2016年2月12日

お手軽トレッキング・真田ヶ岳

去年の「花燃ゆ」は評判も散々だったが 今年の「真田丸」はなかなか面白いのぅ・・・やはりなんだかんだで脚本の差ということなんだろうが、そんなこんなで今回のトレッキングでチョイスしたのは「真田ヶ岳」じゃ。

ここんとこ天候が悪かったりなんだりで 気が付けば一か月くらい山歩きもしていないんだが、運動不足と過食ですっかり体力も落ちているし どこか短時間で手軽に登れる山はないか・・・と検討していたが 真田丸は徳川の大軍も苦戦を強いられた鉄壁の要塞だったらしいが 真田ヶ岳は誰でもフラッと簡単に登れて攻略可能 おまけに頂上からの展望もなかなかのものらしい。

ちなみに「真田ヶ岳」は元は「真多が嶽」と書き 読み方は「しんたがたけ」。ゆえに大河ドラマの真田丸とは全くもって何の関係もないぞッ!!

ホントは今の時期なら 福岡の宝満山から難所ヶ滝、あるいは英彦山の幻の滝あたりを目指したいところだが 1月の大寒波で氷瀑も見ごろだったらしいが その後の暖冬の影響で もうすっかり氷も消滅したんだとか・・・おまけにこの週末は土日が雨で気温も20度手前までの予報になっているから せっかく今日は素晴らしい晴天だし このチャンスに何処かに登っておかねばなるまい、という義務感にも駆られていたのじゃ。

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山口市仁保から徳地に向かう国道376号を進み、「荷卸峠」を超えたあたりに中国自動車道を跨ぐ形で橋が掛けられている。山口方面から行くと「泉水原ゴルフ場」に向かう高架のもう少し先になるぞ。





この荷卸陸橋を渡って突き当りの広場が駐車場となる。



橋から見て右手側に登る道があるが これを100Mくらい歩いていくと・・・



林道才ヶ峠線の入り口が。看板もあるが これが真田ヶ岳登山道起点じゃ。



ここから林道終点まで 幅3Mほどの舗装道路を歩くことになる。
どうでもいいけど 駐車場周辺や林道入り口付近は 誰が何の目的でそうなったのか判らないが エロ本やゴミなどが散乱していて 見ていて「なんとかならんものか・・・」と思ってしまったぞ。

まあ、高速の傍とか山道に入る手前とか 誰が投棄したか知らんが けっこうこういう風に荒れている場所は多いんだけどな。真田ヶ岳も「手頃で登りやすい良い山」という話も聞くが 結局登山客も少ないから道も荒れるし 集落からも離れているから地元の「山の会」的な手入れをするようなボランティアの存在もないんだろうな・・・



県の名前の入ったご祝儀袋みたいなものが大量に不法投棄されていたが どういう粗品なんだろうか・・・???



林道終点まで行くと ここからは人が一人歩けるくらいの幅の作業道となる。



真田ヶ岳の東側の峰には昔 KDDの電波塔が存在していたという話なんで それ用の管理作業に使われていたんだろうな。突き当りの鞍部に行くまではアスファルトやコンクリで固められているし 階段や手すりなんかもあるから迷いようもないし危険な場所もない。





ただ、やっぱり手入れがないのか 倒木が豪快に散乱してて 徐々に自然に戻りつつある様子・・・そんなに人気のない山なのかな?



鞍部に到着~♪

これを右に進めば山頂まで40分、左に進めば10分ほどで東峰の電波塔跡地らしい。
東峰は案内板もないから登山対象ではないと思うが せっかくだから覗いていくかのぅ・・・



階段を上って 植林の松もすっかり成長して広場も展望もなくなっている東峰広場に到着・・・



ついでにピークを踏んでおこうと思ったが 目の前のそんなに遠くない位置にあるはずだが ルートが消滅して藪漕ぎを強要されそうなんで 今回は手前で断念。やっぱイバラ系の藪漕ぎは気合と装備がないとトレッキングウェアがボロボロになる危険があるから 無理してまで進む気になれないな・・・



