2019年11月10日

篠原温泉 高尾の湯

湯原温泉を後にして 2日目は芸北のキャンプを考えていたんだが、島根県側の山陰道を通るルートか中国道を一気に戻るルートの2者択一を検討することに。

途中 温泉でも入ろうと思えばやっぱ温泉津あたりがいいのかな~、なんて思いながらツーリングまっぷるを見ていると庄原の上のほうに「高尾温泉」なるノーチェックの温泉があるのを発見。

広島の温泉は正直あまり特徴がないから 食わず嫌いというわけでもないけど案外見過ごしている温泉が多いのは 前回 三次を散策したときに感じていたんだが、スマホで調べるとこれが案外と面白そうな温泉だと思われたんで 早速チェックに出向いたぞ。どうせ早朝から動いて時間はもてあそび気味だったしな・・・





ここは朝9時からの営業というのは事前調査で分かっていたんで 近くのパーキングでうとうとしながら時間をつぶし、10分前に現場に到着。
道路沿いに掲げられた赤いひょうたんの看板が目印なんだが、幹線道路とはいえ今まであまり通ったことのない道なんで全く知らなかったな・・・



少し下った川沿いに どうみても普通の民家のような一軒家が。こちらが「高尾の湯」
ちょっと前まで篠原旅館という自炊型の湯治宿だったらしいが おばあちゃん一人が切り盛りしている現在は旅館としての営業はやめて日帰り湯と温泉スタンドのみの営業となっているらしい。



ちなみに「こおおの湯」と読むらしいが この後に行った庄原の町の駅の表記では「こおのゆ」となっていたんで どちらが正解なのかは不明。



1日入りびたりで1200円か・・・安いな。

ただ 人の気配があるんだが呼べど叫べど何の反応もせず・・・
裏に回って声を掛けたらおばあちゃんが一人で窯に薪をくべて湯を沸かしている状態だったな。



「男湯はまだ沸いてないから女湯のほうに入ってくださいね」
と、いうことで やや小ぶりな浴槽の女湯へ、いざ!!

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篠原温泉 高尾の湯

広島県庄原市西城町高尾52
泉質 :アルカリ性放射性冷鉱泉 PH11.2 19.6℃
効能 :消化器病 皮膚病など
営業時間 :9:00~17:00(火・金曜休み)
料金 :500円

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で、こちらが女湯浴槽。タイルづくりの浴槽になみなみと湯が注がれている。
壁の後ろでゴウゴウと湯を沸かしている音が響いているが こちらにも熱が伝わっているんでまだまだ温度は上がっていくぞ。



令和になって水質検査をしていたが、泉質はアルカリ性の放射能冷鉱泉。
なんといっても特筆すべきはPH11越え(!)というスペックなんだが、成分の違いなんだろうけど正直 山口県あたりのPH8くらいのアルカリ泉のほうがツルツル感は高いと思う。
ただ 湯舟に入っている時より湯上りのほうがツルツル肌になった印象はあるかも。

放射能泉ということで湯冷めがしにくいのが一番の特徴か。
・・・最初は「やや熱いかな?」くらいの温度だったが 10分もするとかき混ぜてもかき混ぜても熱くなる一方・・・
蛇口で源泉を出して温度は自分で調整するシステムらしいが 確かにネットで見た「湯冷めしないでいつまでもポカポカする湯」という口コミ評価も納得だな。熱すぎるぞ、これ・・・




ちなみに男湯はこんな感じ。



傍に川が流れていていいロケーションだな♪

と、いうわけでこの「高尾の湯」、広島県の温泉としては数少ない感銘を受けた湯だったな。こういうスタイルの湯が広島にある、ということ自体 稀有な存在だと思う。
近くにある比婆山温泉熊野湯旅館もすこぶる気になるんだが、日帰りの利用ができるのかどうかイマイチわかんないんだよなあ・・・



誇らしげに飾っている見栄晴の色紙が印象的だったな・・・( ´ ▽ ` )

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