2017年4月16日

(再録・日本一周記016)2003/07/08・1、2の阿ッ蘇!

(第16日目)宮崎県日之影町~高千穂町~大分県緒方町~熊本県阿蘇町~大分県久住町~九重町~上津江村~日田市~山国町




昨日は結局 高千穂町の手前の日之影町にある「道の駅・青雲橋」というところで一夜を過ごしたわけだが 寝つきが悪くて朝5時に起床・・・それから旅日記を書くだけ書いて8時に出発。今日は宮崎を離れて天気がよければ先日雨で諦めた阿蘇に寄って大分県に入る予定なのだ。

高千穂町から県道7号を使ってとりあえず大分の「原尻の滝」を見てから阿蘇に向かう事に。と、その前に高千穂町で「常光寺滝」なるものを見つける。

・・・わしの地図には載ってなかったんだが なかなか立派な滝ではあるな。
九州には そんなに大きく扱われていないが 結構迫力のある滝が多いぞ。おそらくこのクラスの滝がゴロゴロあって いちいち地図にも書いていられないんだろうな~



AM9時ごろ、大分県緒方町に突入。さっそく「大分のナイアガラ」と異名を持つ「原尻の滝」を目指すことに。 
「大分のナイアガラ」という スケールが大きいんだか小さいんだかわかんない比喩が わしの琴線にピピッとくるわけだ・・・。

で、これが「原尻の滝」。日本の滝100選の一つで確かに立派な形をしておる。なるほど「ナイアガラ」ね・・・


右は「道の駅・原尻の滝」で朝食兼昼食としていただいた「地鶏わっぱ飯定食」800円也。

ちなみに大分あたりから「だご汁」が「だんご汁」と表記が変わってきたな・・・

それに団子の形も丸めたものからきしめん風に変わってきたし・・・

このきしめん風のだんごにきな粉を振り掛けた「やせうま」という郷土のお菓子(?)もあったんだが 一皿500円を一人で食う勇気が無かったんで断念・・・

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さて 車はそのままニンニキニキニキと西に向かい 熊本県に再突入。前回雨で見れなかった阿蘇山とやまなみハイウェイを走るのじゃ!山のほうは雲が掛かっているが 今日を逃がしたら また旅行ルートに頭を痛めないといかんからな~

登山の前にガソリン給油(34.7L エネオス 3498円)

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いや~、なんだかんだ言っても中学の修学旅行以来じゃないのか?阿蘇は・・・
雲と同じ高さにいるんで 何か良く見えないが ちょっとガスが薄くなった頃を見計らって一気に頂上に登るぞ!

左が雲千里・・・じゃなくて 広大な草原地帯、「草千里」。他にも阿蘇には草原地帯が延々とあって放牧なんかをしているのだ。牛や馬を見ているだけで心が和むのぅ・・・

右が「世界一」という謳い文句があちこちに書かれている阿蘇の噴火口。今も噴煙を吐き続けているぞ。

しかし火口よりは下は雲に覆われているのに山頂は雲ひとつ無いのは山の形による気流の関係か?

阿蘇の山頂には上の写真のように今も活動をしている火山口のほかにも 活動休止中のかつての噴火口もいくつもあるのだが 下の草原地帯とは違って大規模な荒涼地帯となっているのだ。
ちなみにあちこちに建てられている遊牧民族かなんかのテントみたいな丸い建物は たぶん噴火の際の避難壕だと思う。

子供の頃 修学旅行で来たときは 「火口を命がけで撮影してきた」というオッチャンが絵葉書やらポスターを売っていたんだが もう引退されたのかな・・・?

それと この火山口は今もモクモクと人体に悪影響を及ぼす火山性ガスを噴出しているので「生命にかかわるので 喘息・気管支炎・心臓病をお持ちの方は見学をご遠慮ください」というアナウンスが流れていたな・・・

家族と一緒に来たであろうお婆ちゃんが「私は心臓が悪いから あなたたちだけで見てきなさい。」とか言って 一人ぽつんと遊歩道から離れて残っていたが・・・せっかく頂上まで(有料道路かロープウェイを使って)登ってきたのに ここで見ないで帰るのも可哀想なような気が・・・

タバコ片手に私が言えるようなセリフではないが まあ無理はしないことだな。ちなみにわしが身を持って検証した結果、多少硫黄のにおいはしたものの 特に影響は無かったぞ。
それよりも遊歩道のアップダウンの方が体にこたえたな・・・






とりあえず何とか火口は雲もなく見れたんで 県道11号の「やまなみハイウェイ」という高原を突っ切る道路を使って一気に久住町へ。

途中に立ち寄った 阿蘇の代表的な景勝地・大観峰から阿蘇の山々を見下ろす。ココから見るとちょうど阿蘇の山々が「観音様が横になっている」ように見える、という 有り難い場所なわけだ。

相変わらず光に弱いデジカメの画像なんで よく判らないかもしれないが・・・

この日は雲が多く観音様にモザイクが掛かっているみたいだったな・・・まるで映倫に引っかかったが如く。(←罰当たり)

午後4時ごろ、大分県久住町に到着。

わしも「阿蘇」は当然知っていたが 「くじゅう高原」というのは今まであまり認識してなかったんで初めてだな・・昔から「阿蘇くじゅう国立公園」って言い方をしていたっけ?