東峰広場(跡)から振り向けば真田ヶ岳本体が・・・実はこれは頂上手前のピークで 本体はもっと奥にあることは 登ってから気づいたんだが・・・

とりあえず チャッチャと登って頂上でラーメンでも食わねばのぅ。(←だから痩せない・・・)

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東峰から降りて再び鞍部分岐に。






ここから藪椿の雑木林の急登となるんだが これが思いのほか厳しく、なまりきった体には結構堪えたな・・・

わしはガラスの心臓を抱えているんで いつもトレッキングの時は最初の30分はリズムが掴めず心拍も不安定でヘロヘロになるんだが それを超えればオーバーロードリレーが空回りするように 比較的安定して歩けるようになる傾向がある。(それはいいことなのかどうかは知らないが・・・)

この山は最初の林道ルートはほとんど負荷がないんで ちょうどキツイ「魔の30分」にこの急登ルートが当てはまったんで キツかったな・・・やっぱ理想は週に2回程度のトレッキングなり運動なりをすることが望ましいが それは無理としても月に2回程度は山登りをしないと 体が勘どころを忘れてしまうよなあ・・・


雑木林の坂を登り切って稜線に出たら そこからは2~3回のアップダウンを繰り返す尾根歩きルートとなるが ここからは体力的に負担は少ないが 思った以上に長かったな。

写真はたぶん「展望岩」と呼ばれるところだと思われるが 「帰りに覗いてみよう」と思いつつ 帰りルートではウッカリ見逃してしまったんで どのような展望だったのかは不明。


20分くらい尾根を歩いて 最後の真砂土の坂を上ると・・・


360度の大展望が広がる真田ヶ岳山頂(620.7M)に到着~♪ヽ(´▽`)ノ

思ったより狭いが 他に登山客もいないから独占じゃ♪


たぶん白石山方面。


中央の ちょこんとした突起のあるのは蕎麦が岳だろうな。


左側にアンテナが立ち並ぶ山があるが 大平山だとすると 中央は右田ヶ岳になるんだろうな・・・その奥には瀬戸内海も拝めるぞ。春節で中国の工場が稼働しないとPM2.5も影響しなくなるんだろうな・・・


奥が東峰で 手前二つが縦走してきた尾根になる。こうやってみると思った以上に歩き甲斐のある山なんだな、真田ヶ岳・・・


わしはラーメンは袋めん派なんだが 山に来たときはカップ麺になるんで 最近はせっかくだから滅多に食さない いわゆる「高級カップ麺」をいろいろ試すようにしている。日帰り登山の場合、基本的に荷物は食料と調理器具くらいしかないしな。

いやいや、美味しゅうございました。

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てなわけで 昼飯を食って一服して 帰りは来た道をそのままトレースして 今回も山道で土に還ることもなく 無事山行終了。
標準で1時間半程度のルートだと思うが、のんびり歩いて昼飯でゆっくり休憩して3時間程度かかったな。

まあ、行程のスピードよりも景色や「楽しむ」ことを重視しているから別に時間がかかってもいいんだが、やはり目安としてはできるだけ標準参考時間に近づけるようにしたほうが良いのかしら?

ふふぅ~・・・

2 件のコメント:

  1. 真田ヶ岳は何回か行きましたが、東峰は未踏です。
    おかげさんで、今まで行かなくて正解!
    ということが分かり感謝~!いたしております。
    ちなみにオヒトリサマ~、をポチッってしまいました。
    2.5メートルの使い道は内緒です(笑)。

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  2. アユミトノボルさん>真田ヶ岳東峰、もともと森林公園として整備していたという話も聞きますが 徐々に自然回帰が進んでいて 勿体ないというか もう少し何とかならんのかと思ってしまいます。勝手に鎌持って切り開いて行ってもマズいんでしょうが・・・

    オヒトリサマ、買われましたか。
    そうと分かってればアフェリエイト張っておけばよかったかな・・・(-_-;)

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