2018年12月4日

中華ソロストーブ燃焼実験 IN 丸山キャンプ場(2泊目)



さて、ちょっと前の話なんだが、密林からこのようなものが届けられたぞ。



中身はこんな感じ。
いわゆる「ソロストーブ」を真似た中華製のミニこんろなんだが、ソロストーブそのものは去年から興味があった一品で 欲しい欲しいと思いつつ 暖を取ったり湯を沸かしたりするにはやっぱりフツーのコンロには敵うまい、と諦めていたのじゃ。

去年は代わりにマルチコンロなどを購入して物欲を紛らわせていたんだが、ソロストーブは高価でも中華製のパクリ商品なら千円台から売られているんで うだうだ悩むよりは買っちゃえ!ということでポチッっておいたのじゃ。



で、その中華ソロストーブなんだが、、、わしが購入したのは2000円程度のものなんだが、本物のソロストーブは2重構造の本体を高い技術力で生産しているが 中華製は技術力を補って安く作るためにパーツごとに分解できる組み立て式。
現地で組み立てる作業のかわりに小さくパッキングできるように工夫されている。



いちおう2次燃焼を呼ぶための2重構造になっているのがわかるな。これらのパーツを組み合わせたのがこちら



直径13センチくらい、高さ16センチくらいと思ったが こんな感じ。



今回の熊本北部遠征キャンプでは この中華ソロストーブの火入れ式もミッションの一つと考えていたんだが、初日はキャンプ場への訪問が遅くなってしまったんで焚き火用の小枝を拾うヒマがなかったんで実験は2日目に持ち越されたわけだ・・・






と、いうわけで用意した中華ソロストーブと前シーズンに購入したTab謹製「マルチに使える缶ストーブ」

ちなみに密林ではTab缶ストーブは4千円超のプライスだが、わしは会社の近くのホームセンターで見かけた見切品を1990円でゲットしているぞ(゚∀゚ )

まあ 一目瞭然だが 拾い集めた焚き火もソロストーブもどきの大きさから考えると規格外に大きすぎたかな・・・(-゛-;)



今回、マルチ缶は練炭などを放り込んで 暖とヤカン用に特化させたぞ。焚火に使ってしまうと中華ソロストーブの存在価値が無くなってしまう気がしたからな・・・

今回はホームセンターで2つ入りの練炭を購入したが、普通の12個入りとかに比べると割高なのは仕方ないか・・・今後どのくらい練炭を使うものなのか見当がつかなかったからな。

しかし わしのような見た目少し憂いがあるようなオッサンが練炭一つ買うにも気を遣う時代になったものよのぅ・・・今回もアウトドア缶とか着火剤とかのアウトドア用品を絡めて「変なことは考えてませんよ」的なオーラを出し続けることを意識して購入したが・・・



この手のソロストーブ系の火器は大きさは大体おなじだと思うが ソロ用のヤカンでちょうどぴったりの感じ。



シェラカップなどの底面の狭い容器は100均網なんかがないと安定しないな(´・ω・`)



この上部の小さい穴から炎が噴き出す様子が いわゆる「2次燃焼」状態。
簡単に言えば薪なんかを燃やした時に燃え切らなかったガスを 空気を投入してもう一回燃やすことで燃焼効率を上げる・・・ということなんだが、わしもイメージでしか理解してないんで詳しい説明はここなんかを参考にしていただいて 後はネットでめいめい調べてくだされ。



しかしこのソロストーブもどき・・・燃焼効率がいいから小さい小枝なんかはえっちらおっちらと休む間もなくつぎ足さなくてはいけないし それがめんどくさくて大きな枝を入れようものなら上に何も乗っけられなくなるな・・・。

理想は蒲鉾板を縦半分に割ったくらいの燃料がベストサイズだと思うが そんな都合のいい小枝なんて あるようでないから 鉈や鋸でサイズを調整する必要があろう。もしくは炭などの固形燃料を投入すればいいんだろうが それじゃ二次燃焼もへったくれもないような気がするし。

あと、燃焼効率が良いがゆえに火床の空気穴がすぐに灰で埋まって空気の取入れが難しくなる。ネットで見ると100均のステンレス製茶こしなんかをひっくり返して底に置くのがいいらしいが そんなことをすると投入できる小枝のサイズがさらに小さくなるような気がするし、、

結局 実用よりは雰囲気を楽しむアイテム、あるいは手間を楽しむアイテムと考えて良いんじゃないかな?これ一つ持ってサバイバル的な野営を楽しむのも趣きはあるが 何日も山伏のように文明から離れて山にこもるならともかく、1泊2泊ならガス缶とバーナーのほうが湯を沸かすにも早いしめんどくさくないし携帯にも向いていると思うぞ。



と、いうわけで なんだかんだでTabマルチストーブが大活躍して銀杏を焙ったりお湯を沸かしたりしてコーヒーとおつまみ完成~(´▽`)



あとは平山温泉の売店で購入したいなりずし、トマト、からあげ、いきなり団子なんかでディナーを楽しんで 2日目のキャンプも終了じゃ。



ミニストーブもどきの感想としては まあ、本物を買う前にどんなものかが確認できただけでも2000円の価値はあったかな?というところかな・・・
暖を取るにも湯を沸かすにもちまちましているから これからの冬キャンプに使うにはあまり向いてないと思うんで 使うとすればもう少しおだやかな季節のソロキャン限定になるだろうな・・・

ふぅ・・・

2 件のコメント:

  1. BARA師匠、いつも髪の毛が黒々していて素敵だと思います。言ってる程私も白髪では無いのですが健康診断を受ける度に「あぁ。もう死ぬんかな」と感慨にふけりつつキャンプ・チャンスを窺ってます(え

    某氏のブログでもよく紹介されてるTab缶ですが、ヤカンかけとくのには丁度いいですね。一方で私の方は流行りのメッシュ焚火台とごつい五徳(やらんけど直火もOK)コレ。(コレって言われても困ると思いますが)7

    中華ソロストーブ>>私も結構気になってました。色々なのがあるので選びにくくて手が出てません。金曜から冷えるらしいのでガスストーブも捨てがたいですねぇw

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  2. vein氏>いやいや、めっきり寒くなりましたね。「雪中キャンプがしたい」「雨中キャンプがしたい」とか普段言ってますが いざ雨や雪が降ると気力が失せてしまうのが僕の悪いクセ。

    冬キャンの場合、防寒と結露軽減のためにタープが欠かせなくなりますが、コットンでない素材は火には弱いんで練炭や炭を放り込んで蓋のできるtab缶の活躍シーンは増えそうな気がします。シェルターならガス缶を使うストーブやランタン類も武器になりますね。

    最近はキャンプブームで今の時期でも例年には考えられないくらいキャンパーがウロウロしている、と言う話は聞きますが 今日辺りの新平の様子はどうだったんでしょうかねぇ?

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