2016年12月8日

湯谷温泉 弥山荘


由志園のライトアップを鑑賞した後は 汗を流して夕食を摂取するために出雲市の「割烹温泉ゆらり」に立ち寄ったんだが、こちらは何度か利用している施設なんで今回は割愛するとして・・・

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今回の旅の最後の訪問としてやってきたのは 出雲より山口に帰る途中の川本町にあるという湯谷温泉・弥山荘

「国内でも珍しい天然強炭酸塩泉で全国屈指の炭酸ガス含有量を誇る・・・」と、いう話だが ココの温泉がなかなか良いらしい、という話も前々から聞いていて なかなか来る機会はなかったが今回はようやくそのチャンスに恵まれた、というわけじゃ。


家族湯なんかもあるんだな・・・(´ー`)

このあたりは石見銀山も近くにあることから 毛利・尼子・大内などの有力な武家の争いの場になっていたが 長らくこの地を治めていたのは小笠原氏。
この温泉の薬効を知った小笠原氏は戦で負傷した兵たちの湯治場をココに作ったらしいが それがこの「弥山荘」の前身ということじゃ。

今回は写真には撮らなかったが、すぐ近くにある長江寺が小笠原氏の菩提寺で 時の将軍より功績をたたえられて賜った 「悪夢を食う」と言われる獏の骨が納められているんだそうな。
そんな獏絡みのアイテムがあると知ってれば もう少し周囲を散策をしてみても良かったかな?


あんまり大きな画像じゃないんでアレだが、内部の撮影は他のお客さんもいたんで出来なかったんで 川本町観光協会HPより勝手に拝借したものじゃ。


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湯谷温泉 弥山荘

島根県邑智郡川本町湯谷781-2
泉質 :含二酸化炭素・鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉 PH 18.0℃
効能 :筋肉痛・神経痛・うちみ・くじき・慢性消化器症・冷え性・疲労回復など
営業時間 :10:00~20:00(受付~19:30) 月曜・大晦日休み
料金 :540円

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「炭酸泉」というとアワアワなイメージがあるが こちらの湯は成分は濃いものの肌に付くようなものではなく どちらかといえば三瓶付近でよく見るような土類系のもの。空気に触れると薄い黄金色に変わり やや塩味を感じるタイプ。

確かに保温効果はありそうだし アトピーなんかにも効きそうな感じだな。

露天は無いがメインの大浴槽のほかに壷湯、ジャグジー、ぬる湯、そしてサウナと水風呂という構成。
成分が濃いために少々加水してあり、冷泉のために加熱、殺菌循環もされているが 壷湯などはおそらくは源泉を掛け流しているんだろうと思わせる使い方をしていると思う。

わし的には 絶妙な温度設定のヌル湯が気に入ったが この料金でサウナがあるのは立派。ただ メインの客層が地元のご老人だと思うので温度は体の負担を考慮してガツンと来るタイプではない。


2012年にリニューアルオープンしたようだが、入浴施設以外にも地域住民の憩いの場として使われるように 休憩室、食事処、土産物コーナーなど いかにも福祉厚生施っぽく 内容はかなり充実している。


近くに三瓶系のパンチの効いたマニアックな温泉もあるし 場所的にあまり目立たないところもあるが ゆっくりのんびりとくつろぐスポットとしてはなかなか狙い目かもしれないな。

欲を言えば レストランにもう少し地元食材を生かしたご当地メニューなんかがあれば面白いと思ったが・・・確かにお湯は良いし施設も小奇麗だし オススメではあるぞ。わしなんかは山口からちょっと距離があるんで そうそう来ることもないとは思うがな・・・

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