2016年11月8日

紅葉を求めて鷹ノ巣山へ(後編)



二ノ岳頂上を無事クリアして 次に向かうはラストの「三ノ岳」



天気は悪くないんだが どうも霞が掛かってて展望はあんまり良くないな。これも雰囲気があるといえばあるんだが。



紅葉もボチボチ拝めるようになってきたが 個人的には二の岳から三の岳に向かうルート沿いの尾根裏のものがなかなか良かったな。写真には上手く取れてないけど・・・



二の岳を降りていくと いかにも山岳宗教で修行に使われそうな尾根道が出現!
道幅は人一人通れる程度の細さで両側は切り立った断崖絶壁。当然 足を滑らせるとタダでは済まないような感じだが これは行くしかなかろう!



と、その前にTHETA Sをザックに仕込んで、と・・・

鷹ノ巣山 二の岳〜三の岳縦走路 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


ちなみにTHETAを使った360度全天球動画も撮影したんだが、一瞬わしの面が割れてしまうシーンがあることと、THETAの動画は荒すぎてVRメガネを使ってもあんまり臨場感がないことが判明したんで 今回は割愛じゃ。

たぶん動画を楽しもうと思えばちっちゃい画面で見ないとダメなんだろうなあ・・・ニコンの全天球カメラは動画画質も良さそうだが まあ基本は静止画だと割り切って我慢するしかないな。高いし。

ちなみにこの岩尾根、どう見てもココを進んでいくしかないような一本道だが 実は行き止まりになっている。
真のルートはこの尾根の手前から下に下りて巻き道を通っていくんだが、岩尾根に見とれていると気づかないのか目印などは見当たらなかったんで少々悩んでしまったぞ。

さらに言えば左手になんとなく道っぽいルートがあるんだが そこを進むと反対側の尾根の真下にいざなわれてエライ目にあうんで注意されたし (-。- )  (←おや?)



三の岩は岩峰直下のブナ林の中を平行移動しながら右手に回り込むルート。二の岳から見て三の岩の反対側に行くと小さい看板があるんで ここから鷹ノ巣山最大の難所、ロープの垂らされた鎖場が待ち受けているぞっ!!







ふぃ~~!!



ザイルが岩に擦れている箇所では分解が始まっているような気がするが・・・とりあえずザイルに頼らないと登れないのは確かだが できるだけ全体重を掛けるのは避けてあくまでも補助的に使うしかあるまい。



登り切ると景色も開けて 相変わらず霞んで遠くは見えないが それでもなかなかの展望じゃ♪





頂上手前の展望台。
狭いながらも数名くらいならくつろげそうな平らな岩のテーブルじゃ。



右手前方には一の岳からの縦走路と でんっと聳える英彦山。



とりあえず 一服する前に頂上は踏んでおくかな・・・



平行な道を進み、石楠花のトンネルを抜けると・・・



鷹ノ巣山三の岳山頂(950M)。展望はナッシング(´□`)



再び展望台に戻ってささやかにランチタイムなどを済まし、とっとと下山するぞっ!!

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下山ルートは巻き道を使って一の岳、二の岳はエスケープする平行移動のコースが推奨されている。
単に楽だから、というより たぶん狭い尾根道なんで出来るだけ一方通行にしたい、という意図があるんだろうが・・・

正直、この復路はガイド本にも「迷い易い」と書かれているんだが 確かになかなか判りにくい。
テープを頼りに森の中を進んでいくと なんとか「巻き道」と書かれた案内板を発見。



矢印と薄い読みにくい文字で「薬師林道 巻き道」と書かれているから間違いないと思うんだが・・・「自己責任で進んでください」という一文が妙に気になる・・・



赤いテープを頼りに杉林の中を黙々と進んでいく・・・

この巻き道ルートについてはガイド本にも詳しく掛かれてないんであまり疑問にも思わなかったが、赤テープの位置が低かったり雑木に埋もれていたり、



こんな感じで見えないところに取り付けられている・・・と、いうか 木の方が成長しちゃっているんだろうな。

何かおかしい、と薄々感じてはいたが、尾根道でTHETAを撮影する際にスマホのアプリを使って遊びまくっていたんで電池の消耗が激しく、登山アプリ「YAMAP」のログを取るためにできるだけスマホは見ないようにしていたのが敗因だな・・・

杉林に入った時点でアプリなり地図なりで現在地を確認していれば ここまで派手にルートを外れることはなかったと思うし。



こちらが登山アプリ「YAMAP」でのログ。
青い線が正規の「巻き道ルート」でピンクの破線がわしが通ったルート。

・・・どうやったらここまで豪快に間違えるのか 我ながらホレボレしてしまうが 確かに「薬師林道」に(スタートから随分と離れた位置ではあるが)到着しているし 鷹ノ巣山を巻いているんで 正確に言えば「間違い」ではないわけだ・・・(いや、間違いだろ・・・)



沢と合流したエリアになると重機が入り込んで木材の伐採をしているようで ココまで来ると距離はわからないが林道に出るのも時間の問題じゃ。



赤テープの巻かれた雑木や杉の木も伐採されて もはや目印の意味を成してないけどな・・・



そんなこんなで ようやく林道らしき開けたところに出てきたぞっ!



鷹ノ巣山登山道の看板もあるから やっぱり「間違い」というわけじゃなかったんだよなあ・・・予定のタイムより2時間近くオーバーしてるけど(-゛-;)



なにやら小屋らしきものがある開けた場所に出てきたが これは右に行くべきか左に行くべきか判らなかったんで 今回は素直にYAMAPを起動させて右へ進む。



趣のある林道だが、長い・・・



歩いていくと案内板が。ここから苅又山とやらに登ることができるらしいが・・・恥ずかしながらこの看板を見るまでそんな山があることなど知らなかったぞ。



鷹ノ巣山登山道から少し進んだところにある「裏英彦山登山道入り口」。

コレを進むと「ケルンの谷」とか「垂水の壷」なんかのマニアックなルートを経て英彦山北岳や南岳に至ることができるようだが 初心者の単独行は避けたほうがいいらしいぞ。



なんとか出発地点の薬師林道入り口に到着!!

いやぁ、気持ちのいい林道歩きだったとは思うが さすがに疲れた・・・(つД`)

ふぅ・・・

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