2017年8月31日

(再録・日本一周記070)2003/09/13・何処だあ?秩父山・・・

(第70日目)群馬県藤岡市~埼玉県長瀞町~秩父市~両神村~皆野町~久喜市


朝5時 「道の駅ふじおか」にて余りの蒸し暑さと蚊による全身の痒みのために起床・・・

う~ん、台風が来ているらしいが さすがに関東は暑いな・・・今日も雲は多いが暑くなるようなことを天気予報で言っているし、困ったものだな。
もう埼玉県も目の前なんだが はてさて 埼玉といっても特にコレという見所を思いつかんのぅ・・・

パラパラと地図を見ていると どうやら「長瀞(ながとろ)」とかいう町が埼玉県ではココから一番近い観光地らしい。地図に観光地の印である赤丸がしてあるからな。
「ながとろ」か・・・わしの38年間の輝かしい人生の中でも一度も接点の無い町だな。ネギトロならまだしも・・・だいいち読み方を今 知ったぞ。

ま、どんなところなのかは知らないが とりあえず行ってみるかのぅ。



 ????・・・

とりあえず「長瀞八景」の一つとかいう「月明かりと松風の蓬莱島」とかいうところにやってきたが これのどこが見所なのかイマイチよくわからんな・・・

川のほうは車両の進入が禁止されているんで そこが良いのか悪いのかわかんないが、見てみないことには話にならないので500円払って駐車場に車を入れてプラプラ散策してみることに。

駐車場は蕎麦屋さんが経営している場所を適当に選んだんだが そこの受付をしていた中学生くらいの小坊主に「長瀞って何か見所あるの?」と聞いてみた所、しばし言葉に詰まった後、「う~ん、川とか寺とか山がありますよ。」などと抽象的な答えが・・・「あ、うちの店は蕎麦とかウドンは500円くらいからあって 他の店より安いんで よかったら食べていってください」などと どちらかというと本業の宣伝のほうをキッチリとやっていたな。まあそんなもんだろ。

その後のなんとなくの調査の結果、どうやら川のほうでやっている川下りが一番の見所らしいことを突き止める。



お~、確かに渡し舟が流れておるわい。まあ乗船に1500円くらい掛かるみたいだから わしは見ているだけでいいが・・。

ここは「岩畳」とかいう場所で 解説の看板によると緑泥片岩とかいう種類の岩が地学的に珍しく天然記念物に指定されているそうだ。ふ~ん・・・

駅の観光案内の解説によると あと長瀞で有名なのは桜並木なんだそうだが これは思いっきり時期を外しているし、町内のお寺に植えてあるという秋の植物めぐりというのも いちいち見て回ると時間がかかりそうだな。
ま、そういうものがあるから一日時間が潰せる適当な行楽地として人気があるんだろうが・・・。


とりあえず朝飯も食ってないし昼飯の時間にも近かったんで 駐車場を経営している蕎麦屋でウドンなどを頂くことに。
でも一番安いキツネウドンとか天かすウドンでも700円もしたぞ。うそつきめ・・・

しょうがないんで800円の「とろろうどん」を注文。まあ普通の蕎麦屋で扱っている商品なんてこんなもんだろ。不ぞろいの麺だったんで自家製には違いないだろうし。

それにしても昼飯にウドン800円は高いな・・・
長瀞にはそれぞれ違った秋の花を植えてあるお寺が7つあって「長瀞七草寺」めぐりも観光ルートになっているんだとか。

全部回ってもカッタルいんで 帰り道にたまたま目に付いた「藤袴の法善寺」なる場所に立ち寄ってみる。

・・・日ごろの不勉強が祟って どれが「藤袴」という花なのか 良くわかんなかったな・・・

なんか 言われなきゃ ただ単に雑草を手入れしてないだけのお寺のような・・・(←たぶん禁句)



次は埼玉では恐らく一番自然に溢れている地域、秩父方面を散策することに。まずは情報を得るために道の駅「ちちぶ」に行って見よう。



おぉ、なかなか立派な道の駅ではないか。おそらく秩父方面の観光拠点になっているんだろう。マイカーで溢れているし観光バスも次々やってくるではないか。

ここでは秩父地方の数々の特産品も扱っているし 名物の「岩魚の押し寿司」も900円で出来たてが売られていたな。くそ~、そうとわかっていたら 長瀞で高いウドンなんか食うんじゃなかったなあ。レストランでもでっかいハンバーグのセットが8~900円くらいであったし価格も量も適当みたいだったし。

