2014年6月25日

【備忘録】鹿児島県の温泉

過去のブログ、サイトで紹介した温泉。 説明文はブログやサイトからの過去記事のコピーが中心。

山口県から遠いエリアの温泉は主に日本一周旅行の時に立寄ったもので データが古いために営業時間や料金等は割愛します。

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  • 山之城温泉
    姶良郡牧園町高千穂



    ※山之城温泉は鹿児島・霧島温泉の硫黄谷温泉と林田温泉の近くの林道を進んだところにあるんだが、詳しい場所はココでは割愛させてもらおう。

    立ち入り禁止エリアなんで途中からゲートを乗り越えて徒歩でのアプローチとなるんだが 硫黄の臭いの立ち込める山の中を1キロちょっと歩いていかなくてはならない。



    噴気孔でシューシューと不気味な音を立てて吹き上がった源泉が流れ込んだ 川全体がそのまま温泉となっている。上流から下流に掛けて岩で作られた天然の湯舟が点在し その何処に入ってもOK。ただ 場所によっては川底からもぐつぐつと煮えているんで 迂闊に足を突っ込むと大やけどをしてしまう可能性も有り。

  • 妙見温泉・和気湯
    姶良郡牧園町妙見温泉



    ※国道223号から「くすしき国の虹の吊橋」を渡り、細い道を突き当りまで進むと駐車場があって そこから川沿いに少し進むと「日本最古の温泉」と銘打たれた浴槽のみの簡素な「和気湯」がある。

    完全無料・24時間開放の混浴露天風呂。お湯は炭酸の泡がポコポコと立つ新鮮なもので たぶん鉄の成分の湯の花だと思うが 赤いゼリー状の物体がプカプカ浮いている 非常に素晴らしいものだ。(普通の人が見たら「汚れている」と思うんだろうけど・・・)



    ちなみにすぐ傍の川の中には自然石で囲まれた湯舟があり、その中もポコポコと温泉が湧いている。あまり入る人もいないようだが こちらも風情は満点なんで あわせて入浴することをオススメするぞっ。





  • さくらさくら温泉
    霧島市霧島田口2324-7



    ※この「さくらさくら温泉」はオシャレで落ち着いた外観と店内で 特に若い女性に人気らしい。 お風呂も女性客を意識してか男湯は内湯1に露天2に対して 女湯は内風呂2、露天4と 圧倒的に女性客優遇政策を取っているようだ。
    露天の一角にちょっと離れた採泥場からスタッフが取ってきた泥を溜める石製の箱が置かれていて、その泥を全身に塗って乾かすこと10分・・・きれいに洗い流すと肌に美白効果が現れ、塗って乾かす行為を数回繰り返せば肌がつるつるになるんだとか。


  • 新湯温泉・新燃荘
    霧島市牧園町高千穂3968



    ※この新湯温泉では 過去に硫化水素中毒による死亡事故があったらしく、現在は換気に細心の注意がされているが30分以上の入浴は堅く禁じられている。 うっかり長湯をすると旅館の番頭さんが早く出てくるように呼びに来るらしいから ゆっくりと湯治をするには やはり観光客の多そうな連休を避けるか 宿泊で利用するのがベストのようじゃ。
    乳白色の色といい、皮膚の深層まで染み込むほどの強烈な硫黄臭といい、山々に囲まれた周囲の環境といい、お湯もロケーションも最上級の一品。 霧島方面に出かけることがあれば迷わずオススメじゃ!!


  • 吉松温泉・鶴丸温泉
    姶良郡湧水町鶴丸622-5



    ※九州屈指の黒湯と評判のモール泉。確かにウーロン茶のように黒く染まったお湯で 成分が濃くやや油っぽい匂いのする極上の湯が掛け流しで注がれ 肌に付けた瞬間にツルツル感が感じられる素晴らしい一品。手作り風で趣のある露天も有り。
    久しぶりに感動のあまり唸ってしまった一品だが これほどの温泉が200円で利用できる、というのが羨ましい限りじゃ。


  • 栗野岳温泉・南洲館
    姶良郡湧水町木場6357



    ※西郷さんが湯治にやって来たという由緒正しい温泉宿で 「九州八十八湯巡り」の一つとしてエントリーしているほか、「日本秘湯を守る会」にも加盟しているらしい。
    肌にキシキシとくる強酸性の極上湯。あまり長湯をすると肌がツッぱる感じがするから肌の弱い人は注意が必要かな?



    舐めてみると明礬系の強烈な酸っぱさが感じられるが 硫黄泉の割に匂いはそんなにキツクはなかったように感じたな。


  • 紫尾温泉・紫尾区営公衆浴場「神の湯」
    薩摩郡さつま町紫尾2165



    ※神社の下から湧き出すお湯を利用した共同湯。浴槽は2つに分かれていて お湯はチラホラと黒い湯の花の舞う 薄くグリーン掛かったもの。
    入った瞬間に硫黄の香りと肌がツルツルになる実感があって 「コレは良いお湯だ!」と直感でわかってしまう素晴らしいもの。
    ただ いちおう衛生管理のために塩素が投入されているような表示があったが そんなに気になるレベルではなかったと思う。まさに「新日本百名湯」にふさわしい実力の持ち主で 万人に判りやすいオススメの湯じゃ!




