うきしま工房

週末に実家に戻ったものの、年老いた母親を置いといて　独りでそそくさと芸北に出向き　のほほんとキャンプなどをして家を留守にしてしまうのも　人としてどうなんだろう？

・・・と、たまに後ろめたい気持ちにもなる今日この頃、手ぶらで戻るのもアレなんで　手土産としてシュークリームなどを買って　いろいろ誤魔化すことに。

で、やって来たのは最近　ブログ他メディアで　なにかと名前を聞く「うきしま工房」。

萩グランドホテルの隣に5月にオープンしたシュークリーム専門店で　存在は知っていたが　なかなか来る機会がなかったのじゃ。

ちなみに　こちらの屋号なんだが、グランドホテルのある弘法寺一帯は「浮島」という地名で　そこからの命名らしい。　すぐ傍にあるバス停も「浮島」と書かれているぞ。

いろいろなシュークリームがあって　目移りはしたが　とりあえず初心者なんで　うきしま工房イチオシの「伝説の生シュー」をオーダー。母親と兄貴家族の分と当然　自分の分として　お土産用に5つほど購入。

店内で食べることも出来るんで　焼きチーズみたいな奴もコソッと食べてみたかったが　今回はグッと我慢じゃ。

ちなみに　うきしま工房のチーフパティシエのお父さんが　かつて萩で一世を風靡していた洋菓子店「神戸屋」の職人さんで、こちらの看板商品、「伝説の生シュー」は　当時の神戸屋のシュークリームを再現したものなんだとか。

こちらがその「伝説の生シュー」。一個190円。

今風のパリッとした感じのシュー皮ではなく　昔ながらの柔らかいタイプのものが使われている。

わしなどはスーパーでヤマザキの5個入り250円くらいのシュークリームを購入して　独りでパクパク食ってしまうような食生活を送っているんで　「一個190円のシューって・・・」と思ってしまうわけだが、中にクリームがこれみよがしにたっぷり入っているんで　納得も出来るかな？

うちの母親に「これ　一個190円もしたんだから　ちゃんと味わってな～」と　恩着せがましく告げると、

「でも昔の神戸屋のシュークリームも170円くらいしたから　そんなもんじゃないの？」とか　あっさり返されたぞ。そうなんだ・・・

神戸屋も閉店してから何年になるか忘れたが　今は萩往還の起点となる唐樋札場跡の近く、アーケードの入り口にあって　やはり「神戸」というハイカラな響きが高級感を醸し出していて　感性が庶民から抜け出せないわしは　どちらかといえばアーケードの反対側、萩幼稚園近くのパン屋のほうが利用頻度が高かったかな・・・(´ー`)（←遠い目・・・）

しばらくして　明倫小学校前の喫茶アムールの横に　より高級感をアップさせた支店がオープンして　「萩にこんな本格的な洋菓子屋が！！」と、当時は驚愕したものだが・・・

そういう洋菓子を　どうやって食うのか　どういう時に利用していいのか、そんなことすら判らない純真無垢な田舎の子供だったんで　なにか余程の事がないと利用することもなかったかな。その当時にこのシュークリームが存在していたかどうかは知る由もないけど。

神戸屋の思い出ついでに思い出したが　喫茶アムールも「見た目　まんま喫茶店」なんで　青春時代に1度くらいは利用したか　しなかったか、、、くらいの思い出しかないなあ。

小学生の頃にフォーリーブスが萩でコンサートをしたときに　彼らが「喫茶アムールでカレーを食ったらしい、」という　見たわけでもない　半分　都市伝説のような話は妙に記憶に残っているんだがなあ。

萩市でコンサートといえば　野口五郎がやってきたときに　若い女性客がキャーキャー叫んで全然唄を聴いてもらえず、「だから田舎者は・・・」と愚痴をこぼしたとか・・・これも噂を聞いただけの都市伝説レベルの話なんだが。

実際に見た、といえば　やはり萩市民館で海援隊がコンサートを開いたときに　小学生だか中学生だったわしが自転車で市民館の裏をフラッと走っていると、楽屋出口で一人佇んで　美味そうにタバコを吹かしている武田鉄矢を目撃したときは　全く芸能人のオーラを感じず　それはそれで驚いた、とか・・・

そういえば　萩市民体育館にプロレス興行があったときに　流血試合でリング下に飛び散ったラッシャー木村の肉片付き血痕を　同級生の友人KA-が嬉しそうに色紙に押し当てていたとか・・・

いやいや、何の話かわからなくなってしまったが　萩市にもいろいろな伝説があるものじゃのぅ・・・(´ー`)