2017年9月7日

(再録・日本一周記074)2003/09/17・房総を暴走するぞっ!

(第74日目)茨城県潮来市~鹿島市~千葉県銚子市~九十九里町~大多喜町~
君津市~鴨川市~丸山町~館山市~鋸南町~富山町



タイトルがベタですまんのぅ・・m(_ _)m


朝3時過ぎ、潮来市の道の駅「いたこ」にて 断続的に鳴り響く爆発音により目を覚ます・・・
見ると二十歳くらいの3名の馬鹿者どもが道の駅のトイレにめがけてロケット花火を発射して遊んでいる模様・・・何をやっとるんじゃ?この深夜に・・・

寝る前に周りにいた車も何時の間にか何処かに行って 駐車場にはわしの車とヤンキーどもの車しか無いではないか。頼みのトラック軍団の皆さんは少し離れた大型車用のパーキングでアイドリングをしながら寝ているんで気が付かないのかな?

むぅ・・・こういう世間知らずで曲がった方向にしか性欲を発散できない若者は わしのような心身ともに完成されたような大人が注意するべきなんだろうが 返り討ちにあっても嫌だしなあ。警察に来てもらえたら一番良いんだろうが 悲しいことに現状ではわしのほうがどう見ても不審者だしなあ。(なんじゃそりゃ)

しょうがないんで車のエンジンをかけてそっと近づき、車のナンバーを確認するような仕草をしてスタコラサッサと近くのコンビニまで逃げて しばらくコーヒーなどを飲んで時間を潰していたぞ。
4時前に戻ったら すでにガキどもは退散した後だったようで そのまま道の駅でノンビリと夜明けまでウダウダしていたな。



折角早く起きたんで 今日は早めに出発するとするかのぅ。これから数日は今までと違って街中の散策が多くなるから 街が騒がしくなる前に回れるだけ回るのが良かろう。

まずは昨日は夕方遅くて見れなかった 潮来の様子だ。このあたりは「水郷」と呼ばれているんだが 渡し舟というか 町中に流れる霞ヶ浦の水路を船に乗って散策するのが観光の目玉らしい。

あと アヤメなんかの湿原植物が咲き乱れる風景も有名なんだが 例によってシーズンオフの散策なんで そのような華やかなものは一切見当たらなかったな・・・
潮来市の隣は鹿島アントラーズでおなじみの鹿島市だ。ここでは鹿島神宮などを見学。
この神社も街のど真ん中にあって マトモに見ようと思えば500円の駐車代がかかってしまうんだが まだ商店街が動き出す前だったんで ドドンと路上駐車をして本殿だけ拝ませてもらったぞ。ふふふ・・・(←せこい)




鹿島市を離れ銚子大橋を渡ると そこからは千葉県銚子市だ。さすがに関東圏だけあって7時頃には既に橋も渋滞ぎみになっていたぞ。
いやあ 日本人は勤勉だなあ・・・(←わしが言うと すごいイヤミに聞こえるなあ・・・)

千葉県はやはり房総半島がわし的にはメインになるんだが かなり広大な面積の半島だし 車も多そうなんでチャッチャと進もう。まずは「地球が丸く見える岬」の代表格、犬吠崎だ。
ようやく わし好みの地形というか やっぱ岬とか先っぽとか岩場って 見ていてホッとするよなあ・・・

ちなみに犬吠崎は「澪つくし」の舞台だったそうだ。わしもあの朝ドラは見ていたが 設定などすでに忘却の彼方だな・・・ま、そうだと言うからにはそうなんだろう。
「♪あ~あ~ くじゅうくりはまぁ~」というMIKEの歌(古っ)でおなじみ、九十九里浜だ。どこまでも砂浜が続いているが 例によって霞のため あまり写真うつりがよろしくないぞ。

外房はこのような海岸線が延々と続くんで 首都圏のサーファーにとってはメッカみたいなものだろうが わしなどは同じ風景が続くと飽きてしまうな・・・ネタになりそうも無いし だいたい今どきの若者が多い、というだけで余り興味がないのだ。(←わがまま)

と、いうわけで その先の岬町でガソリンなどを給油(三井石油 438.1K地点 / 37.57L ¥3747)したあと 進路を替えて半島の内陸にある大多喜町に向かうことに。ここには「養老渓谷」とかいう渓谷と 道の駅があるのだ。
今日もすでに30度を軽く越えていそうな陽気だし 道の駅で昼飯でも食って あとは山の中の渓谷で涼むとしますかっ♪

てなわけでココが大多喜町の道の駅「たけゆらの里 おおたき」だ。
正直言って昼飯としてピピッとくるようなメニューには乏しかったな・・・。

ちなみに大多喜町には養老渓谷のほかに「栗又の滝」なる滝もあるらしいが、どんなものか確認だけでもしたかったんだが 渓谷の傍の町営駐車場が一回600円、滝の駐車場が300円と徴収されるみたいだったんで手が出なかったな・・・

