2015年11月7日

柿下温泉

さて、今回 東峰村でのトレッキングを終えた後にやって来たのは 鉱山の町・香春町にある「柿下温泉」

名前は聞いたことがあるが 正直あまりメジャーではない存在で わしも下調べをしてなかったからどんな施設なのかは行くまで判らなかったぞ。

北九州市から英彦山に向かう国道201号に たまたま案内板を見つけたんで 思い立って訪問したんだが、なんでも高濃度のラドン泉が自慢の療養目的施設で 近くには平成筑豊鉄道の「柿下温泉口」という駅まであるんで それなりに地元では知られた存在らしい。



郊外の山麓・・・周囲には採掘場とか産廃処理場とか そういう環境だが ぽつんとあるこの建物が「柿下温泉」



なんでも基準値の4倍以上のラドン含有量を誇っているんだそうな。



すぐ傍には温泉スタンドもあるぞ。

では600円払って早速 お湯を頂くとするかのぅ(´ー`)

ちなみにこちらの脱衣場はノーリターンの50円玉利用のコインロッカーのみで 脱衣かごなんかは用意されていないから 入浴料のほかに50円玉は必須じゃ。





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柿下温泉

福岡県田川郡香春町大字柿下1290

泉質 :単純弱放射能冷鉱泉 PH6.0 15.7℃
効能 :通風、慢性消火器病、慢性胆のう炎、胆石、神経症、筋肉痛、関節痛、糖尿病、肝臓、神経病、筋肉痛、外傷後遺症、運動麻痺など(飲用・浴用・吸入)
営業時間 :10:00~22:00 第1・3火曜休
料金 :600円

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自慢の「高濃度」というラドン含有量は41.86マッヘ。温泉法では8.25マッヘ以上は温泉として、そして30マッヘ以上は療養効果有りとして認められているらしいんで かなりの含有量と言うことが判る。

ただ、ラドンとかラジウムとか 放射能泉の場合、キュリーだのマッヘだのシーベルトだのベクレルだの色々単位があって 正直 統一して欲しいと思うんだがな。

ちなみに比較してみると 鳥取の三朝が142マッヘ、広島の潮原温泉が114マッヘ、スパ羅漢が64マッヘ、山口の石船温泉で40マッヘくらいということじゃ。



やっぱりジモティでごった返していて内部の写真などは撮影できるわけも無いんで こちらは柿下温泉HPより無断借用。

L型の大浴槽に水風呂、スチームサウナ、打たせ湯、そして露天風呂という趣向で 昔ながらの正統派温泉センターと言う感じ。

ちょっと前まで背中に絵画を背負った人たちがタムロするギャラリーの様相だったらしいが 警察の指導が入ったようで 今回訪問した限りでは客層はいたって普通。

やはり観光客が来るような場所でもないし、地元民メインだが 騒ぐ子供も居ないし お客さんは多いが療養泉らしい落ち着いた雰囲気だ。

お湯は特徴の判りにくいラドン泉の定番、無色透明無味無臭。
ただ 露天風呂はともかく スチームサウナや打たせ湯、浴室の造りからみてもラドンの効力をできるだけ取り込もう、という意図は感じられるし そういう意味でも好感は持てる施設だと思う。

ただ 温泉目的でわざわざ遠くからやってくるような施設ではないことも また事実かな・・・
てなわけで「オススメ」はしにくいが わしはこーゆー雰囲気も嫌いじゃないぞ。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    先日、私もここで入浴したのですが、全身にイラストのある方がスタッフに連行されて退去させられてました。
    刺青お断りの注意書は必ず見ますが、実際に追い出されてるのを見るのははじめてでした。

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  2. KKさん>ネットではけっこうそういうアーティストの客が多い、という記述がありましたが 今回はまったくそういうことが感じられなかったんですが・・・やっぱそうだったんですねえ。
    スタッフさんも大変だぁ・・・(;´д`)

    でも、そういうシーンが拝めるのは とても貴重な体験だと思います。私だったら即 ブログのネタにしますが・・・

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