  • 川内高城温泉・共同湯
    薩摩川内市湯田町6763



    ※小判型の2つに仕切られた浴槽が一つあるだけのシンプルな作りで、パイプから源泉がトクトクと注がれている。

    パイプをずらしたり水道水を投入したりして温度は好きなように変えられるが 基本 源泉が高いんで何もしなければ熱くて入れない状態じゃ。



    お湯は無色透明のアルカリ性。白い湯の花の舞い、入るとすぐに肌がツルツルする わかりやすいもの。九州の公衆浴場のスタンダードというか古典と言うか お手本のような施設じゃ。




  • えい別府温泉センター
    南九州市頴娃町別府5991-2

    ※えい別府温泉センターは町営では一番古い立ち寄り温泉。開聞岳が眺められる丘の上という立地で 地元民のほかに旅行者にも人気がある施設らしい。

    感覚は銭湯なんでシャンプー類も置かれておらず露天もないが、内湯は気泡風呂、電気風呂、打たせ湯、水風呂、サウナ、寝湯と 330円という価格の割りに充実度は大したもので、肝心のお湯も薄く茶褐色に濁り ツルツルの浴感が印象的ななかなかのもの。


  • 開聞温泉
    指宿市山川岡児ヶ水1446



    ※湯舟は2つで温度も2種類。どちらが熱いかぬるいかはお客さんの好みで変わるんじゃないかな?

    お湯は色を見ても判るとおり、透明度がほとんど無いほどの濃さで 鉄分を含んだ少し塩分を感じるタイプ。
    全国で10の指に入る、という評価だが わし的には島根県の柿木温泉と成分はそう変わらないような印象だったな。



    まあ、個性たっぷりの張り紙は確かに唯一無二の存在だと思うが・・・




  • 区営 鰻温泉
    指宿市山川成川6517



    ※指宿市街地からそんなに離れてないんだが、山と湖によって隔離された鄙びた環境と 泉質そのものの良さが人気の温泉地。

    楕円形の数名入れる湯船がひとつだけ、という スタンダードかつシンプルな造りじゃ。お湯は硫黄泉で 町のあちこちに湯気を見ることが出来るから 雲仙や阿蘇のようなガツンとしたものかと思ったが、温度に慣れるまでそれなりに熱いものの ツルツル感があって無色透明のもの。
    においもそんなにキツクないから「硫黄の匂いが気になる」という人でもそんなに抵抗ないんじゃなかろうか?


  • 指宿温泉・野次の湯温泉
    指宿市 十町 1068番地



    ※立ち寄り湯は弥次ヶ湯大黒湯の2つの源泉があり、男性は2つが隣り合わせになっているんで どちらも堪能することが出来る。(大黒湯女湯・大黒湯男湯・弥次男湯・弥次女湯の順に浴室が並んでいるんで 女性の場合は服を着て移動する必要がある)

    立ち寄り施設の後ろには湯治客用の宿泊棟があって 専用の浴室もあるようじゃ。
    浴槽には新鮮でやや白濁したお湯がどんどん掛け流しで供給され、少し熱いくらいだが肌がピシッと引き締まる浴感は素晴らしい。

    お湯はダシの効いたスープのような塩味で 湯舟周辺は湯の花成分で赤くコーティングされているとおり濃い成分。良く温まるし なかなかの一品じゃ♪


  • 指宿温泉・砂楽
    指宿市湯の浜5丁目25-18



    ※指宿と言えば砂蒸し風呂のココが何と言っても代表格。




  • 鹿児島温泉・城山長寿泉
    鹿児島市城山20-1



    ※鹿児島市・城山公園のすぐ裏にある、九州八十八湯エントリーの入浴施設。

    浴槽は2つで源泉がドバドバと勢い良く掛け流されている「岩風呂」と そこからオーバーフローした注がれる「タイル浴槽」。そして水風呂とサウナ、打たせ湯、、、と この価格でこれだけの施設は立派。ただ基本は銭湯なんでシャンプー類の備え付けはなし。


  • 市比野温泉・下之湯共同浴場
    薩摩川内市樋脇町市比野2576-1



    ※市比野温泉には上之湯、下之湯の2つの共同浴場があって どちらかというと「湯治」の雰囲気が強い使われ方をしているようだ。


  • 入来温泉・紫垣湯
    薩摩川内市入来町副田



    ※お湯はやや熱めで うっすら緑色掛かったダシの利いた素晴らしい極上湯。ココの特徴は洗い場のお湯が「上がり湯」として溜められていて、その湯で体を洗う、というシステム。
     