先日の「袋田の滝」の町営駐車場ですら無料だったのに どの程度の規模の滝かもわからないものに300円出す勇気が無かったぞ。ましてや渓谷駐車場の600円というのは余りにも・・・

これが100名瀑とか国民誰もが知っているような名所だったら やむを得ないとも思うが まずは金を取るよりアピールする努力が大事ではないかなあ。
いや、もちろんその程度の金を払ってでも見る価値がある名所なのかもしれないけど 少なくとも わしは「知らないから少し見てみたかった」という程度の気持ちだったからな。
次にやってきたのは君津市の道の駅「ふれあいパーク きみつ」。君津市は内房の都市なんだが 面積が広大で内陸のこんなとこまでエリアがあるらしい。

ダム湖の傍にあって それなりに楽しめそうなスポットなんだが 今日は併設のレストランは休みで喫茶コーナーしか開いてなくて またもや昼飯として食うに値するものナッシング・・・

近くにミニストップがあったんだが この後はまた海岸線に戻る予定なので グッとおにぎりでも買いたい気持ちをこらえることに。

ちなみにココから海岸方面に戻るには200円の有料道路を使うようになる。わしはなるべくこの旅では有料道路を使わない方針なんで一般道を逆戻りしても良かったんだが そうすると20キロ程度の遠回りになるんでココは珍しく素直に有料道路を使うことにしたぞ。
海岸線に戻ってやってきたのは シーワールドが有名な鴨川市にある道の駅「鴨川オーシャンパーク」。この外房には何箇所か道の駅があるんだが さすがメジャーな行楽地だけあって どれも立派なものばかりだ。

この鴨川の道の駅は かなり観光客を意識した作りになっていて 土産物やレストランのメニューにも気合が入ったものが多いぞ。
ただ どれもこれも観光地価格なんだよなあ・・・やっぱ都会は物価が高いわ。レストランも1000円を切るメニューがほとんど無いぞ。カレーくらい700円くらいで提供しても良さそうなんだが・・・

やっぱり昼飯で1000円以上使うくらいならセブンイレブンの弁当の方がいいや、といつものようにセコイ考えがぬぐいきれなかったんで この道の駅も却下。


次にやってきたのは丸山町の道の駅「ローズマリー公園 丸山町」なんだが・・・いきなり敷居の高そうな この道の駅は一体・・・ 
ここは「ローズマリー公園」「シェークスピア カントリーパーク」という昔の西洋をモチーフとした公園が道の駅の機能をプラスしたスポットのようだ。まあハウステンボスの縮小版みたいなものか。(え?全然違う?)

ちなみに道の駅の本体と駐車場は裏にあるんだが どうやら公園に入るには別途入場料が必要みたいだな。

わしはそんな事知らないで裏からスタスタと入って写真だけ撮って去っていったんで 公園のスタッフにチェックされていたみたいだったな。まあいいけど。

それにしても敷地内にあった「和泉宗家 記念館」が実に気になるなあ。モトヤもこんな所に記念館を建てていたとは・・・侮れないなあ。
この道の駅の食堂も 少し敷居が高そうなカフェ風の造りだったが ポロポロンと わしの琴線に触れるメニューがあったんで 早速試してみたぞ。

それがこの房州の郷土料理、「さんが焼き定食」(800円)だ。

「サンガって何ですか?」とウェイトレスのお姉ちゃんに素直に尋ねたところ 「魚で作ったハンバーグみたいなものです」という返事が・・・
確かに内部はイワシのような魚のミンチだったな。早い話が「イワシのつみれハンバーグ」か?

どうでもいいけどハーブがふんだんに使ってあって とても日本の郷土料理には見えなかったぞ。 いや、これはこれで美味かったから文句は無いけど・・・
その後、炎天下の中 再び海岸線を走り抜けるんだが、満腹で満足したことと 今朝 思いのほか早起きしたことが祟って 3時過ぎに突然の睡魔に襲われてしまう。
お茶を買いに入ったセブンイレブンの駐車場で大口を開けて1時間以上の爆睡をとってしまったな。あれは絶対誰かに見られているよなあ・・・

意識を取り戻した頃には なんか空が茜色に染まりだしていたんで 今日の寝床を求めて彷徨うことに。

明日の行動を考えて鋸南町の道の駅「きょなん」にしようと思ったんだが 車を停めて20分も経たないうちに大量の蚊の襲来を受けてしまったんでココを諦めて 少し戻って富山町道の駅「富楽里(ふらり)とみやま」にて 夜を明かすことに決定っ! 国道から少し離れているんで 夜になると誰もいない寂しい道の駅だな・・・

さて 明日はいよいよ内房なんだが 東京も目の前なんで かなり道が混むんだろうなあ・・・進めるだけ一気に進むしか無さそうだな・・・



今日の一枚・・・
館山市で見かけた「崖観音」とやら。そのままのネーミングだな・・・

走行距離364K
出費金額寝起きのコーヒー&羊羹・・・178円
ガソリン給油(37.57L)・・・3747円
鴨川有料道路・・・200円
さんが焼定食・・・800円
コンビニにてお茶・菓子・その他・・・726円
計・5651円

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