で、雲に隠れているが これが九重山だ。この辺の山の特徴で岩山らしいゴツゴツした感じなんだが ところどころに火山性のガスを噴き上げているのが見えたぞ。

どうでもいいけど地図を見て初めて知ったんだが「九重町」と「久住町」が隣同士にあって それぞれ九重山と久住山を持つのは ややこしくて困るぞ。(ちなみに「九重」は「ここのえ」と読むらしい)

これはさっそく温泉だな・・・・

と、そのまえに飽きもせず滝などを見学・・・。

左は滝100選の一つ 「震動の滝」。雄滝と雌滝があるんだが 遊歩道は結構きつかった(特に雌滝のほう・・・)にもかかわらず近くからは見えないんで ちょっとアレだな。

右は九酔渓の滝の一つ、たしか「七折れの滝」だったかな?落差130メートルを越す立派な滝だぞ。

九酔渓って いわゆる渓谷なんだが 規模が大きすぎて車で流して見る感じなんだな・・・で、このような立派な滝があちこちにあって ウッカリすると見逃してしまう。

かといって滝を見るために車を止めると急カーブの山道なんで後続の車が非常に迷惑、という ちょっと難儀な景勝地だな・・・。

この久住高原のまわりには「九重九湯」とか言って山のように温泉があるわけだが 今回はどれに入ろうかとウロウロした挙句、「川底温泉」というところの「せせらぎの湯」とかいう立ち寄り温泉をチョイス。



なぜココを選んだかというと・・・それはたまたま目に入ったからだ。
しかしなかなか風情のあるつくりをした温泉だったな・・・露天風呂も良かったし 料金も300円と安かったんで言うこと無しじゃ。(休憩する場合は400円別途らしい)

欲を言えば風呂上りに牛乳が欲しかったが・・・

そういえば ここでウッカリ わしの温泉セット(垢すりタオル・歯磨きセットなど洗面道具一式)の入った袋を置き忘れてしまったぞ。
明日もう一回立ち寄って取り戻しにいこうかのぅ・・・



だんだん夕暮れも進んできたんで そろそろ今日の宿を探さなければ・・・とりあえずこの近くの道の駅を訪ねることにするんだが 夜9時までレストランが開いているという「道の駅・せせらぎ郷かみつえ」に向かう。

ここは宿泊施設も兼ね備えた道の駅らしいんだが なんかこの日は団体のお客さんがいらっしゃったみたいで お一人様のわしなどはレストランで注文を頼むのもちょっと躊躇してしまうほど忙しそうだったな・・・

ちょっと旅館みたいな作りをしていて 今まで立ち寄った道の駅では一番敷居の高そうな雰囲気だな・・・

周りは河川公園みたいになっていて 普段は清流釣りにやってくる人が立ち寄るんだろうが、おそらく上津江村とか サッカーのカメルーン代表で有名になった隣の中津江村では このような人の集まれる施設があまり無いんで 何かにつけて利用されているんだろうな。

ここでは「鳥の天ぷら定食」とやらを頂いたが 特に地方色が出ているという一品でもないんで ここでは画像は割愛じゃ。

とりあえず団体客がいる中で ひとり駐車場に寝泊りするのもアレなんで さっさと移動することに。
時すでに8時を回り 周りは真っ暗闇じゃ!

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そのあと ようやく日田市という それなりの町にたどり着き 昨日の分の日記の更新をPHSで送った後、再び山の中に突入。

結局 耶馬溪国の手前、山国町の「道の駅・やまくに」というところで一夜を過ごすことにする。ここは山の中なんだが 建物が新しく明るいし 目の前はローソンがあるし 休憩室には畳なんかがあって非常に快適な野宿が送れそうだな。ふふふ・・・・

あ、今まで断っておくのを忘れたが 「道の駅」は あくまで公共の施設であって パーキングの役割も持っているんだが 別に宿泊してもいい、という場所ではないぞ。いまさらだがな。


今日の一枚・・・
大観峰より高原と阿蘇の町を見下ろす

走行距離305K
出費金額朝食兼昼食として・・・地鶏わっぱ飯定食・・・840円
ガソリン給油(34.7L)・・・3498円
阿蘇登山道路・・・560円
川底温泉せせらぎの湯・・・300円
ジュース・他・・・860円
(夕食として)・・・鳥天定食・・・800円
計・6858円






























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