2017年12月27日

(再録・日本一周記120)2003/11/02・ 秋の安芸の宮島に行く!

(第120日目)山口県岩国市~広島県宮島町~山口県岩国市~萩市


夕べは岩国の友人いし宅で いし、TARO先生とともにウダウダして過ごし、朝8時前に起床。

で、今日は天気も少し怪しいんだが この旅行の最後のチェックポイントの日本三景の一つ、「安芸の宮島」を散策する予定なのだ。

この宮島散策には 友人いしとTAROの他に「宮島散策スーパーアドバイザー」として たまに平日にフラフラと宮島を散策しているという いしの一人息子「げん少年」と いし夫人の「げんママ」さんも同行することになったぞ。
いつもは怪しげな髭の中年一人旅だが 今日はなんだかよくわからない集団か・・・「怪しい」ことには変わり無さそうだが まあいいだろ。

岩国から電車で宮島口、そしてそこからはJRの宮島渡船で宮島に向かうことになる。よく考えたらこの旅でこういう単独の島に渡るのは沖縄を除いて初めてじゃないのかな?

JRの駅を降りると すぐ目の前に「ひょっこりひょうたん島」のポスターの貼られた宮島行きフェリー乗り場がある。宮島くらい人の行き来が激しく距離も近いと 料金も往復で340円とお手ごろ価格だ。

この旅行では金銭的な問題があるんで離島は立ち寄ってないんだが 実は「フェリー代はどのくらい掛かるんだろう?」と心配していたんで かなりホッとしたぞ。

海路も十数分と短い時間なんだが 海にはこのようにカキの養殖と思われるイカダがプカプカと・・・

あ~、カキ食いたいぞっ!

ほどなく宮島に上陸・・・

てなわけでここでは有名な海に浮かぶ大鳥居のある厳島神社と 豊臣秀吉が建てたという入母屋造りの大経堂・千畳閣五重塔などを見学じゃ。



さすが世界遺産だけのことはあるんだが 厳島神社は入るのに参拝料が徴収されるんで今回は観るだけにしておいて内部に入るのはパス。

このときは引き潮で鳥居の足元まで歩いていけそうだったんだが 人がワンサカいたんで やっぱりパス。(写真は帰り際に少し潮が満ちてきた状態で写した物じゃ。) 
この鳥居は海に浮かんでいた方が邪魔な人ごみも無いし いかにも宮島のそれっぽいぞ。

げん少年はそういう文化的な建築物より 公園にウロチョロしているシカさんと戯れる方が楽しいみたいだな・・・まあ お子様だからそれが当たり前か・・・

・・・と、ふと横を見ると 当然のように鹿センベイを大量に買い込んで 嬉々としてシカと戯れている大の男が一人・・・さすが我らがリーダー、TARO先生だな。

「まずは手始めにセンベイを与えてみて 次回は100円ショップでドッグフードを仕入れて とことん和むぞ!」・・・とかなんとか宣言していたが、「宮島のシカは野生の動物です。餌を与えないで下さい」などと立て看板があちこちに立てられていたぞ。実は人間がシカに餌を与えるのは良くないことみたいだ。

じゃあ 餌を売らなきゃいいのにな・・・

この旅の今までのパターンからいけば 宮島にある原生林の山で天然記念物、弥山(みせん)に登るのが適当だと思われるわけだが 今日はガスというか霧が掛かっていて 登っても見晴らしは良く無さそうなんで却下。
まぁ 宮島程度なら近いから また来ることもあるだろうし そのときにでも再トライするとして・・・

で、この宮島で、というか日本でも有数の紅葉の名所、紅葉谷公園を散策することに。

この辺りは紅葉にはもう少し時間が必要かな?中にはポツポツと良い感じに色づいてた木もあったんだがな。

しかし 今日はさすがに人が多いな~ さすが紅葉時期の三連休の中日だけのことはあるわい。ノンビリと散策するだけでも疲れてしまうし 天気も良くないんでチャッチャと切り上げるかのぅ。

「日本一の大しゃもじ」なんだそうな。そういえば宮島はしゃもじで有名だったな・・・

わしも昔 遠足で宮島に来たときに「商売繁盛」とか書かれたしゃもじをお土産に買ったことがあるんだが 考えてみたらアレも何にも役に立たないシロモノだよなあ・・・


TARO先生がすかさず目をつけて購入した「広島みかんソフト(350円)」
普通のみかんソフトより少し甘味が強いんだそうな。

当然 このような変なものは必ずチェックだ。やはりTARO先生購入の「あげもみじ(130円)」
もみじまんじゅうをそのまま揚げたもので フレンチトーストみたいな感じらしい・・・

「もみじ天ぷら(210円)」・・・要するによくある天ぷらが紅葉の形をしているものだ。
宮島では「あなご飯」も名物なんで わしはアナゴ天を購入。

げんママさんオススメのカキ売り場が客で満員だったので 近くの直販場所で購入したカキ。「養殖場を持っている業者かどうか」がキーになるらしい・・・

これまた宮島の定番、げんママさんオススメの「おきな堂」もみじまんじゅう。わしは「にしき堂」くらいしか知らなかったんだが、何かこだわりがあるらしい・・・

宮島口駅近くの店で昼食として食べた広島風お好み焼き(600円)。
味は・・・・まあ こんなもんかな・・・?