    上がり湯なんで直接 洗面器を湯に浸けるのはご法度。一旦柄杓で汲み取るか蛇口から洗面器に取るようにしなくてはならない。
    文章で説明するのは難しいが このお湯の使われ方には感動したし お湯そのものも素晴らしい。温泉文化と言うのはこういうものだ、というお手本のようなもので ふるさと創生資金で地下何百メートルから汲み上げた特徴の無い温泉を使ったような急ごしらえの施設では 到底マネのできないものだろうな・・・


    ただし、先に取り壊されたもう一つの共同湯「アゼロ湯」に次いでこの「紫垣湯」も近々取り壊されて まとめた形でリニューアルされる予定だとか。
    温泉も一期一会というか 存在している内に入れて良かったぞ・・・(・ω・)


  • 日当山温泉・西郷どん湯
    霧島市隼人町内1465



    ※日当山とかいて「ひなたやま」と読むんだが、西郷どん湯は名前の通り、西郷さんが足しげく通ったお気に入りの温泉であると同時に 霧島市くくりで塩浸温泉あたりからの「龍馬・お龍のハネムーンロード」とかなんとかのルートにも加えられている。



    採光の窓が広いんで明るい浴室には 4~5人が入れる浴槽が2つ。適温に調整された湯と源泉オンリーの熱めの湯の二種類が楽しめる。 
    お湯は無色透明でやや塩分を感じ 肌にツルツル感のあるタイプの綺麗なもの。毎日入るにはちょうど良い塩梅じゃなかろうか?


  • 日の出温泉・きのこの里
    霧島市牧園町窪田3698



    ※外見はどう見てもドライブイン風の蕎麦屋なんだが、第35回全国植樹祭を記念し、林業の拠点造りの一環として開業した施設、ということじゃ。

    メインはやっぱり蕎麦を中心とした食堂・喫茶店なんだが離れに自家源泉を持っており、新川渓谷の大自然を望みながらお湯を楽しむことのできる隠れたスポットとなっている。 入る前に気づいたんだが 「九州八十八湯巡り」にもキッチリ記載されている実力を持っているぞ。

    内湯はあつ湯とぬる湯の2つ。褐色に濁った源泉は金気臭のある一級品で飲用も可能。
    源泉が高いんで 多少は霧島の天然水で適温になるまで薄められているらしいが 肌にはスベスベ感の残る柔らかい湯。なにげに新川渓谷温泉郷の中でもトップクラスの泉質、という評価もあるようじゃ。


  • 塩浸温泉
    霧島市牧園町宿窪田3606



    ※以前から「龍馬・お龍 日本最初のハネムーンの湯」というのをウリにしていたんだが、公園化によって温泉よりそっちのほうがメインになった感があるかな。
    浴槽は2つで2種類の異なった源泉が注がれている。



    奥の少し広めの浴槽に注がれているのが「塩浸温泉」で、典型的な炭酸水素塩泉の濁り湯じゃ。なんでも析出物が塩の塊のように見えるからその名が付いたらしい。

    手前の二人くらいがやっと入れる程度の小さい浴槽に注がれているのが、鶴が傷を治しているのを見て発見されたという「鶴の湯」源泉。



    塩浸に比べてやや温度が低いが 鮮度・泉質・浴感はこっちのほうがより上品で印象的。 実に素晴らしい湯で わしは迷わずこちらをオススメじゃ。

    夕方とか他に地元民や温泉が目的の入浴客が居るときは競争率は高そうだが 独占できるようなら小一時間浸かっていれば幸せな気分になれることウケアイじゃ!!


  • 平落温泉(山の湯)
    霧島市牧園町窪田



    ※鉄分の多いラムネ泉で あちこちが温泉成分で赤く変色しておる。実に効果のありそうな良いお湯だったが、2013年に再訪したところ完全に閉鎖されて草に埋まっている状態だったな・・・




  • 丸尾温泉・川の湯(目の湯)
    霧島市牧園町



    ※霧島自然探求路にある日本最古の岩風呂。24時間開放の無料混浴露天風呂。

    白濁したお湯が流れる川に いくつかの滝つぼ状の入浴スポットがあって 場所によって温度も多少違うんだが わしの入っているところが深さも適当にあって温度も適温だったぞ。
    人目はやはりビシビシ感じるんだが 泥がモザイクとなって秘部をやさしく隠してくれるから問題はナッシングだ。(そうか?) 

    見た目は相当なインパクトがあるんだが お湯そのものはクセの無い硫化水素の素晴らしいものなんで 人の目を気にしないで 是非とも試してみることをオススメするぞ。

  • 道の駅くにの松原おおさき「あすぱる大崎」
    鹿児島県曽於郡大崎町神領2419
    ※道の駅隣接のホテル系入浴施設。ほとんど記憶に残ってないが充実装備で低価格だったようなイメージがあったな。

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