろうな・・・と、でも言っておこう。

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