2014年9月17日
ユートピア・アタック!③
こちらが大山の全容と 黄色い線が今回トライした「ユートピアコース」。
三鈷峰も目の前だが、とりあえずココに来るまでに体力を消耗しすぎたし、ちょうど昼時なんで 避難小屋の中で飯でも食ってから動き出しますか・・・
避難小屋の内部は土間と板間に分かれていて 板間は6畳くらいかな?ひとり1畳割り当てで6人が快適空間の限界ってとこかな?
携帯トイレ&着替えブースなるものが実験的に用意されていたが、これがどんなものかというと・・・
むぅ・・・このスケベ椅子のような物体に携帯トイレをセットして用を足せ、というプレイ・・・いや、趣向らしい。
まあ、このような山の中だと またいで腰を下ろすのも躊躇われるような トイレというより「すごいもの」をいくつか見てきたが、それに比べれば遥かに実用的 かつ 簡易で普及も容易かもしれんな。
わしはまだ携帯トイレなるものを使ったことが無いが、案外と利便性と可能性は否定できないかも、と思ってしまったぞ。正直言えばエマージェンシーシートやツェルトなんかより携帯する優先順位は高いんだろうな。
とりあえず誰も居ない一番乗りなんで 居心地の良さそうな隅っこを分捕って、と・・・
昼飯はアルファ米といなばのチキンカレーなど。
アルファ米って 普通に食べれば美味いかまずいかビミョーなところだが、山で疲れた状態で食うと 普通に炊いた米と比べても謙遜の無い復元力で そこそこ食えるもんだな・・・いや、ハッキリ言って美味いぞっ!!
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むう、親指ピークから振子山に向かうコースは崩壊のため非常に危険、か・・・
昼からは振子山から野田が山への縦走コースを計画していたが、天気もガスが出てきて視界も悪そうだし、とりあえず小屋の後ろに聳える象ヶ鼻と 正面の三鈷峰のピークだけは抑えておくか。
象ヶ鼻登山道からユートピア避難小屋と三鈷峰を臨む・・・
むぅ~・・・
象ヶ鼻から天狗ヶ峰、大山の真のピークである剣ヶ峰までの縦走ルートは 頂上崩落のため通行禁止になっているのは心得ていたが、まさか象ヶ鼻そのものも崩落のため通行止めになっているとは思わなかったな・・・
このあと、三鈷峰を目指そうと思ったが ユートピア全体が雲に包まれてポツポツと雨まで降り出したぞ。
まいったな・・・今回は天気予報を信じきって 雨合羽の類は持ってこなかったしなあ。
よく考えたら今まで大山を麓から眺めても 頂上付近は雲がどこかしら掛かっていて 完璧な姿の山容はそんなに見たことが無かったし、いくら天気予報が晴でも大山の頂上は通用しない、というのを肝に銘じておくべきだったな。
仕方ないんで 持込んだワインなどをチビチビ飲んで 惰眠を貪っていたぞ。
4時頃になって2人ほど わし同様に山小屋泊のトレッカーがやってきたが、いろいろお話を聞かせてもらって時間を潰すことに。
実は小屋に置いてあった落書き帳に「一人で小屋泊をしたらオバケが出た」という趣旨のカキコミがあって 少々ビビッていたんだが、とりあえず複数人いれば大丈夫じゃ♪
一人は60過ぎのオッサンで 鳥取大学ワンゲル部のOBというツワモノ。まさに大山は自分の庭みたいなものらしく 今回も一向平から野田ヶ山~親指ピーク~振子山を経由して6時間かけてやってきたんだとか。(危険地帯の親指ピークも藪の中をトラバースして越えるのに1時間以上掛かったんだとか。 わしみたいな初心者シロートが手を出さなくて正解だったな・・・)
このオッサンに幽霊のことを尋ねると「ユートピア小屋は明るいし 幽霊は出ない」・・・と断言していたぞ。
ただし リアルに出るのは屏風岩から落ちたクライマーを荼毘にふす場所が近くにあったという別の小屋なんだとか・・・
むぅ・・・(゚Д゚)
もう一人はわしと同じくらいの年の人で 奈良からやってきたらしい。この人も普段はアルプス方面を中心に歩き回っているんだとか。
ザックもわしが一番軽そうだし、経験値的にもわしなんかよりワンランク、ツーランク上のようだな・・・ま、仕方ないことだがな。
で、この山屋さん2人は 到着して一息ついて 5時半頃に食事を済ませて6時過ぎにはシェラフにもぐりこんで睡眠に入ってしまったぞ・・・むぅ、わしは思いっきり昼寝をしてしまったし さすがに夕方6時から眠ろうという発想そのものがなかったな・・・
しかしながら山小屋の外は既に暗く、雨なんで何も出来ないし 明かりをつけたりラジオをつけるのも安眠妨害になるんで何も出来ず 、結局はすることが無いんでシェラフにもぐりこむことに。
やっぱ疲れているんだろうな、なんだかんだで7時前には意識を失って死んだように眠ってしまったぞ・・・
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そんなこんなで 激動の大山初日は終了。2日目の様子はまた明日じゃ!
よろしくネッ!!
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