2016年2月24日

赤田代五年神(問題提起編)

さて、昨日見に行った梅園は 下関市の郊外、内日(うつい)と呼ばれるエリアにあるんだが、この内日地区は田んぼばかりの長閑な風景が広がって 一見 特に見どころも無いように見えて その実 歴史は意外とあって 何気に興味をそそるスポットが点在しているマニア好みのエリアだったりする。



わしも内日神社とか音無稲荷とか内日ダムとか その辺は散策したことがあるんだが、極めようと思えばまだまだ取りこぼしているスポットもいくつか有るなあ・・・



立石観音は拝んだことがあるが、高地峠ハイキングコースは入り口だけ見て「面白そうだ」と思いつつ、タイムアップで断念したんだっけ・・・あれから行く機会を逃しているんだよなあ。



おししい内日米・・・(´ー`)



で、今回 このマップを見て初めて存在を知ったのが この「赤田代五年神」なるスポットだったりする。

イラストを見る限り、ご神木が祀られているような感じだが、「五年神」というのはなんだろう?
「赤田代」というエリアそのものに足を踏み入れたことがないんだが、ネーミングが大変興味をそそられるし、せっかく時間もあるから なにか趣のある祠でもあれば拝んでおくのもいいかもしれないが、とりあえずどんな場所なのか確認だけはしておきたいのぅ・・・

ふっ・・・細かいことが気になる、僕の悪い癖 (´ー`) (←「相棒」を見ていたらしい)

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とりあえず赤田代集落へ車を走らせていくと 途中に気になる神社を見かけたんで これも一期一会だということで拝んでいくことに。



「南壱之前社」か・・・これも名前を聞いただけでは何の神様なのかサッパリわからんな・・・



・・・と、いうことらしい。
こんなところでそんな祭事が行われているとは知らなかったな・・・



本殿の傍に小さな社があって



内部はこんな感じ。

安産の神様ということなんで とあるジャンルのご神体でもあるのかと期待したんだが、、、まあいいけど。

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で、南壱之前神社の先に進むと 竜王山・吉見峠へと向かう林道の手前にある赤田代地区に到着。
ここに「五年神」の解説板があったぞ。



この集落の裏にある山に「五年神」と呼ばれる山の神のご神木があるらしいんだが、時すでに夕方だったんで今回は散策を断念。
まあ、ご神体の祀られる集落の裏山なんて 余所者がフラッと入ってOKなのかどうかも判んなかったしな・・・

大変興味がそそられたんで できれば忘れないうちに散策はしてみたいんだが、帰ってからネットなんかで調べた結果、なかなか面白い記述を得ることができたぞ。

ちなみに こちらの神様をベースにした「まんが日本昔話」はこちら
もう少し詳しいエピソードはこちら

「五年神」とは五年ごとに神事が行われる神様で 山の神は不細工な女性の神で 自分より不細工な魚(ドロバエ)をみることで機嫌が良くなるんだそうな・・・ちなみに「ドロバエ」とはアブラハヤのことらしいが 一般的には山の神にはオコゼがささげられることが多いらしい。
わしはハヤがそんなに不細工な魚だという認識はなかったんだけどな。

下関では蓋井島で6年ごとに神事が行われる山の神と、この赤田代の5年神が残されているらしいが、こちらの神様の存在は恥ずかしながら今回の訪問まで全く知らなかったな。

てなわけで 今回は「序章」という感じでレポを終わらせていただくが 詳細は本格的に調査に向かう機会があればできる・・・かも、じゃ。



あ、こちらは赤田代地区のすぐ近くにあった水源貯水池のトンネルと取水塔。



写真ではこの取水塔も見たことがあるんだが こんなところにあったんだな・・・

いやいや、どこに何が転がっているかわからないというか どんな集落にも何かしら物語があるものよのぅ・・・(´ー`)

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