うどんを食ったばかりだが 今ひとつ自分に納得できなかったんで デザートとして秩父名産「ちちぶ餅」(120円)などを購入。

 味はどうということもない ごくごく普通の餅なんだが まあ わしが良ければいいのだ。ふふぅ~・・・



今日は天気も良いんだが 霞みが出ていて相変わらず山が見えないなあ・・・ロープウェイで三峰山に登るのが一般的な秩父観光コースらしいが これでは景色も良くないだろうし人も多そうで好かんな。だいいち名物のツツジも今はシーズンではなかろうし・・・
しかし今更言うのもなんだが 今回の旅では ありとあらゆる場所でシーズンを外しておるのぅ (;.;)

近くの両神山のふもとに埼玉県唯一の「滝百選」の「丸神の滝」なるものがあるらしいんで まずはそれを見に行くことに。
国道から県道に入り さらに山道を進むこと数キロ、キャンプ場の登山口からさらに遊歩道を使って30分くらい行ったところに その滝はあるらしいぞ。

やれやれ また登山か・・・
で、これが「丸神の滝」
ふふふ、さすがにこのあたりはマイナーな場所なんで 週末の行楽地といえども観光客など誰もいないな。

この滝のいいところは水がドバドバと落下するタイプではなく 岩を伝ってサラサラと流れ落ちるタイプなんで 
近づいても水しぶきが無いんで真下から写真を撮るのが可能なことだな。

でも全然迫力のある写真が撮れなかったんで ここでは遠景の普通の写真を載せることにしよう。(←意味なし)

次に向かったのは観光地でもなんでもない「合角ダム」。 秩父には秩父湖というそれなりに観光化された湖もあるんだが なんでこのようなダム湖にわざわざやってきたかというと・・・
この合角ダムによって出来た湖は別名「西秩父 桃湖」と言うのだ。
そう、埼玉の土屋知事が個人的に娘の名前をつけたんではないか? という どうでもいいような疑惑のある場所だな。

ご覧のように特にコレといってわざわざ来るような見所もないんだが やはり微妙に旅心をくすぐるというか わしとしては外せないスポットであろう。

でもやっぱり見所がないと飽きてしまうんで 写真だけ撮って10分くらいで退散。

ま、ネタになっただけでも良しとするか・・・。


さて、夕方も近づいてきたし 今日は久喜市の友人DONBEの家に御厄介になる予定なんで そろそろ向かうとするかのぅ。
これからは数十キロを埼玉の街中の走行になるんだが やっぱさすがに関東だけあって車が多く 距離の割にどのくらい時間がかかるものかさサッパリわかんないからな。

その後 道を迷いに迷って 3時間くらいかけて何とか久喜市のDONBEの家に到着~。
わしが関東から山口に戻る直前に生まれたDONBEの次男坊も すっかりウロチョロできるくらい大きくなって 一生懸命にライダーの変身ポーズをとって わしをもてなしてくれたぞ。
・・・・相変わらずこの手の教育は行き届いておるのぅ、DONBEよ。

久しぶりにたらふく飯を食わせてもらって またまた久しぶりに両足を伸ばして眠ることに成功。
今日の関東地方は30度をラクに超えるほどのフェーン現象による真夏日だったんだが こういう日に(エアコンの壊れた車で)車中泊しなくて済むのは 神の恵みというか わしの日ごろの行いというか・・・いやいや、助かるのぅ。

←DONBEんちで一番 落ち着いている存在と思われる 猫のハル。

さて、埼玉も一日でめぼしいところが無くなったんだが 明日は何をしようかなあ・・・



今日の一枚・・・
長瀞の渓流。小学生の乗っているボートが転覆して騒いでいる様子が微笑ましかったなあ。(←鬼)

走行距離245K
出費金額目覚めのコーヒー・・・100円
長瀞町駐車場・・・500円
とろろうどん・・・800円
ちちぶ餅・・・240円
お茶・菓子・その他・・・783円
ガソリン給油(31.7L)・・・3262円
計・5685円

0 件のコメント:

コメントを投稿