2014年8月15日

ウルトラセブン展@周南市美術博物館

全く晴れ間の望めそうに無い盆休みも早くも後半に突入・・・(´・ω・)



てなわけで 特に何もすることも無いんで 今日は友人KYOJUを引き連れて 周南市の美術博物館で8/1より開催されている「ウルトラセブン展」に出向いてきたぞッ!

他にネタもないんで 今日はそのレポートじゃ!!くわっ!!




今更でもないが ウルトラセブンは「ウルトラQ」から現在まで続くシリーズの中でも 渋いストーリーと設定で一番人気と言っても差し支えない作品だと思う。わしも「Q」と「セブン」のDVDは揃えているが やっぱ「大人の鑑賞にも堪えうる作品作り」というスタッフの意気込みを 展示されている資料からも読み取れるし 今見ても十分楽しめる内容だと思うしな。

当然 特撮技術と言うものは昭和40年代に比べれば今は格段に進歩しているが、企画段階の「信念」というか「骨」の部分は セブンのような作品と比べれば今の作品は随分お手軽になった・・・という感じがしないでもないわけだ。



展示場内はカメラの持ち込みは当然 禁止されているが、お子様向けに記念撮影コーナーが設けられていて 親子連れや わしのような妙齢の中年のオッサンが必死こいてバシャバシャと撮影していたな・・・(´ー`)



ストーリーや設定もさることながら ウルトラQからセブンにかけての魅力の一つに 成田亨の手がけたモンスターデザインの秀逸さが挙げられると思う。

展示会場に入るとまず最初に 撮影やイベントなどに使われた怪獣たちの着ぐるみが並べられているんだが、思った以上に結構でかいし ゴツい。スーツアクターはこんなものを着てアクションをしているのか、と 感心するが、迫力があって こんな宇宙人が実際に地球に侵略しに来て動いてれば確かに怖いな、と いう説得力があるぞ。 

お化けや妖怪のような怖さではないが 妙な説得力があるから小さい子供が見て怯えるのも判るぞ・・・



ウィキペディアによると 成田亨はウルトラマンを秩序の象徴とし、怪獣を混沌の象徴と意識していたらしいが 怪獣のデザインについては

  • 怪獣は妖怪ではない。手足や首が増えたような妖怪的な怪獣は作らない。
  • 動物をそのまま大きくしただけの怪獣は作らない。
  • 身体が破壊されたような気味の悪い怪獣は作らない。
という三原則を打ち立てたんだそうな。

侵略宇宙人のデザインについても「地球人にとっては悪でも、彼の星では勇者であり正義なのだから、『不思議な格好よさ』がなければいけない」という信念も持っていて それゆえ今見ても全く色あせないバルタン星人やメトロン星人などの芸術的なデザインがいくつも生まれたんだろう。

「新マン」以降のウルトラシリーズ、あるいは他の特撮番組でもツインテールやベムスター、タッコングなどのような記憶に残る秀逸なデザインの怪獣も確かにあるけど、成田氏の「三原則」を無視したような怪獣が大量に生み出され、結果としてセブン時代の怪獣がより輝いた存在になったんじゃないのかなあ?

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展示内容は撮影に使われた着ぐるみや小道具に始まって 台本や設定資料、当時の玩具や絵本、レコードなどのキャラクター物など。 あと 一日に何回かエピソード単品の上映会もやっているようじゃ。

恐竜戦車のキャタピラだけ展示されても どう反応していいか悩んでしまったが、まあ小さいお子様から大きなお友達のマニアまで楽しめる内容だと思う。

ウルトラシリーズの中でもセブンだけに特化した内容だが、怪獣一体一体に説明が付けられているから それをいちいち読んでいくだけでも1時間や2時間はあっという間に過ぎてしまったな・・・(´・`)



売店で販売されているウルトラグッズは やはりマニア向けなのか妙に高価なプライスが付けられていたんで ちょっと手が出なかったな・・・
個人的にはアンヌ隊員のキーホルダーがちょっと欲しかったが・・・(*´Д`)

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