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宮島を後にして 次に向かったのは岩国の錦帯橋のある吉香公園だ。

錦帯橋は日本三名橋の一つとしても有名で 今 平成の架け替えの真っ最中。5つの架橋のうち3つは新しく2つはこれから変わるらしい。

吉香公園は岩国藩主吉川家の居館跡を公園として整備したところで 梅、桜、銀杏、つつじ、菖蒲、ぼたんなどの名所だな。この2つは日本一周ではなく「たんけん」コーナーで山口県の見どころとして紹介しても良かったんだが 山口県でも全国レベルで紹介できる数少ないスポットだから まあいいだろ。

ここもやたら画像が多いんで 簡単に紹介していこうかのぅ。

吉香公園の上のほうの山にチョコンとある岩国城


今の時期に花を咲かす「フユザクラ」

佐々木小次郎がツバメ返しを編み出したとされる柳だそうな・・・
・・・どうもウソ臭いぞっ!


行列のできるアイスクリーム屋戦争
「佐々木屋小次郎本舗」VS「むさし」

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ちょっとマイナーな名物だが 岩国の郷土玩具というか工芸品というか「石人形」とやら。

実は錦帯橋のある錦川に住む小さな虫には巣を作るときに石ころを集めてしまう習性があるんだが その石ころを人に見立てて このようなジオラマを作ったものなのだ。

妙にかわいいんだが 石の粒が4~5個まとまったものがケースに入れられて数百円で売られているのには・・・なんか手を出しにくいシロモノだな・・・。

岩国のもう一つの名物、天然記念物のシロヘビだな。こういうのにはTARO先生ともども 目をランランとさせて喜んでしまうわけだ。

こいつの脱皮した皮が入ったお守りも売られていたが なんでも金運にご利益があるんだそうな・・・
そういえば昔は田んぼに行ってヘビの抜け殻を拾ってきては財布に入れていたっけなあ・・・(´ー`)

吉香神社のおみくじ販売用の箱の中でスヤスヤとお休み中のネコ・・・



適当に良い時間になったんで いし宅に再び戻り 宮島で買い込んだカキを焼いたり鍋にしたりして舌鼓を打ちながら雑談など・・・そのうち近くに住むHANTなどもやってきて 夜遅くまで4人でどうでもいいような話をしていたな。ちなみにHANTは牡蠣アレルギーなんで彼の取り分は無しじゃ。

「ところでBARAよ、山口に戻ってきて 今日の宮島・岩国で『日本一周』は終わりなのか?」・・・と HANTが当然のような質問をしてきたぞ。

・・・むぅ・・・・・・・・(-_-;)

「おう!これにて終了じゃ!!」(←なんか「成り行き」というか「勢い」で決めちゃったっぽいな・・・)

・・・いやはや、予想通り 実にしまんない終わり方じゃのぅ・・・ま、しょうがないんだがな。

結局 無駄なダベりは11時近くまで続き、それからTARO先生と萩に向けて夜の山道を一直線に爆走、深夜1時過ぎに萩に到着したところで24時間営業のセルフガソリンスタンドにて最後のガソリン満タン給油。(エネオス 12.22L / 1267円)

日付も変わって3日の午前1時半、静まりかえった実家に到着して 親を起こさないようにコッソリと自分の部屋に侵入し この日本一周企画も完全に終了じゃ!
いやあ、実家に入った瞬間に 疲れたというか気が抜けたというか・・・長いような短いような 得るものも多かったような ただ人間的には特に何か成長したとも思えないが 貯金だけは確実に減ったな。

総括や反省はまたゆっくり別にまとめるとして、それにしても総日数120日、走行距離28345キロ、沖縄から北海道まで思いつきでフラフラと彷徨ったんだが なかなか面白い 良い経験をさせてもらったわい・・・



今回のようなまとまった日数をかけての旅行は もう難しいとは思うんだが 今後はできるだけ機会を作って単発の企画で地方を旅行してみたり この旅では行けなかった離島や名山の散策なんかもしてみたいな。

このコーナーも一旦は終わるが 今後は「山口県以外」の旅行をしたときには その報告の場として活用させてもらうとしよう。ふふぅ~・・・



今日の一枚・・・
ちょっとガスで曇っている宮島。それにしても人が多いぞ・・・

走行距離120K
出費金額電車代・・・640円
宮島渡船料・・・340円
もみじ天・・・210円
シロヘビ閲覧料(寄付)・・・100円
お好み焼き・・・600円
かき(頭割り負担)・・・1000円

ガソリン給油(12.22L)・・・1267円
計・4157円

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